今月1日から「日本経済新聞」の『私の履歴書』は積水ハウスの和田勇会長(CEO)が連載されています。
 この『私の履歴書』には、かつて積水ハウスの田邊社長や、大和ハウス工業の樋口会長も執筆されており住宅業界としては3人目の登場ですね。
 和田会長はかつての私の上司であり、今も積水ハウスのトップであるだけでなく住宅業界の牽引車でもあられます。
 畏敬の念を持って読ませていただいております。

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 まだ始まってばかりではありますが、とにかく興味深く毎日新聞が楽しみです。

 実は会長には大変に申し訳ないのですが、個人的に和田会長にはとにかく怖いイメージが先です。
ですが、尊敬や感心することも多いことも事実です。
そして何よりも今の私を育ててもいただきました。
また当時全国一若い支店長にも抜擢していただきました。
僕も期待にこたえ日本一の支店を作りました。

 和田会長の健康管理には敬服するばかりです。
お若い時代から何があっても毎日1時間のウォーキングは欠かされないで今も続けてらっしゃるはずです。

 仕事では褒めていただくことはなかったですね。
春日井の店長時代、1カ月に店のメンバーで17棟契約した時に喜んで報告をしたのですが、「お前ひとりで契約したのか」と一蹴されてしまった思い出があります。
が、和田会長独自の部下育成法だったようです。

 また二人で昼食をいただいた時、お互い麻婆飯を食べたのですが、会長(当時中部営業本部長)の食べる時間の早いこと、僕も上司に失礼があってはと懸命に食べたのですが、まだ3分の一の状態で「行くぞ!」と言われびっくりした思い出があります。(流し込むといった感じでした)食事のみならず、たえずスピードを持って業務をこなす姿勢も教えていただきました。

 そんな和田会長ですが、この連載によると、随分とご苦労もあられたようです。
怖い存在ではありましたが、心の奥底には人に対しての優しさが溢れていた方だと振り返ります。

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 写真は僕が岡崎支店長時代に、当時の奥井社長(日本経団連副会長)、和田専務(現会長)とご一緒した時のものです。

 今回の『私の履歴書』最終回まで楽しみにしっかりと読ませていただきます。加えて勉強もさせていただきます。
和田会長にあられましては、現在も日本の住宅業界の発展に寄与しておみえですが、今後ともお元気でいつまでも住宅業界の柱であられ、ご活躍して頂きたいものです。(感謝)