2010年 08月の記事

August 2010
 積水ハウス時代、日頃の家庭サービスが全くと言っていいほどできてなくて、正月も2日からお客様が展示場へわんさかやってこられるという嬉しい悲鳴も続いていて、1年を通じての休日と言えば決まってお盆休みでした。毎年5月のゴールデンウィークを過ぎたころから今年はどこへ行こうかと家族で計画を練ったものです。

 今では子供も成人しましたが家族で旅した初めての海外旅行はグァムでした。その後も沖縄、北海道、九州、東京ディズニーランド、ニュージーランド、イタリア・・・・などいろいろと出かけましたがほとんどがこのお盆の時期でした。(通常の料金より高いのが困惑でしたが・・・)御蔭さまでいい思い出として財産となっています。

 最近では私自身が仕事で出張が多くて出かけていますが、家庭サービスが疎かです。
そんな矢先、「ちょっと行ってみたいところがあるから・・・時間ある?」と言われ、「わかった」売り言葉に買い言葉で近場で食事に出かけました。

 カレーとパスタという簡単な食事でしたが美味しく頂けました。

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 自宅から30分車で走ってプチ旅行気分(?)食事をしてクチコミで聞いたというパン屋さんに立ち寄り3時間余りのお出かけでしたが、こういった時間も必要ですね。クチコミの威力は大きいですね。

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 住宅業界に至っては厳しい現実が依然続いていますが、好業績が続いている企業にはクチコミからその会社の資料を取り寄せたり、展示場へ足を運ぶお客様が多いようです。
 関東からの来客があって長良川の鵜飼を一緒に鑑賞しました。
夕暮れとなり暗くなり始めた長良川の河畔にこの日は50隻ほど(満員です)の観覧船が並びました。

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 この鵜飼い、何と1300年の伝統があるそうです。
・・・・ということは645年が大化の改新ですから710年と言うと平城京あたりでしょうか?(凄いですね。)
信長や家康など時の権力者に保護され続け、鵜匠の数は6人と減少してはいますが岐阜の夏の風物詩として欠かせないものとなっています。5月11日から10月15日まで5カ月近く開催されているのも驚きです。
 また鵜匠さんたちは何と宮内庁に属してらっしゃるのですね。

 松尾芭蕉は岐阜を訪れたおりに「面白うてやがて悲しき鵜舟かな」という句を残しています。またチャールズ・チャップリンは2度にわたって鵜飼いを見物しすばらしいと絶賛したと言います。

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 伝統の鵜飼いは現在のように数多くのレジャーが存在する状況の我々の眼から眺めるとゆったりとして刺激的ではありませんが、幽玄で趣のあるものでした。

 戦国ロマンを感じさせる金華山を頭上に見て、長良川に赤々と燃えるかがり火が千古の昔にあたかもタイムスリップしたかのような気持ちにさせてくれたのでした。