カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
CS=顧客満足度について触れてみたいと思います。
現在顔を出させて頂いている住宅会社にもいつも意識していることです。
かつてサラリーマン時代、随分と顧客満足について熱を入れた時代がありました。
お客様のおっしゃることは絶対だというばかりの時代があったように振り返ります。
時にはお客様の理不尽さに戸惑うこともありました。
これはおかしいのでは…と思いながらも会社の方針には従順に対応していました。
顧客満足が大きくクローズアップされていた関係上、何となく顧客満足度を上げることは企業にとって目的と考えていた時もありました。
人間は学習するものです。
会社も過度な顧客満足を要求する事を辞めました。
お客様からの無理な注文には「ノー」と答える事もありと考えるようになりました。
あくまでも顧客満足は企業にとって手段なのだと理解するようになっていきました。
またそれまで口にされなかった社員の満足度(ES)も重要視されるようになっていきました。

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2022年度の顧客満足度の高い企業を挙げてみます。
第1位、劇団四季
第2位、ヨドバシカメラ
第3位、宝塚歌劇
第4位、レクサス
第5位、COOP共済、帝国ホテル

第7位、ドーミーイン
第8位、リッチモンドホテル
第9位、東京ディズニーリゾート
第10位、ホテル日航

…となっています。
うん、なるほどと感じさせる企業がずらりと顔を出していますね。

では我々住宅業界はどうでしょう。
2023年度のオリコンのデータが出ています。

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第1位、スウェーデンハウス(9年連続で首位です)
第2位、積水ハウス
第3位、旭化成ヘーベルハウス
第4位、住友林業
第5位、一条工務店
第6位、三井ホーム
第7位、パナソニックホームズ
第8位、積水化学 大和ハウス工業
第10位、ミサワホーム…となっています。


個人的に思うのは社員満足度の高い企業は顧客満足度も高いのではと感じています。
逆に顧客満足が高くとも社員満足度が高いとは限らないような気がしています。

社員満足度のデータが出ていました。(出典は「働き甲斐研究所」です)
第1位、株式会社PLAN・DO・SEE
第2位、株式会社リクルートゼクシーなび
第3位、株式会社オリエンタルランド
第4位、アイ・ケイ・ケイ株式会社
第5位、スターバックスコーヒー株式会社
第6位、米国三菱株式会社
第7位、アニヴェルセル株式会社
第8位、株式会社ドコモCS
第9位、株式会社丸井
第10位、株式会社ベルパーク


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こういった企業の共通点は何でしょう。
それは企業の中に褒め合う文化や、表彰制度が根付いていることです。
つまりはそういった工夫が社員さん達のやる気を喚起しているわけです。

社員満足度1位のPLAN・DO・SEEには「社員のMVP制度」が存在します。
この企業はホテルやレストラン、ウェディングを手掛ける企業ですから、お客様も大切にしているに違いありません。
社員さん達がチャレンジできる職場環境もしっかりしている様子です。
社員の成果はもちろんの事、そのプロセスの頑張りも評価してくれると感じています。
上司が部下の成長を本気で考えてくれている、マネージャーの主観のみならず、正当に個を評価しようとする体質があります。
モチベ―ションをキープできる職場となっているようです。
意識の高い社員さんが多く、周りとの競争や努力をしたくなる環境があります。
社員たちで賞賛し合う機会が多くそれがモチベーションに繋がってもいるようです。

・「満足を情報化する」
・「提供する価値」の向上
・「生活満足度」の向上


仕事をもっと楽しむ工夫を、お客様の歓びを自分のモチベーションにつなげていく事、
息子や娘を入れたい会社を日本全国に増やしていきたいものです。



カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
暦の上では立秋です。
とはいえ、いささか毎日の酷暑には閉口しています。
皆さんはどんな暑さ対策をなさっておられることでしょうか・・・。

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ご近所に朝顔の花を見つけました。
そういえば少年時代毎年我が家は朝顔に囲まれていました。
種をまいてゆっくりと育っていく朝顔、花を咲かせるのが楽しみでした。
朝顔は僕にとって「夏」の象徴でもありました。

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暑い時期ではありますが、この時期は大好きな高校野球の時期でもあります。
暑い時期が熱い時期に変わってくれるわけです。
一球に、一打に懸命になる彼らの表情にいつもながら感動を覚え、懐かしい青春時代に思いを寄せる事がしばしばです。
そんな中、今年から高校野球にクーリングタイムが導入されました。
5回を終えた時点で10分間の休憩時間が設けられています。
選手たちはこのしばしの時間に体を冷やし、暑さ対策をしっかりとしたうえで6回以降の更なるやる気をアップさせます。
良きアイディアですね。

つい先日女子の硬式高校野球の決勝戦が甲子園で行われました。
まだ参加校は少ない状態ですがこういった事も日本の女性対策が遅れている事実を変えてくれる力になるように思っています。
来年以降も、是非とも多くの参加校が増えます様願わずにはおられません。

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仕事においては、この時期においてかつて自分たちの営業時代も昼食後2時間程休憩を取ったりもしたものです。
当時は夜お客様宅に顔を出すことも多かった事もありますが、現在も工夫は必要です。
個人的に僕はお客様に対してのレター作戦をお薦めしています。

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コロナ禍以降、営業スタイルも変化してきています。
また最近は随分と手紙を書く頻度が減少しています。
本を読まない、新聞を読まない人たちが多いですね。
そんな中で手紙の効果は一度の面談に等しいと言われています。
室内で「涼」を取りながら、お客様に対して手紙を書かれてみてはいかがでしょう。
お客様の立場を考えた一筆は心を捉えるものと考えます。
普段はメールを活用されることが多いかと思いますが。
どの住宅会社にあってもSNSの活用も積極的にしています。
更なる工夫・改善をしていただきたく思います。

業績の良い住宅会社には理由があります。
住宅メーカーと地域のビルダーでは戦略が変わってくるのは当たり前ですが、個人的に思うのはデジタル社会の中でアナログに動く会社が勝っているという気がしています。

企業にとっての重要な事は「お客様に近づくこと」です。
住宅営業の仕事は「お客様とのコミュニケーションを深める事」です。
暑い中ではありますが、勝ち組企業となる為に「お客様との接点」を深めていきたいものです。

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暑さ対策をしっかりとして・・・。

カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
先日、鹿児島に顔を出しました。
この地方に出向くのは12年ぶりでしょうか、最初に訪れたのは高校2年の時です。
当時はヒッチハイクの貧乏旅でした。

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失礼があってはいけませんがかつて鹿児島は全国の中で男尊女卑の傾向が強かったようにもお聞きしたことがありました。
鹿児島中央駅から乗車したタクシーの運転手さんの話では、「最近は女性が強いですよ」とのお話でした。
時代と共に変化しているのでしょうが、政治家や女性管理職などもっと活躍の場があって欲しいものです。

一般家庭の消費における調査によると現在の日本では、購買意思の決定権は殆どが妻である女性が持っているとのデータを目にした覚えがあります。
確か直近では8割が女性が意思決定をしているという事でした。

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そういった中で住宅に関しては「夫婦で決める」がスタンダードであるようです。
何と言っても大きな買い物ですから資金面や建築の知識が多い主人に任せるという意見も多いですね。
殆どの購入者がローンを組みますので経済力のある主人ということもあるでしょう。
もっとも最近は共稼ぎ夫婦も多く、家にいる時間が長い妻に任せる家庭も増えているようです。
経済的な点は主人が決め、内装やプランニングは妻が決めるのもいいかもしれません。
こういった機会に夫婦のお互いの価値観を再認識する事もいいですね。

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個人的には奥様がやっぱり決定権者かなと思います。
かつて自分が新入社員時代には訪問するご家庭の殆どに奥様が在宅してらっしゃいまして「うちは主人が決めますから・・・」と言われたことが多かったように振り返ります。
…ですからご主人とお会いさせていただくように話を進めていったように思います。

研修で訪れた某住宅メーカーで感心したことがありました。
何かというと奥様の一番の関心の源であるキッチンで1時間のトークをするというものでした。
確かに決定権者が奥様で、その奥様が需要視するキッチンで楽しく会話をして夢をはぐくむことは住宅建築の想いを強くするように感じます。
キッチンでの会話がしっかりしていれば奥様の心を掴むことも可能でしょう。

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キッチンに常日頃から立つ癖をつけて(料理の腕も上がりますね)営業トークの向上に努めるのは良いのではないでしょうか。
展示場や見学会会場ではお客様の滞在時間を長くするように努め、次回のアポイントにつなげていく事は必須だと考えます。
キッチントークで奥様との波長を合わせ商談を中身の濃いものとすることをお勧めいたします。



カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
結構テレビを観ています。
ただ見る番組がかつてとは違ってきています。
不変なのはスポーツ観戦でしょうか。(大の大谷ファンです)

そんな中で好きな番組が「カンブリア宮殿」「ガイヤの夜明け」「プロフェッショナル」「情熱大陸」その他BSで放送される政治や経済面のものでしょうか。

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直近のカンブリア宮殿で東京・立川にある「メトロール」が紹介されていました。
昭和51年創業、社員118名、社長は松橋卓司氏、番組の中で紹介される会社の現実についつい目が点になって釘付けになりました。

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例えば定年無し(だからや類のあるシニアが集まってくると言います)
若いリーダー(上司から「失敗していい」と言われているそうです)
気付き箱(会社への提案が通れば商品券ゲット)
毎日の8時半からの朝礼や、3時から4時の時間に行う二人だけの雑談タイム、社員全員のビアパーティ・・・

役職じゃなくて役割
議論じゃなくて対話
競争じゃなくて共生


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会社はオーケストラと表現してらっしゃいます。
社員さん達はそれぞれ得意の楽器を練習しアンサンブルで新曲を奏でます。
少人数でジャズのセッションをやってもいいし、大人数でビッグプロジェクトをやってもいいということです。
プロジェクトごとに、リーダーをやっても、フォロワーをやってもいいのだそうです。
お互いに複数のプロジェクトを掛け持ちしてもいいのだそうです。
そこには出世の勝ち組も負け組もなく、ありのままを認め合うつながる仲間がいるだけ・・・そんなワクワク・ドキドキ、新しい事にチャレンジしたい仲間が集う会社という名のガレージみたいな遊び場に君も来ないか!…と会社のホームページには謳われていました。

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何か魅せられてしまいます。
引き込まれてもしまいそうです。

手前味噌になるかもしれませんが、かつて仕事を遊び化しようと努力しました。
仕事が楽しいものになれば「遊び」と呼んでもいいように思います。
楽しい遊びである仕事は多少の疲労があっても、多少の大変さがあっても、多少の辛さがあっても乗り越えられるものだったと振り返ります。
そして業績は向上していきました。
仕事を楽しく行うことこそ業績アップの鉄則と学びもしました。
あの企画・立案した『住まいの参観日』もワクワク・ドキドキをテーマにしました。
「ワー」「凄ーい」「嬉しーい」もテーマに盛り込みました。

企業経営者である社長さん達とお話ししていて離職者が多いなどとの話も話題になる事もあります。
離職の原因はさまざまでしょうが、楽しい会社を作れば間違いなく離職者は減っていくものと確信します。

年功序列、立身出世…働く人たちの価値観は変化しています。
このブログでも取り上げる日本人のやる気のなさはこの会社では感じられませんでした。

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会社へ顔を出すことが楽しい。
仲間との触れ合いが嬉しい。
仕事の中に自分の成長が感じられる。
認め合える仲間がいるから新しいチャレンジが出来る。

そんな素敵な会社が実は勝ってもいます。

大学生の98%が楽しい仕事を望んでいるとのデータも存在します。

「ワクワク・ドキドキ」を感じる会社作りませんか!



カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
先日の企業研修で「顧客満足とクレーム」をテーマにした勉強会を実施しました。
皆さんはご存じでしょうか?
住宅業界はクレーム産業とも言われます。
住宅は人が経験する人生における大きな買い物であるからでしょう。
そこにはやっぱり「信頼」の大切さが問われると考えられます。

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研修終了後、受講者の皆さんからレポートを頂きました。
研修の成果でしょうか、クレームについて「ありがたいもの」と書かれている方が多かったですね。
受講者の皆さんの意識が少しでも変化したならば研修効果大と言えるでしょう。
クレームは期待の声と考えたいものですね。
事実、期待されている企業ほどクレームが多いものです。
ごく稀ですが、我が社はクレームが無いなどと鼻を高くしてらっしゃる経営者に遭遇することがありますが、どんなものかと疑ってもしまいます。

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クレームをおっしゃって下さるお客様はありがたいものです。
そしてそういうお客様の声をお聴きするために定期的にお客様アンケートを実施して顧客対応の改善を図っていく事が企業には求められます。
現実的にはクレームが存在してもなかなかそれを声に出して下さらないお客様もいらっしゃいます。
そういったお客様をサイレント・クレーマーと表現します。
このサイレント・クレーマーは放置しておくと顧客満足度の低下につながる事が多いものです。

一般に企業に不満を持つ顧客は9割がその不満を人に伝えると言います。
しかも一人当たり10人以上の方に伝えると言います。
「悪事、千里を走る」の例です。
悪い噂は広がりが早いものです。
逆に企業に好意を持つお客様の声はなかなか広がっていく事が少ないようです。
「好事、門を出ず」と言います。
私達はサイレント・クレーマーを顕在化しクレーマーとして対応してサポートしていきたいものです。

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ありがたい事があるものです。
クレーマーに対して解決策を示ししっかりと誠意を持った対応をすると、なんとクレーマーがサポーターに変わってくださるという事です。
クレーマーだったお客様が営業や会社に対して次の見込み客を紹介して下さるといった
大変企業にとってはありがたい事も経験しました。

かつてお客様の満足されたお顔に出会うことは何よりの喜びでした。
仕事を通じて、納得していただくこと、満足していただくこと、そしてもっと言えば感動していただくことに努力していきたいものですね。

感動とはお客様の期待値を超える事です。
社員の対応などはその良い対象となると考えます。

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今後の企業としての業績向上を望むならば、クレームにはしっかりと対応し、スピードをもって解決策を提示したいものです。

ぜひ、クレーマーをサポーターに導いていきたいものです。
カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
昨年末に腰椎の手術をしました。
2年ほど前から徐々に増していた痛みが随分とひどくなってきてそろそろ限界かなと思っての施術でした。
結果として痛みは消えたのですが、右足に麻痺が残り歩くのに多少不都合があります。

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つい最近のホテルでの出来事です。
この日は新幹線の駅から少し距離のあるホテルに宿を取っていました。
そして夕食はこのホテルでとろうと予定していました。
ホテルにチェックインし食事の話をすると当日は団体客が入っていてレストランが満杯状態で、夕食は用意出来ないとのことでした。
少しがっかりしましたが、近くの食事処を紹介して頂きそちらに向かうことにしました。
ただ今の自分には歩いては少し時間がかかりそうでした。

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何とかゆっくりではありますが歩いて夕食をとることが出来ました。
食事を終えて外へ出ると「加藤様ですね?」と呼ぶ声がします。
ホテルの従業員さんでした。
僕を迎えに来てくださっていたのでした。
個人的判断だったんでしょう、自家用車でお越しでした。
勿論、僕からはそんなお願いはしていません。
車に乗せていただくと「コンビニは寄らなくていいですか」など気配りもして下さいました。
サプライズで驚きでしたが親切な対応を嬉しく感じました。

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一般には従業員さんの対応が企業イメージを決めるものですね。
従業員さん達はお客様と直接接触する機会が多い為、お客様の印象を大きく左右します。
お客様は企業の商品やサービスに対する満足度を社員との接触やコミュニケーションを通じて形成し、社員の態度や対応がお客様に与える印象は企業全体のイメージにもつながっていくものです。
つまりは「人の対応が何よりの商品」だという事にもなります。

どんなに豪華なホテルであっても、従業員さん達の態度や対応がおろそかであったりすればお客様の満足度は評価されない事が多いですね。
今回のホテルに関して申し上げれば・・・・実はもっと気配りがあればいいのにと感じる部分も少なからずありました。
ただ、個人的なものかもしれませんが従業員さんの心配りに感心しました。
「ありがとうございます。あなたの親切さ、嬉しかったですよ」

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少しばかり不自由さを感じる身体になったことで最近人の優しさが身に沁みます。
何とかして回復し、また元気印を売りに仕事に励みたいのですが、果たしてそういう身体になってくれるのかどうか・・・。

また自分自身も人への対応がかつてと比べて多少は優しく温かくなっているような、そんな気もしています。

SDGSの時代です。
地球環境にも、そして人にも優しい対応が望まれる時代ではと感じています。




カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
今年もまた新入社員の研修を実行しています。
僕の新人研修では少しばかり気合を入れて皆さんに鉢巻きをしていただきます。
勿論講師の僕も鉢巻きをします。
「鉢巻き効果」というのでしょうか…何か心が引き締まる感じがします。

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僕の新人研修では・・・
・新人の強みを知って頂き自信をもって仕事にチャレンジしてもらうように致します。
・参加型の研修会です
・ゲーム感覚を取り入れています。
・受講して良かったと言われます。
・楽しんでいただくつもりでやっています。
・間違いなく社会人としての自覚を促し意識を変えます。


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そんな新入社員研修では、毎年僕自身が感動させられもします。
これは講師としてとても嬉しい事でもあります。
新人さん達から研修終了後、レポートを頂くようにしていますが、目を通させてもらうと新人さん達の一生懸命さが伝わってきてつい目頭が熱くなるんですね。
こんなにも真剣に受講してくれたんだとありがたい限りです。
…ですから新人さん達の成長が楽しみでいっぱいです。

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つい最近も研修後に新人さんから研修後の感想が届きました。
高校を卒業したばかりのぴかぴか新人さんです。
「今まで就活や社会人に関わる講座等たくさん受けてきましたが、その中でも今回の研修が一番勉強になったと思います。…短時間でたくさん覚える事を教えてもらうことが出来ました。・・・実践し評価してもらうことが出来ました。
発声練習・電話応対・自己紹介・2分間スピーチ、等自分へのアドバイスや評価を聞くこともできたのですごく勉強になりました。」

研修先の社長さんからも御礼の連絡を頂きました。
有難いことです。
講師冥利に尽きます。

現役の支店長時代、自分の支店に入った新人さん達と毎日交換日記をしていました。
熱い新人さん達の生の声を毎日聞くことが出来ました。
僕も必ず毎日新人さん達に返事を返しました。
毎年、新人さん達は成長しました。
1年目から業績を出し素晴らしい活躍をしてくれました。
上司の愛情は必ず伝わるものです。
そして人は期待された分必ず結果を出してくれるものです。

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全国の新人さん達にエールを送ります。
自分の人生です。
唯一つの人生です。
悔いを残さないように、感動できるように、「頑張れ!!」



カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
今年もまた全国の企業に新入社員さん達が入社してきます。
僕はもうそれだけで心がウキウキします。(本当です)
新入社員さん向けの著書を書いているからではありませんが、独立して住宅会社の顧問や住宅コンサルタントとして、18年間連続で新入社員研修も行っています。
これもとてもありがたい事と依頼先の企業様に感謝しています。

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希望に満ちて颯爽と前を向いて、元気があり明るい新入社員さん達を見ていると、こちらまでが何か嬉しい気分になるものです。
この人たちが素晴らしい明日の世界を、未来の日本を創っていってくれるに違いないと信じています。

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だからって訳ではありませんが、そんな新入社員さん達に社会人としての良きスタートを切って頂きたく思っています。
だから当然のこととして僕の役割も重要です。
不安を取り除き、むしろ自信を持っていただき新しい人生にチャレンジしていってもらいたいのです。

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僕の著書にも書かせていただいてますが、新入社員さん達は先輩社員にない財産をお持ちです。
「ええ―そんな…本当ですか?」と思われるでしょうが、真実です。
例えば・・・・
従順性(素直さ)はどうでしょう。
素直ということは人の話を聞くことが出来るということです。
この素直さは実は成長の秘訣でもあります。
先輩の話をしっかりと聞く、お客様の御意見を真摯に耳にする、心にとめる…そんなことから社会人としての基礎が自然にできていきます。

・当然ながら「若さ」があります。
これもまた素晴らしい財産です。
先輩たちの持つ「経験」というまた違った財産もありますが、皆さん方は「未経験」というこれから作り上げていく力を持っています。

「可愛さ」も皆さん方のお宝です。
先輩や上司、お客様のお話をよーく聞いて「可愛い人」であって下さい。
アドバイスをもらったらとりあえずは感謝しましょう。実行するかどうかは自分でその後決めればいいのです。

「熱意」も大きな財産の1つですね。
「創意」や「誠意」もあればさらに素晴らしいものになりますが、それはあなた方の伸びしろとしてとっておきましょう。
「熱意」はこの3つの中でも一番力を発揮できるもの、人に伝わる力の強いものと考えます。

他にも「清潔さ」や「笑顔」「第一印象力」「挨拶の気持ちよさ」「将来性」「行動力」など、たくさんありますね。

こうやって数えていくと自信がみなぎってきませんか。
不安よりも期待を抱いてらっしゃるのが社長や上司の本音だと僕は考えています。

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どうか自分の可能性を信じて、自分に挑戦、1回きりの人生を充実させていきましょう。
頑張れー!!新入社員。
カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
かつて積水ハウスの東京でのアパート委員長時代にアパートのプランをオーナー目線から、入居者目線に変えたことがあります。
皆さんご存じのように一般住宅の場合は入居者であるオーナーさんと直接たくさんの打ち合わせを重ねて「住まい」を創っていくものです。
ところが賃貸住宅の場合はというと入居者の意見を聞く事はなく、ほとんどが出来上がっているプラン集から間取りを決めているのが当たり前の状況でした。

そこで入居者の意見を中心に考えた戸建て感覚のプラン、お風呂とトイレは別にする、クローゼットを増やす、1階には専用庭を創る、キッチンも対面式などにしてみる等工夫をしてみました。
結果としては大成功、現在は殆どの賃貸住宅が入居者目線で作られていますね。

違う世界の話ですが、あの旭山動物園が日本の動物園では当たり前な動物の姿形を見せる「形態展示」から、行動や生活を見せる「行動展示」を導入したことで注目を集めましたが、明確に目線を変えたわけです。

さて最近の(今どきの)賃貸住宅のプランの話です。
例えば積水ハウスの賃貸住宅用の生活提案ブックにはこんなプランが表現されていました。

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ここでは家事や育児を頑張りながら大好きなおしゃれも諦めない、毎日の暮らしも家族との時間も大切にする、そんな今どきのママたちの目線からプランニングが出来上がっています。
常日頃忙しいママたちを応援するための生活導線、行き止まりの無い使い勝手の良い生活空間が存在しています。

我慢やストレスのないスマートな暮らし、ママたちに嬉しさをたくさんプレゼントした
生活スタイルが表現されていました。
まさに入居者目線、いいですね、さすが積水ハウスと感心してしまいました。
(後輩たち頑張ってますね)

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ここへきて住宅の価格は随分と高額のものへと変わってきています。
一般人が手に入らないような価格にもなってきています。
住宅メーカーと地域ビルダーの差が極端でもあります。
賃貸住宅もまた低層住宅から中高層住宅へとシフトされてきています。
そうなると勿論価格も高額です。
おそらく近い将来賃貸住宅に居住して生涯を送る家族も増えるのではと予想します。
そんな中で私達はもっともっと顧客の立場を理解した商品の開発を望みたいものです。
戸建て住宅のみならず、分譲住宅も、賃貸住宅も、リフォームも今どきに変えていく必要があるような感じがしてなりません。


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ちなみに3月11日、12日は積水ハウスは『住まいの参観日』を全国展開します。
嬉しいですね。
自分たちが企画・立案したイベントが今も恒例行事となって展開されています。
名古屋で7人のメンバーで作ったこの行事、3年間の中部地域での大成功を経てその後広がりを見せ、全国イベントとしては1989年から第1回目がスタートですからいまや34年目になりますね。
随分と回を重ねてきたものです。
またほとんどの人が知っている住宅業界を代表するイベントでもあります。

「変わる」ものと「変わらない」もの、この双方が重要ですね。

カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
住宅の価格が上がってきています。
リクルートの注文住宅建築費用の調査によれば物価の上昇、円安による住宅ローン金利上昇の可能性など住宅購入の困難な局面を迎えているがどうしますかという消費者への質問に対して
1,予定通り購入する 28%
2,迷っている 28%
3、住宅のグレードを落として購入する 20%
4,購入を延期する 14%
5,別の物件を検討する 7%
6,購入を中止する 3%・・・といった回答
が届いています。

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長い間、注文住宅の圧倒的ボリュームゾーンとされてきた2000万~2500万は19.8%に減少、3000万~3500万の価格帯が21.6%となってきています。
ご存じのように価格上昇の背景にあるのは資材の高騰です。

2021年度の住宅メーカーの1棟当たり平均単価と坪単価、面積が公表されています。
1,三井ホーム 4500万円 109.9万円 41.0坪
2、積水ハウス 4266万円 104.5万円 40.8坪
3,大和ハウス工業 4100万円 97.9万円 41.9坪
4、住友林業 3880万円 104.2万円 37.2坪
5、旭化成ホームズ 3873万円 107.5万円 36.0坪
6、パナソニックホームズ 3498万円 93.3万円 37.5坪
7、積水化学 3180万円 90.2万円 35.3坪
8、ミサワホーム 3105万円 87.3万円 35.6坪


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もちろん住宅だけの価格ですから土地から手に入れようとする場合は建築場所にもよりますが、1億を超える事も十分あり得ます。
もはやこうなると注文住宅が富裕層や共働き層のみの選択肢になりつつあるといっても過言ではありませんね。
地価が高いエリアでは購買力限界が見えてきているといいでしょう。

海外の話ですが中国や韓国では一戸建ての住宅に住み人はほんの一握り、日本もいつの日かそんな日が近づいているのではと想像したりもします。
もはや都市には住めない、住むのであれば分譲マンション、いやいやそれも難しい、賃貸住宅にしようか…なんてことも現実化しつつあります。
それなりに色々と選択幅が広がりここへきて最近の建築物であれば住宅の質もそこそこしっかりとしていますから中古住宅市場も活性化してきています。

住宅メーカーと地域ビルダーの価格が2極分化してきているともいえるでしょう。
こうなると販売の手法も双方では大きく違ってきます。

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販売力も大きく変化してきました。
かつては住宅メーカーが全国でトップシェアを誇っていたのが、今やほとんどの都道府県で地域ビルダーがNO1シェアを取得しています。

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今後住宅業界はどんな展開になるのか…ある意味興味津々ではありますが、住宅会社の基本の考え方であってほしいのが顧客視点で物を考えることです。
地域密着の原点は今もこれからも生きていると信じていたいですね。
地域のお客様に対して便利な会社、住宅の事なら何でも相談に乗ってあげるという住宅会社を目指して頂きたいものです。
またお引渡後も継続してお客様としっかりとお付き合いしていく事を当たり前化していただくことも実行していただきたいものです。