1年ほど前にマクドナルドの原田泳幸会長兼社長の講演をお聞きしたことがあります。
先を読む聡明さに「さすが!」という感触を覚えたことが記憶に残っています。

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 今日の報道によるとマクドナルドはこれまで実行してきた「戦略的閉店」を2013年度も継続し110店舗を閉店することを決めたそうです。

 原田会長は現在存在する3300店舗のうち、3分の1に当たる1200店舗が月商1000万円以下だったり、フルメニューが提供できないなど成長に限界があると指摘、今後も閉店に追い込まれる店舗の数は増加しそうです。

 そういった一方で、積極的に推進していく事業としてデリバリーやマックカフェがあります。来年度の100店舗の拡張をはじめ、その後も500店舗以上を計画している様子です。

 勿論、収益をしっかりと見据えた戦略といってよいのでしょうが、こういった戦略には感心させられることが多いですね。

 組織は生き物、弾力的に動かしていくことこそ、世の動きに合わせることに違いありません。
 
 多くの企業において、変化を望まない実態が存在しますが、少しは真似されてみたらいかがでしょう。