住宅営業時代、どのお客さまも必ず決まって実行されたのが「地鎮祭」でした。
多少は宗教の違いで手法に相違点はありますが日本人はこういった儀式を大切にします。
もっとも一種のセレモニーとして行われている感はあります。
最近は「着工式」の一部として「地鎮祭」もセットでという形が多いかもしれません。

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 この儀式にお客様と建築する会社の主だった人たちが顔を合わせ挨拶をし合うのがポピュラーです。
竹を敷地の四方に立て、縄を張って、バケツ3倍ほどの砂を用意してスコップまたは鎌や鋤、鍬を使います。
テントやイスを用意するのも最近では通例です。
雨が降っても大丈夫なように、お客様にはお座りいただきます。
お米やお酒、お塩、水、野菜、魚、果物、をお供えします。

 神主さんにお祓いをしていただき、全員で乾杯をしてお供え物の御下がりをいただきます。
神主さんによっては御祈祷の際テープで音楽を流す方もあります。
一種独特の厳かな感覚があります。
無事に建築工事が出来ますようにお祈りします。

 現場監督がお客様に建築する建物の配置の最終確認をしてもらいます。
その後、お客様と住宅会社の監督、営業が中心となって御近所にごあいさつ回りをするのが一般的です。
近隣配慮は特に大切ですね。
お客様との協力関係があっていい家づくりができるのです。

 僕なりのアイディアです。
地鎮祭の時にお客様にネーム入りのヘルメットを贈呈します。
現場へお顔を出してくださいという意味も込めて・・・社員や業者さんがつけるより良いヘルメットです。
 また、全員で記念撮影をします。
これもいい思い出になりますね。