偶然ですが、先日乗車したタクシーの運転手さん、2度目の乗車で良く僕のことを覚えていてくださいました。それだけのことでも嬉しいものですね。

タクシー会社というとすっと思い起こさせる会社は京都に本社を置くMKタクシーですね。
運転手さんが自分の席から降りてきてドアを開けてくださるドアサービスは皆さんもご存じでしょう。

 今日の話は別のタクシー会社の話です。 
長野県に素晴らしきタクシー会社が存在します。

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 中央タクシーさんといいます。
この会社「お客様が先、利益が後」の考え方で地域で圧倒的な支持を受けているというのです・・・・・タクシー業界は現在90%の会社が赤字状態ですが、そんな中この会社は顧客満足を追求し業績好調を継続しています。

 このタクシー会社には「憲章」が存在します。
 「我々は長野市民の市民生活にとって必要不可欠であり、さらに交通弱者・高齢者にとってなくてはならない存在となる。
私たちが接することによって「生きる勇気」が湧き「幸せ」を感じ「親切」の素晴らしさを知ってくださる多くの方々がいらっしゃる。
私たちはお客様にとっていつまでもこの上なく、なくてはならない人としてあり続け、この人がいてくれて本当に助かりますと思わず涙とともに喜んでいただける、わが社はそんな人々によってのみ構成されている会社です。」

 このタクシー会社には毎日のようにお客様から感謝の声が届くそうです。

 この中央タクシーの創業者、宇都宮会長は理念経営を実践するコツは貫き通す忍耐と根気が必要と説きます。
 この会社も15年間の間言い続けてようやく浸透してきたとのことです。
 まさに経営者側としては根気比べに負けなくて社員に言い続けることの重要性が問われていますね。