何と160万部を突破し、アニメ化も決まったという岩崎夏海氏の「もしも高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら」を読みました。
 こういった本が若い人にも読まれてピーター・ドラッガーの「マネジメント」も、多くの人が関心を持ってくれればという思いがよぎりましたが、案の定ドラッガーの「マネジメント」も随分と売れ行きがよいと聞きます。

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 1、「自らの組織に特有の氏名を果たすこと」    
書の中のみなみちゃんはこれを「甲子園に行くこと」と解釈します。
 2、「仕事を通じて働く人を生かす」    
みなみちゃんはこれを、野球部にかかわる全ての人を生かすことだと解釈する。
 3、「自らが社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題について貢献する」    
みなみちゃんはこれを、野球部にかかわるすべての人に「夢と希望と勇気を与えること」だろうと解釈する。彼らに感動を与え、それを彼らの生きる力に変えてもらうことこそが、ドラッガーのいう「社会の問題について貢献する」事だろうと確信する。
 
 若い人のみならず、社員の一人一人が組織とは何なのか、経営とは何なのか・・・という命題に関心を持ってくれれば・・・この本を読んで終わったという一過性のものではなく、もっともっと経営参画する人達が増えてくれれば組織はぐっと強くなるのでは・・・などと感じました。
 この小説に出てくる登場人物の何人かは AKB48のメンバーがモデルになっているらしいのですが、組織作りに興味・関心を取ってくれる人が増えることを期待したいものですね。