独立してから相変わらず旅を続ける日々が続きますが、かつての自分をふり返ると修学旅行はとても楽しみな行事だったように記憶しています。小学校は岐阜・飛騨の山の中にいた関係もあって修学旅行は1泊2日で名古屋でした。名古屋市内を観光して知多半島で宿泊したのですが、小学6年の当時はそんな小旅行が嬉しくて出発前の夜は眠れなかったのです。

 中学の修学旅行は当時は岐阜県美濃加茂市にいた関係もあって鎌倉・横浜・東京・日光で2泊3日でした。強行スケジュールだったように思いますが、長谷の大仏、マリンタワー、山下公園、氷川丸、皇居、国会議事堂、日劇、東照宮など巡リました。夜の東京の夜景に感激したことを覚えています。

 高校時代は京都から倉敷、広島、岩国、秋芳洞、北九州市でした。大原美術館や、原爆記念館、秋芳洞に魅せられ帰りはフェリーで宿泊して神戸に着きました。それぞれがみんな楽しかった貴重な思い出として残っています。

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 さて最近体験型の修学旅行が増えてきていると聞きます。
例えば、長崎県松浦市で民宿に泊まって「お父さん」「お母さん」と民宿の経営者夫婦を呼びながら、子供達には故郷に帰った様な体験をしてもらおうという試みです。漁体験をしてもらったりして島の暮らしを学ぶという主旨ですね。いいですね。
 壱岐や対馬にも同じような離島体験の修学旅行があるようです。

 実際に体験型修学旅行を行った生徒の声からは「貴重な体験ができて良かった」という評価が多いと聞きます。

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 どこへ行こうというものではなく、旅先で何が体験できるかがポイント、子供達の心にいい思い出としてしっかりと刻まれることが重要かと思われます。

 こういった体験型ツァーは修学旅行に留まらず、実際の観光事業としても現実化しているようです。旅先の地元の人達との触れ合いが素敵な思い出として記憶に残っていくのでしょうね。中には90才近いおばあちゃんが案内してくださるツァーもあるそうで、気さくな触れ合いが人間的交流を深めてくれるようです。いいことですね。