2022年 09月の記事

September 2022
カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
この春にPHP研究所様から共著で『住まいづくりは夢づくり』という本を出版させていただきました。
僕を含めて 17名の住宅関連の方々による小雑誌ですが、ポケットに入れられるミニチュア本ということもあって売れ行きが順調とお聞きしました。

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その後個人的にPHP研究所さんから全国の素晴らしい住宅会社さんを集めて一冊の本が出来ませんでしょうか?というご依頼を受けました。(ありがたいことです)
僕としては仕事上沖縄県だけ別として、後の46都道府県の住宅会社さんには独立してから18年間の間におかげさまでご縁を頂きました。
顧問会社・講演・セミナー・研修等が対象ですが、振り返ると随分と数多くの住宅会社さんに顔を出させていただいたことになります。

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業界トップの積水ハウスに27年在籍した関係や、『住まいの参観日』の立案者、住宅産業新聞での6年間の連載実績などが評価されたのでしょうか、全国を東奔西走する中で全国には素晴らしい住宅会社があるという事実を知りました。

大学卒業後僕は住宅業界一筋で仕事をしてきました。
そんな中で住宅業界の仕事を大変さを感じつつも、また逆に住宅産業は感動産業であり、仕事のやりがいがある業界である事も事実です。
大変な仕事であるということで厳しさも他業種よりは多くリタイアしていく社員も多いようですが、この仕事をすることの喜びを知って欲しいという気持ちもあって、書いてみよう・・・という気持ちになりました。

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現在、日本の素晴らしい住宅会社を15社ほど自分なりにリストアップさせて頂きました。
今回はあえて住宅メーカーは避けて地域で頑張るビルダーさんや工務店さんから選ばせていただきました。
これは最近の住宅業界の状況がメーカーからビルダーへと移行していることを考慮してのことです。
選択した住宅会社の社長に対しての了解などを含めてこれから10月に向けて動いていくつもりです。

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仮に出版の運びとなれば僕にとっては18冊目の書、久しぶりの単著ともなります。
それ相当なエネルギー、情熱も必要だと思いますが健康でいる限りはトライしてみたいと考えています。

全国の住宅業の皆様、ご連絡させていただくかもです。
その折はどうぞよろしくお願い申し上げます。
カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
企業研修の折に受講者の皆さんに自己分析をしてもらうことがあります。
これ、エゴグラムと呼びます。
自分の姿は自分では気づかない事が多いものですね。
一般に、こういった場合心理学を応用するのですが、出てきた結果を見てみると、不思議ですが当たっていることが多い事に気づきます。(驚くことが多いです)
もちろん自分で自分の正直な気持ちを診断した結果に対しての回答ですから、当たり前の結果が出てくるのではありますが・・・。

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エゴグラムによりますと、人間の心には大きく分けて5つの心が存在するそうです。
1、批判的な親(CP)
2、養護的な親(NP)
3、おとな(A)
4、自由奔放な子供(FC)
5、順応な子供(AC)


各々肯定的側面と、否定的側面があるわけですが、このテストを受ける事によって「あなたはこうすると良い」という良いアドバイスをもらう事が出来ます。
人は他人からのアドバイスに対してはなかなか動じにくいものなのですが、研修に使うエゴグラムの自己分析データに関しては意外かもしれませんが、「なるほど」とうなづいて素直に従う人が多いように思います。

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例えば、ある方の分析評価、参考例です。
「人の評価が気になるなら、やる事をやらなくては」
あなたはACがとても高いので、周りに合わせたり、人の言うことを素直に聴くことは得意でしょう。
人から良く思われたい気持ちが強いようです。
しかし、CPが低いため自らとる行動はルーズで無責任なところが多くありませんか。
NPも低いため自分から積極的に親切にしたり、相手を思いやったりすることも少ないように思われます。
判断力は普通にあるのですが、少し自主性に欠けているようですね。
あなたは子供っぽいところがありませんか。
何かと人を頼ったり甘えたりしがちでしょう。
このままでは逆の立場に立った時非常に困ります。
まず、小さな親切を心がけるといいでしょう。
人の良いところを褒めたり、気持ちを解ってあげるように努めて下さい。
自分でやると決めたことは最後までやり、約束を守ることも心がけましょう。
ルーズさがなくなり、しっかりしてきたと周囲の評価も上がると思います」

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人の性格は簡単には変えられないものではありますが、そこをあえて「変えていく」ことにチャレンジすることは重要であると思います。

ダーウィンの進化論でも「変化することが生き残る」と説いています。
我々一人ひとりも絶えず変化していく事が重要に考えます。
世の中が大きく変化していく、しかもスピード化していく事を意識すると、私たちが変わっていく事は本来当たり前に実行していかねばならない事なのかもしれませんね。



カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
テレビのコマーシャルでこの秋の『住まいの参観日』の予告がされています。
このブログでも過去何回かご紹介をしていますが、1989年から毎年春と秋に全国一斉に開催されている積水ハウスの恒例行事です。
ですからもう30年以上行われているメインイベントと言えます。

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そして意外に皆さんご存じないのがその3年前から愛知・岐阜・三重の東海3県では行われていたこと、また東海3県の販売促進委員7名で企画・立案された(僕もその一人です)行事であることです。
このイベントはお客様の住まいを借りる事で費用対効果が抜群であり、随分と住宅受注に貢献しました。
そういったことが発端となって東海地方から全国へと広がっていったのです。

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但し、当時の我々の日々の忙しさは半端ではなかった感がします。
営業として率先垂範で住宅販売をなし、店長としてメンバーの育成にあたり、エリアのマーケティングを実践しながら、各種のイベントも立案して実践する・・・毎日毎日12時過ぎまで展示場で仕事ばかり、そのあともまたフラストレーション解消とばかりチーム全員で遅い食事に行くのが当たり前化していました。

企画部という担当部署はありません。
当時の営業本部長(のちの社長)の口から出る言葉は、販売促進委員の我々に対して「金を使っていいから、お前ら好きなことやってみろ」でした。
全て営業である我々が提案し、現実化していくのが日常でした。
今とは大違いです。
コンプライアンスなんて言葉も聞きませんでした。
テレビのCMには「24時間働きますか!」なんてフレーズも流れていたのを記憶しています。
海外からは日本人は働きすぎと言われてましたが、日本の経済成長はこういった力からなされていたのです。

そんな中、多忙さの中で仕事に対する働き甲斐が存在しました。
充実した毎日の連続でした。
何か日本経済を動かしているような(オーバーかな?)そんな感覚で走り回っていた感がします。

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現在多くの企業へ顔を出して思う事です。
社員さんのモチベーションが低く感じられてなりません。
高校野球の熱戦を見ていると、きつい練習にも耐えながら頑張っている姿が印象的です。

日本人のやる気度の低さが顕著です。
大変だけれどやりがいのある仕事を実践できないか・・・!
人間は元来頑張れる力がもともと備わっているものです。
挑戦する力、感動する心もあるはずです。

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『住まいの参観日』は我々営業が自ら考え、企画の上開催にこぎつけた行事でした。
まさに「やりたいことを実践した」努力の結晶だったのです。

沈滞する日本経済の立て直しのためにも、社員に羽を伸ばさせて「好きなことやってみろ!」と指導される経営者を望んで止みません。