学生時代広告研究会に属していました。
社内で作成するチラシは率先して企画した思い出があります。

 写真は2世帯住宅の現場見学会のチラシです。
どちらが表か裏なのかわからない、しかも真っ赤な紙面です。
入社してまだ間もないころ、コピーも広告会社さんと一緒になって考えました。

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 「親への気配りこれで大丈夫、父さんたまには一緒に飲むかい」
核家族化が頂点に達しようとする今、問われるのは大切な家族間の交流。一緒に飲めばこそファミリーコミュニケーション、親子の酒も飲みたい時が旨い時なのだ。

 もう片面には・・・・・
 「子への手助けこれで大丈夫、ありがとうおばあちゃんの知恵袋」
一緒に住めばこそ教え教えられる。だとすれば家族の中の先生という言葉が生まれても不思議はない。茶碗蒸しの出汁はやっぱりおばあちゃんの年の功かな。

 このチラシは当たりました。
なんと2日間で216組のお客様が来場、現場見学会会場は大盛況でした。
時の上司が「何これっ?」と目を丸くしたのですが、「これからは君に任せるよ」とお墨付きを頂きました。

 その後、企画立案した「住まいの参観日」の発想もこんなところから生まれてきたのです。