ここのところ、コロナも少し落ち着いてきた感じで久々に家族でご無沙汰だった温泉に2軒顔を出しました。

仕事にもつながりますが、こういった小さな旅からもおもてなしを学ぶことが数多くあります。
色々と業種に関係なく、勉強になる事が広がってもいます。
インターネットでじゃらん、一休などから満足度の高い温泉宿を選択して予約、こちらの都合もありますし、中々予約が取りにくい宿もあるのですが、期待も込めて何とか選択した宿を訪ねました。

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1軒は海の見える三重県、賢島の宿。
以前から一度は顔を出してみたいと思っていたお洒落な宿でしたが、残念なことがありました。
貸切風呂を予約して、朝6時から50分ということで予約表もいただき、家族も楽しみにしていたのですが、朝6時にお風呂に顔を出すとなんと鍵がかかっていて、他のどなたかが入っておられる状態、宿の係の方に連絡をしたのですがその対応がまた随分とおろそかで、期待値が高かっただけにがっかりでした。

次のご予約の方が7時に入浴にいらっしゃるので、残念ながらゆったり入浴は出来ない状態で期待は落胆に変わりました。
帰り際に何らかの形でお詫びの言葉があるのかと思っていましたが、どうやら社内の連絡が出来ていなかったのか何もありませんでした。
全体に素敵な宿ではありましたが、何か無機質な部分を感じましたし、心の触れ合いというものには無縁な感じがいたしました。

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2軒目は山の中の宿でしたが静かでつい時間の流れを忘れさせてくれる宿でした。
ここでは感心したのは対応された女性の方の会話の豊かさ、僕にとっては少し苦手なフレンチの夕食でしたが、その一つ一つの手料理には温かみが感じられおいしさを堪能しました。
フレンチの苦手意識が一気に吹き飛びました。
アルコールが苦手で食事の時間が早いペースで進む私達ですが、速やかに料理を運んでくださり、また様々な会話をしていただき(関心を持って下さり…)食事がよりおいしく感じられました。
是非また顔を出したいと思わせてくれる素敵な宿であった気がいたします。

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人の対応は大切ですね。
よく住宅営業の皆さんに対して、「私たち自身が商品」という話をさせて頂きます。
自分自身の経験からもそう感じています。
今回の2軒の宿からもそういう思いを感じざるを得ませんでした。

「感動」させて下さる宿には間違いなく、人の「おもてなし」対応が存在するものです。
たまたまですが、今回の2軒の宿で対照的な経験をさせて頂いたような気持がいたします。