2023年 10月の記事

October 2023
カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
10月というと思いつくイベントはハロウィンでしょうか。
かつてから日本人はいろんなイベントを柔軟に取り入れているような気がします。
例えば古くはバレンタインディ、ホワイトディ、恵方巻、そしてハロウィン・・・・。
これらのイベントは商業ベースにも乗って知らず知らずのうちに私達の日常となってきました。
多くの人は日常の中でこういったイベントを楽しんでもいるようです。

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さて僕の顧問会社でも2つの会社が今月末にハロウィンをモチーフにしたイベントを企画しています。
よくこういったイベントに関して意見を聞かれたり、またチラシのデザインなど手直ししたり、参考資料をお見せもしたりします。
そしてまたどうしたら来場者が増えるのかも聞かれます。

そういった質問にはかつての経験が参考になります。
会社顧問として随分と数多くの住宅会社のイベントを成功させてきました。
こういったノウハウは皆サラリーマン時代に培ったものばかりです。
その代表例が「住まいの参観日」かも知れませんね。

当時、ビッグカンパニーの積水ハウスでさえイベントの企画や立案をする部所がありませんでした。
会社からは営業自身で色々と考えろ、そして実行しろと言われました。
つまりは営業をしている人間が、一番お客様の気持ちもわかっているはずで、どんなことを実行したらお客様が歓び、来場もしてくれるのか考えなさいというものでした。

特に営業のマネージャーで最前線にいる数人のメンバー(僕も含む)たちが、とにかく多忙でしたが、幸いにして会社の費用を使わせてもらえることから、顧客目線を考慮して数多くのイベントを考え実行しました。
費用対効果ももちろん考えました。
そしてそれらの多くが成功裡に実行できたのです。

その時のエッセンスは簡単でした。
「ワーー」という感嘆の声が聞こえるイベント
「凄ーい」とため息が漏れるもの
「嬉しーい」と感謝されるもの‥‥
でした。
その様に来場されるお客様に受け取ってもらえるように工夫をしたのです。
人は感情の動物です。
人間は五感に敏感です。
感性にアピールする事を重要視しました。
そのためには我々がまず楽しめるものを実行しようということになりました。
自分たちが楽しい、面白い、嬉しいと感じるイベントを実行すればお客様もきっと喜んでくださるに違いないという事です。

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言葉で書くと簡単ですが、実際は大変でした。
やり慣れていない事は実は大変なのです。
慣れてしまえば案外簡単です。
仲間がいて、もっと営業活動を上手く展開したいという願いもあって、そして何よりも多くのお客様に喜んでいただきたい、楽しんでもらいたい、もっと言えば感動を届けたいという気持ちがあってこそできたのではと振り返ります。

サラリーマン時代には数多くの歓びがあります。
それは大変だったからこそ、それを乗り越えた後の歓喜に浸れたのだと考えます。

人は意外かもしれませんが、平等にできている部分もあります。
それは「苦労した分だけは、歓ぶことが出来る」という事です。
それは単純にスポーツの世界でよく観察できます。
経験もできます。

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仕事を楽しんでいる社員さん達が多い会社が勝っていると言えます。
苦労もあるでしょうが、それを乗り切っての歓喜をぜひ味わいたいものです。
カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
現在、僕の主たる仕事は住宅会社の顧問です。
コロナ禍以前は定期的に講演やセミナーがありました。
そういった中でも時折セミナーや講演の依頼が舞い込みます。

先月このブログでも案内しましたが、この11日には公開セミナーを実施いたします。
多少ですが今回のセミナーについてお話しておきます。
一般社団法人である『中部産業連盟』主催のセミナーです。
中部産業連盟さんのセミナー講師を勤めるようになったのは記憶によると2009年だったような気がします。
コロナの関係もあって途中で開催されなかった場合もありましたが、15年近くの長期間にわたって講師を務めさせて頂いております。
今回のセミナーの内容はというと、「ここが違う!営業マネージャー成功の極意」というタイトルです。
自分自身の成功体験をベースにお話しさせていただくのですが、セミナーの時間が朝10時から夕方5時までと長時間です。
一人喋りでワンウェイでのセミナーですと、どうしても受講される方々の満足度も落ちてしまうものです。(私も大変疲れてしまいます)

そんな中で毎回好評なのは私の実体験です。
多くの成功談もありますが、多くの失敗談もあります。
学習効果があってこその業績向上でした。

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懸命にやったことは「量」でしょうか。
「量」をこなす事で「質」が熟成されてきたように振り返ります。
支店長時代 (東京と岡崎)は単身赴任でしたが、自分でもよくまあと思えるほど、仕事人間だったように思います。
何せ当時は今とは違ってコンプライアンスの時代ではありませんでした。
働くことが何よりの美徳だった時代でした。
社員さん達もよくぞまあついてきてくださいました。

当時の社員さん達の思い出話をお聴きすると…こんな答えが返ってきます。
「あの頃は本当によく仕事をしましたね」です。
また嬉しい答えは「大変だったけれど楽しかったですね」です。
確かに納得です。
よく仕事をしました。
そしてまた楽しいレクレーションも多かったですね。
だから結果に結びついたのでしょう。
岡崎支店時代、年間売上が60億の支店が6年間で120億にまで進捗しました。
全国に確か108の支店があったように思いますが、社員一人当たりの契約高、売上、営業利益、目標利益達成率、そして顧客満足度まで全国トップの業績を上げました。

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大変な毎日でしたがやり遂げた後の歓びを知ることが出来、会社員として幸せだったように思います。
何よりも財産だと思うことは良い思い出をたくさん作ることが出来たことでしょうか。

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人間は環境の動物です。
仕事が面白くなる環境を作れば仕事は楽しくなるものです。
その為には色々と工夫も必要です。
社員さん達を認める事、叱ってあげる事、ほめる事・・・。

そんなエッセンスの深い話を当日はお話ししたく思います。

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カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
早いものです。もう10月ですね。
「時」の流れは加速度がついてくる感覚です。
またこんなにも暑い10月を迎えるなんて…といった心境でもあります。

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さて、 会社には皆個性があります。
僕が顔を出させていただいている会社にも随分と温度差があります。
ああこの会社は素晴らしいなと感じる会社に出会うと嬉しいものです。
時には、いろいろと教えて頂くこともあります。

某大手銀行の管理者の方々に講演の機会を頂いたとき教えてもらったことがありました。
講演前にレジメやパワーポイントでの話す内容の検証がありました。
僕のレジメには上司とか部下という言葉が並んでいたのですが、上司という言葉をマネージャーに、部下という言葉をメンバーに変えて頂きたいとご指摘を頂きました。
確かに普段何気に使っていた言葉でしたが、上司と部下という表現は何となく上下関係を感じてしまいます。
早速修正させていただきました。
それ以降は僕のレジメにはマネージャーとメンバーで表現させてもらっています。
有難いご指摘で感謝しております。

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時間について気になってもいますのでお話いたします。
残業が美徳であったり、当たり前であった時代から、随分と変化が起きてきています。
2024年問題もこの先到来します。
もうすぐです。
そうなると益々仕事時間の価値が問われるようになります。
時間に対しての意識が今よりもっと高くなることが必要不可欠となります。

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たとえば会議のやり方についても見直しが必要であると思います。
実行する会議が本当に必要なのかどうか・・・?
会して議するのが「会議」であるならば、集まった人がそれぞれ発言の機会をもらっているのか?
進行上のルールはあるのか?
議長である人が一人で発言し過ぎていないか・・・?
話す人と聞く人がはっきり分かれてはいないか・・・?
会議の最後はポジティブにまとめられているか・・・?
会議の参加者は必要な資料を準備しているか・・・?
会議の時間が長時間になっていないか・・・?

皆さんは「性善説」と「性悪説」についてはご存じではと思います。
僕は個人的に「性弱説」という言い方をしていて人は弱い物、だからしっかりとリーダーは自分のチームのメンバーに対してアドバイスをしようという考え方から、毎日のリーダーとメンバーのコミュニケーションの時間を取るようにしていました。
いわば日々のP・D・C・Aの徹底であり、作戦会議でもありました。
ちなみに費やした時間は朝の1時間でした。
その内容はというと、昨日の振り返りと、当日の行動の指示でしたが、結果としては業績が向上して生産性の高い組織の基礎となりました。
リーダーとメンバーのコミュニケーションが密になったということも大きなプラスとなったように振り返ります。

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営業会社であれば多くの場合、会社に長く滞在することは業績向上に繋がりません。
顧客に対応する時間を増やしていく事が重要です。
顧客対応されている時間こそが営業の本来の仕事時間と定義してもよいでしょう。

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時間に対しての社員の意識、今こそ更なる高まりを期待したいものです。