この日は広島市で電力会社様とのセミナーの打ち合わせ、その後の時間を使って宮島に顔を出してみました。
旅した時に少しの時間を見つけてその場所の周辺に赴くのはもはや自分の日常になってしまっています。

null null 20111208-DSC00271-1.jpg 20111208-DSC00275-1.jpg 20111208-DSC00276-1.jpg 20111208-DSC00273-1.jpg

 高校時代の修学旅行で観光して以来の宮島、かつてのイメージとは随分と違っていましたね。
 実は船で島に渡った事などまったくといってよいほど覚えていないのです。
宮島に鹿や猿が多いことも、記憶の中には忘れられていました。
「もみじまんじゅう」が名物だったことも・・・。(地元の方すみません)
 ただ大鳥居の向こうに厳島神社が歴史をにおわせて威風堂々と存在感を漂わせていたことだけは記憶の中と唯一一緒でした。(確か来年の大河ドラマ「平清盛」の舞台にもなるのですね)

 どうやら僕も含め、人は忘れる動物のような感じがしてなりません。

実際は人も、街も、国も、文化も、変化していくものです。
成長していく一面もあるだろうし、逆に衰えていく部分もあるといっていいかもしれません。
…つまりは「あの人はこういう人だ」とか「あの街はこんな街だ」とか「あの国はこういう国だ」とか言う固定観念はある種危険もあるように感じます。

 企業の上司が部下を評価する場合にもそういうこともありうるような気がしてなりません。

 一度訪ねた場所に、2度3度繰り返して顔を出すことは新しい発見もあり、自分の見直しにもなるということを改めて再認識いたしました。

 ロープウェイで山頂に登り、眼下に瀬戸内を見つめました。
途中、紅葉が綺麗でした。
獅子岩からは江田島がくっきりと見えました。

島の間をぬって一艘の船が進んでいきました。