自動車部品メーカーのユーシンが昨年7月に日経新聞に「社長候補求む!」という人材募集広告を出したのはご存知ですか。
 その条件はといえば「語学堪能・行動力、思考力に優れグローバルな経営を任せられる若手のバイタリティに満ち溢れた人」となっています。
 何と年俸は3500万、社長承認時にはさらにアップといいます。
年功序列や血縁で社長を選ぶよりも、良い人がとれると合理的に判断した結果ですが、逆に誰でもできる仕事をやっている人に給料を払う気持ちは毛頭ないとのことです。

 今後の国際社会での競争激化をにらんでの人材の登用と考えられるが驚くことに予想をはるかに超える1722人が応募してきたといいます。
 もっと人生に夢を!と考えている人にとっては絶好のチャンスでもあるが、こういった企業がこれからも出て来てほしいと期待したいですね。

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 ユーシンは業績面では過去最高益を生み出している優良企業。 
どちらかといえば今の日本企業にはこういったドラスティックな考えはなく、保守的な考え方がほとんどであるがゆえに、この英断をなした田辺社長に拍手を送りたいものです。

 個人的にもサラリーマン時代、ヘッドハンティングされた経験があります。
条件が良かった事と、やりがいも感じて随分と悩んだが…結果としては社外評価が高かったことで独立の道を選択するにいたった訳です。
 
 21世紀はグローバルな発想で企業も生き残りをかけるべき時代なのでしょう。