7月2日の日本経済新聞「ニッポンの家アジアへ」と称して大きな記事がありました。

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 消費税後の日本の住宅着工戸数の減少が住宅業界の危機となっていますが、ここへきて海外で活路が生まれてきているといった感じです。

 これまでは価格の問題が大きかったかもしれませんが、発展途上国の経済成長が進むにつれ、日本の住宅会社の海外進出は具体的で現実的なものとなっているといって過言ではありません。

 現在、中国・大連をはじめ、瀋陽、タイ、ベトナム・ビンズン省、マレーシア、インドネシア等、先にはオーストラリアやアメリカ、韓国にも進出はしていますが、ここへきて身近なアジア諸国での参入が目立ってきました。

 日本の家はその品質、快適性において他国の追随を許しませんね。
中国人の関心を集めるのは大気汚染物質を通さない密閉性のあるサッシ、雨漏りのしない天井、防犯対策のロックがあるカギ、マレーシアにおいては断熱性や埃が入ってこない機密性が評価されています。

 偶然ですが、知り合いでもある積水化学の藤原海外事業推進部長のコメントが記事となっていました。「新興国では品質が重要なポイントとなる」といった内容です。

 勿論住宅ローンの問題などまだまだ住宅の普及には課題も山積みですが、間違いなく日本の住宅業界に明るい光が見えてきた感はします。

 住宅業界にとってその市場がインターナショナルになってきたことだけは事実といってよいでしょう。

 頑張ろう日本、日本の住宅業界に発展あれ!と叫びたい気持ちです。