何と初土俵を踏んでから38場所連続で負け越し、実に6年4カ月の間である。
これは相撲の世界の話、とかく白鵬や朝青龍が話題になるが、今回はなかなか勝てない相撲界での苦労人の話だ。

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本名森川勇樹、相撲界での四股名は森麗(もりうらら)である。
競馬界で113連敗したハルウララにちなんで大嶽親方(元貴闘力)が命名した。
1987年生まれの22歳、千葉県出身、初土俵の2003年名古屋場所から2009年秋場所まで38場所連続負け越しのワースト記録、ようやく11月の九州場所に今の森麗の解明して4勝3敗と初めての勝ち越しを達成した。
 2010年初場所ようやく序の口から序二段への初めての階段を上る。
この先相撲界は三段目、幕下と段位があり、そして十両となって関取(一人前)となるのである。通常我々がテレビで観戦するのはまだまだそのうえの幕内であり、いやはや気の遠くなるような世界となってくる。

 それでもこの森麗は頑張るのである。
なんだかこれだけでもう眼がしらが熱くなってきた。
森麗は部屋の仕事を懸命にこなす。
親方はそれを評価している。「ずるをせず、一生懸命こなす。嫌なことも笑顔でやる。そうすれば皆に可愛がられるし、必ず良い方向へ行く」

 住宅会社にあっても、なかなか契約が取れない営業がいる。
本人が懸命に頑張っていても結果が出ない営業が存在する。
 そんな営業にこの森麗の努力を見せてあげたい。
夢を捨てない、相撲界の頑張り屋さんに心より拍手を送りたい。
「頑張れ!負けるな!森麗!!」