値引きについての勉強会を実施しました。
驚きでした。研修受講者のほとんどが値引きを毎回しているとお聞きしたからです。

 積水ハウスの営業時代、新人1年目、6件の契約をしましたが実質の値引きはありません。お客様からも特別な要求はありませんでした。極めて当たり前に値引きなしで契約しました。

 かつて住宅業界の新聞に7年間連載をしていました。
その折にコラムの中でも書いたことがあります。
お客様からもっと信頼される住宅業界になろうよ・・・と。
業界の信頼獲得のためにも値引きは辞めようと書かせていただきました。

 デパートで、あるいはコンビニで目玉商品はあってもその場での値引きはありません。
適正価格で商売をすることが信頼の証ではないでしょうか。

 また値引きと営業力は間違いなく関連があるという話をしました。
営業力のある人ほど値引きをしないということです。
つまり値引きが増えてきたら営業力が低下してきていると考えて間違いありません。
 また営業力のある人ほど大型受注が得意のようにも感じています。

 紹介を頂いて契約する場合も、ほとんどの場合値引きが少ないのが一般的ですね。
信頼と値引きも大きく関係するように思われます。

 企業の本質は社会貢献もあるでしょうが、営利を目的とするものです。
営業社員は会社に対してしっかりと利益貢献する必要があります。
どうしてもやむを得ず、値引きをするときはきちんとした約束をつけることも必須条件ですね。
建築工期の前倒しや、見学会としての使用許可が典型的な例でしょう。

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 この日参画された営業の方々の意識は高いと感じていますが、是非値引きを是正した形での契約を望みたいものです。