2020年 05月の記事

May 2020
カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
 ここのところ全国的に非常事態宣言も解除の方向となってきて少しだけ解放された感じがしてきました。
とはいってもまだまだ油断はできないようでもありますが・・・。

 コロナ感染は常日頃おろそかにしている問題にメスを入れるいい機会となりました。
おそらくこの期間、僕と同じような経験をされた方もあるのではないでしょうか?
 両親の他界からずっと手つかずになっていて、そのうちには解決しなくてはならない相続関連の問題、僕の場合で言えば岐阜の田舎の山の問題や、両親が自宅として居住していて現在は空き家となっているかつての母屋の問題、ほかにもいろいろと将来に向けて解決の必要になる事項について、おざなりになっていたものを何とかしていこうと具体的に動き始めました。

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 現実に動いてみると結構奥が深いというか、じっくりと腰を据えて一つ一つ解決していかないと困難な問題も露呈してきています。
ただし、いま動いていかないと将来的に困窮する事態になりかねません。
5月になって家族で空き家を開けて風を入れたり、役所や法務局で書類をそろえたり、自分の元気なうちに片づけておかねばならない数々の諸問題に真摯になって取り組み始めています。
詳細は表現しませんが、実際結構大変です。
簡単ではありませんが逃げないようにコツコツと整理整頓していくつもりです。

 企業においてもこういった時期、社内の整理整頓を実行してみるとか、無理・無駄・斑をなくしていくためにドラスティックに動いてみるのもおすすめです。
またオンラインや、WEBへの積極的関与も重要ですね。

 住宅業界にあっては昨年同月比の結果を見ると一目瞭然、2004年4月の受注状況は
・積水ハウス △24%
・大和ハウス工業 △19%
・旭化成ホームズ △60%
・住友林業 △39%
・ミサワホーム △20%
・パナソニックホームズ △43%・・・・など軒並み大幅なダウンです。

 そんな中、ヤマダホームズは23%アップ、タマホームも15%アップと健闘しているのが注目されます。
旭化成ホームズの大きなダウンの要因はといえば、都市型住宅ということで首都圏が大きな市場である点がコロナの関係で大きく影響を受けているということでしょう。

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 住宅会社の多くが住宅展示場での集客イベントの自粛や、対面での接客・打ち合わせの禁止が大きく響いているように感じます。
反面どこもがウェブ経由の資料請求やテレビ電話による打ち合わせ、VRを使っての空間提案などかつてと違った新しい住宅営業手法へと舵を切ろうとしています。

あえて勝ち組となったメーカーとしては・・・
1、緊急事態宣言の発令が遅かった地方で受注が見込めた
2、単独展示場が多く完全予約制で柔軟に集客を継続した
3、住宅取得意欲の高い第一次取得者向け商品の充実がポイント・・・でしょうか。

 被害者意識で悩むのでなく、こういった時期にこそ企業間の大きな業績の差が表れると考えて毎日を生きていく必要がありそうですね。
カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
 毎年この時期には決まって新入社員さんたちへの研修を依頼されます。
もうかれこれ17年連続で住宅会社を中心に新人さんたちに接しています。
今年は初めてですがオンラインでの研修実施でした。
そういえばトヨタ自動車さんの新入社員さんに向けてイチロー氏がメッセージを送っておられました。(素晴らしいメッセージでした)

 研修を終えた新入社員さんたちから早速ですが講師である僕に質問が届きました。
嬉しいですね。
住宅業界に飛び込んだ彼らにはまだまだ不安もいっぱいあるようです。
・仕事で落ち込んだ時はどうやって立ち直すのですか?
・一番やりがいを感じる時って何ですか?
・今まで一番苦労したことは何ですか?
・行き詰った時はどうやって乗り越えていきましたか?
・仕事で最も大切にしていたことは何ですか?
・座右の銘は何ですか?
・お客様が「はい」と答えられる質問、参考例を教えてください?
・・・いろいろとあるようです。

 コロナ感染の関係で4月、5月とプライムビデオ鑑賞と読書量が増えました。
そんな中でたまたま「吉野家ホールデイングス会長」の安部修仁氏の『もっと挑戦しろ!もっと恥をかけ!』を読む機会を得ました。

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 学生時代、ありがたいことに多くのアルバイトを経験させていただきました。
その中で「吉野家」でのアルバイトも懐かしい思い出です。
そしてまた当時僕のバイト先の「吉野家」の店長が安部修仁氏だったと記憶しています。
年令もあんまり違わず、確か僕より2歳ぐらい上だったと思います。
僕のことを苗字ではなく「まあちゃん」と呼んでくださり大変気持ちの良い店長でした。
当時の吉野家は「うまい。早い。安い。」で大人気、お昼にはもうカウンターには2重・3重の人だかりで、猫の手も借りたい状態、本当に忙しいばかりでした。
ウソのような事実ですが、お客さまが注文する前に商品が用意されていました。
お客様が注文された丼を「お待たせしました」といって5秒以内でお出ししていました。
午後2時を回ってようやくお客様の数がまばらになり、僕も食事を頂けました。
牛丼の大盛に紅しょうがをいっぱいのせて、生玉子をかけ、七味唐辛子をまぶして、味噌汁とお新香をおかずにしていただきましたが、めちゃくちゃ美味しかったですね。
当時の僕には大変なごちそうでした。
あの丼の器も高級感があって好きでした。
当時は今と違ってメニューも少なく、牛丼と味噌汁、玉子、お新香、牛皿だけだったと振り返ります。
また量の方も並盛と大盛だけだったはず、価格は牛丼が200円でした。
牛丼といえば「吉野家」全盛時代でした。
また当時としては吉野家のバイト代は確か時給500円、他のバイトと比較して抜群に高給でした。

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 安部会長はアルバイトから店長、本部長、社長、会長まで駆け上がり、倒産やBSEの試練を乗り越えて「吉野家の牛丼」を守り通しました。
ちなみにアルバイトからの社長就任は稀有で、ブックオフの橋本真由美さんがパートタイマーから社長になられておられこの二人ぐらいでしょうか。
安部氏は業界内では『ミスター牛丼』ともいわれる人です。

 安部会長もその著書の中で「挑戦することの素晴らしさ、恥をかきながら成長していくことの大切さ」を説いています。

 新入社員さんたちに申し上げます。
入社1年目は失敗が許される1年です。
大いに失敗を繰り返し、自分に挑戦してみてください。
きっとその後の皆さん方の仕事人生が充実してくるものに違いありません。