カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
「よくまあ、続いてますね」
そう言われることは嬉しいものです。
? 何のことかと言いますと、実はこのブログの事です。

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このブログの「記事一覧」をクリックして頂くと今まで書いてきたブログが全てご覧になれます。
ちなみに第1回目は2004年8月23日、友人からのアドバイスもあってとにかくブログというものを書いてみようと始めました。
とりあえず、挑戦しようと言った感覚で始めました。

「甲子園にての想い・・・」
大阪への仕事帰り、初めて甲子園球場へ足を運んで甲子園球児たちの熱い夏を心に刻んだ思い出を綴りました。
そしてその直後、アメリカ・ポートランドへ8日間、住宅視察に行ってきました。
住宅に関わる自分の仕事を真摯に見つめようとの気持ちの表れでもあったように振り返ります。

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最初のころはブログを書く頻度は月1回程度、しかも文章オンリー、あんまりおもしろいという感じではなかったですね。
「住宅コンサルタント」である自分の検索エンジンに少しでも寄与できればという根拠からという感じでしょうか・・・。

そしてブログに初めて写真を取り入れたのが2007年3月21日、「英雄伝説」と称して、住宅営業に携わる人たちにヒーローやヒロインになって頂きたいとの思いを綴らせて頂きました。
その後はずっと何らかの写真や絵をブログを一緒に表現させて頂いています。

日課として毎日書かせて頂いていた時もありました。
小学生時代の絵日記を思わせるような感覚でした。

2021年2月26日にブログを16年6か月継続して書いています・・・と書かせてもらいましたが、現在では20年10か月になろうとしています。
実はブログをどのくらいの数書いたのかが解らなくなってきています。(すみません)
細かくゆっくりと調べればわかるのでしょうが、推測で2850回ぐらいでしょうか。

かつて7年間に亘って業界新聞でしたが週に1回の連載(コラム)を書かせて頂いていましたが結構気を遣いました。
業界新聞とは言っても全国への発信ですから、新聞社の編集長さんにも毎回内容のチェックをして頂いていました。
実際に読者の方からのコラムに対してのご質問もありました。

それと比べるとブログは自由に書かせていただけます。
ですから内容が今一つチンプンカンプンの時もあるかと思いますが、お許しもいただける範囲かと・・・。

ブログの継続のおかげもあって「住宅コンサルタント」でグーグルでの検索順位はずっと第1位です。
「継続は力」と巷間よく言われます。

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時折、正直「何を書こうかな?」という日があります。
少しばかし悩んでしまう時が存在します。
そんな折、もう一人の自分が囁きます。
内容よりも楽しみながら気軽に書けばいいんじゃないの・・・と。

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そんな自分と戦いながらどこまで続くか不可解ですが、自分との会話でもあるブログをもう少し頑張ってみたく思います。
どうか今後もよろしくお願い申し上げます。






カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
このブログにも時折登場していますが個人的にスポーツ観戦が大好きです。
スポーツなら何でも来いと言った感じなのですが、敢えて言えば野球・ラグビー・駅伝・サッカー・アメフト・相撲といったところは興味津々ですね。
特にアマチュア野球(高校野球や大学野球)は目が離せないというか、つい先日も東京6大学野球は釘付け状態でパソコンで観戦していました。
現在も全日本大学野球選手権大会が行われており、Jスポーツで時間が許す限り目が皿になっている状態です。

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そんな中で躍動する選手たちのプレーももちろんですが、その選手たちに向かってに熱い声援をする応援団の一生懸命さにも心が持っていかれます。
応援団は大きく分けると3つの組織で構成されています。
1つはリーダー部、2つ目はチアリーダー、そしてもう一つが吹奏楽団です。
その中で全体の士気を高揚させるリーダー部はかつて男たちの象徴、バンカラが何よりの売りでもあったように思います。
話しかけても無口でというか、ひたすら寡黙を守り、異様な雰囲気を醸し出していて独特の存在感があり、時として怖いと言った感じさえ漂わせていたものです。

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ところが最近では応援団のリーダーたちに大きな変化が見られるようになっています。
例えば現在の東京6大学でいえば立教大学の応援団長は林田萌恵子さんが担っています。この何年間6大学に在っては女性の進出が数多くみられるようになってきました。
勿論、過去には全く考えられなかったことです。
本人曰く、「これまでも女性がリーダーになるのが当たり前とみられるようになれば…という思いで応援活動をしてきました」と、学ランをまとって凛として選手たちに熱い声援を送っておられます。
他の大学や高校においても徐々にそういった傾向が現実化してきています。

話が変わりますが、
日本の企業においての女性管理職比率は2022年度は12、7%と記憶しています。
G7の中でも日本は最低、早急の改善の必要性が問われています。

世界を目にやれば・・・明白な女性の活躍が見られます。
インディラ・ガンジー(インド初の女性首相)
マーガレット・サッチャー(イギリス初の女性首相)
アウン・サン・スー・チー(ミャンマー・ノーベル平和賞受賞者)
エレン・ジョンソン・サーリーフ(リベリア・アフリカ初の女性大統領)
アンゲラ・メルケル(ドイツ首相)

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一般に、 日本における女性の管理職の比率が低い理由として言われているのが・・・
1、管理職の負担が大きい(業務の増加・部下のマネジメントで拘束される)
2、過剰な配慮を行っている(周囲が一方的に子育て中の女性社員への配慮だと思い込
み、出張や部署異動・新規プロジェクトなどへの挑戦を加えない)
3、社内にロールモデルとしての女性が存在しない
‥‥という事でしょうか。

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2024年11月、厚生労働省は女性の管理職比率について従業員101名以上の企業に対して公表を義務付けました。(以前は301人以上でしたから多少の前進ですが…)
人手不足もあって女性の雇用には積極的な企業は多いと感じますが、更に夢を持って女性が伸び伸びと仕事に従事できる様、世界的レベルに追い付けるようスピードを持った変化を期待したいものです。

国は2030年までに女性の管理職比率を30%に引き上げるよう指導しています。
各企業に在ってはトップの意識が何より重要だと考えます。
女性管理職が増える事は企業に対してのイメージが上がるものと信じてやみません。




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author: Masahiko Kato
皆それぞれ人生において転機がありますが、高校時代に僕の大きな転機がありました。
中学校までの義務教育と違って高校時代からは、厳しい教育者であった親も随分と僕の自主性を許してくれました。
反抗期も手伝って、学校もよくサボタージュしたものです。
何とか最低基準の出席日数は確保して卒業はしましたがとにかく学校の勉強はしなかったですから成績は悪いものでした。
よくもまあ親が寛大だったと改めて感心したりもします。
それでもクラスから選ばれて生徒会の書記を務めたり、好きな吹奏楽でラッパ(トロンボーン)を吹いてパレードや野球の応援には参加していました。
また定期的に寝袋を背負ってヒッチハイクの旅に出ていました。

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そんな高校時代、当時学習研究社から毎月発刊されていた「高3コース」という受験生向けの雑誌に決まって投稿していました。
なんでも詩人の寺山修司さんが詩部門の選者で、憧れの寺山修司さんに自分の作品を診てもらう事が嬉しかった記憶があります。
ところが詩はなかなか入選せず、決まって入選していたのは川柳部門でした。
ちなみにその折の僕の川柳コーナーへの投稿ネームが「加藤笑月」と名乗っていました。
投稿の常連さん達の誌上座談会に誘われたこともあります。
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毎年恒例の「サラリーマン川柳」が今年も発表されました。
ちなみに川柳の起源は日本の伝統的な短歌にたどり着きます。
皆さんご存じでしょうが、川柳も俳句も5・7・5のリズムで詠む口語の定型詩です。
ところが俳句には季語がありますが、川柳には季語を用いる必要性はありません。
そして俳句は自然に関する内容が多く情景描写などを表現するものです。
一方川柳は人間・及び人間社会に関する内容を表現するものと言えます。

今年の「サラリーマン川柳」の入賞作はというと・・・
第1位 「AIの使い方聞くAIに」
第2位 「久しぶり 笑顔は出るが 名前出ず」
第3位 「セルフレジ 母に店員 二人つく」
第4位 「妻描く 老後プランに オレ不在」
第5位 「何食べたい? いった料理は 出てこない」
…といった感じです。
ついつい「なるほどぉ」と納得の川柳群です。

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毎年思いますが実に巧妙にタイムリーな話材を表現しますね。(感心します)
確か今年で38回目になるのではと記憶していますが、かつての第1位作品を並べてみると当時の時代背景がくっきりと浮かび上がってきます。
・31回 「スポーツジム 車で行って チャリをこぐ」
・26回 「いい夫婦 今じゃどうでも いい夫婦」
・21回 「空気読め それより部下の 気持ち読め!!」
・15回 「デジカメの エサは何だと 孫に聞く」
・11回 「我が家では 子供ポケモン パパのけもん」
・6回 「いい家内 10年たったら おっ家内」

・・・なるほどといった内容がいっぱいですね。

川柳には3つの要素があります。
1、うがち
物事を正面からでなく、斜めやうしろ、様々な角度から見るという事。
2、軽み
少ない言葉の中に庶民性や通俗性を含ませること
3、おかしみ
日常の中から醸し出された意図しない笑いや滑稽さ

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個人的には俳句ではなく川柳と相性がよさそうです。
また現在のコンサルタントの仕事にも川柳が通じるものがあるように感じています。
江戸時代にも同じような時代へのメッセージが存在したように思えてなりません。
時代を透徹した確かな「眼」で見つめながら、足をしっかりと「地」に着けて歩いていきたいものです。







カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
最近の『住宅産業新聞』賃貸住宅に暮らす人からのご意見が掲載されていました。
出典は住宅改良開発公社、執筆・監修は千葉大学の鈴木雅之教授です。

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以下、賃貸住宅への不満を並べてみますと・・・・・
1、冬寒い 32.9%
2、隣の音が聞こえる 24.5%
3、収納が狭い 24.0%
4、料理がしにくい 23.7%
5、家賃が高い 22.3%
6、狭い 18.1%
7、日当たりが悪い 14.7%
8、夏暑い 13.9%
9、上の階の音がうるさい 12.9%
10、傷や汚れに気を遣う 12.9%


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かつて、僕は積水ハウスの東京の支店長時代、事業所長の仕事の他に東京営業本部のアパート委員長を任されてもいました。
その折、感じていたのは一般の戸建て住宅がお客様と直接向き合っての商談をするのに対して、賃貸物件(アパート・マンション)は大家であるオーナーさんとの打ち合わせはするものの、直接入居者とは話し合いがありません。
オーナーさんは自分のアパートであっても実際入居はしません。
つまりは、ここに入居者の声が直接届かない現実が生じます。
そこでもっと入居者の声を聞いた形の賃貸住宅を創ろうと考えました。

今から23年ほど前の実話です。
一番感じていたのはお風呂とトイレが一体になっている現実でした。
アパート委員長の僕は住宅業界のトップである積水ハウスのアパートを変えれば、他の住宅会社も右に習うと考えました。
トイレとお風呂を別にする事を当たり前にしました。
キッチンがお粗末なものが殆どでした。
これはキッチンをグレードアップして一般住宅並みに仕上げるようにしました。
同様に収納量の少ない下駄箱を辞めて、天井までの下駄箱クローゼットに変更しました。
結果というと高い評価を頂きました。

今から振り返るとみんな実行して良かったことでしたが、これだけのことを変化させることにも一部には反対意見もありました。
人は変化しない事が一番楽なんだという言う現実に失望感も味わいましたが、自信を持って改良に取り組みました。(今は皆当たり前になっています。ほとんどの住宅会社が改良されました。)

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今回の入居者からの声(要望)も、しっかりと活かしていきたいものです。
「寒い」と答えた入居者は3分の1です。(すぐ改善です)
遮音の悪さ、収納率の低さ、料理のしにくさも改善の余地がありますね。
またこのアンケートには出てきていませんが、共用部分に関わるもので、「24時間ゴミ出しシステム」や、「宅配ロッカー」、「駐車場」、「駐輪場」、にも着眼していく必要がありそうです。

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もっとお客様に近づくこと、入居者の気持ちに近づくことが大切ですね。
顧客目線、入居者目線での住宅建設を望んで止みません。
私達はZ世代のニーズやウォンツにしっかりと応えていきたいものです。





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author: Masahiko Kato
人間には当然ながら寿命というものがあります。
私事ですが、5年ほど前から毎日の健康チェックを実行するようになりました。
オフィスに顔を出した時は、決まって血圧を計り、体重、続いて体脂肪、内臓脂肪、骨格筋率、BMI、基礎代謝と計測します。
たまたまでしょうが、体年齢も表示され、日々の計測が日常化していく中で健康への意識も少しづつではありますが意識化されてきているように思います。

また毎年の人間ドッグの結果も大きな健康の目安となっています。
年々老いていくのが当たり前なのでしょうが、結果として手元に頂くデータの数値を恐々として見つめてしまいます。
少しでも健康状態を維持したいというのは、年齢的に我儘かもしれませんが、体への関心度が徐々に増していく事は事実です。
友人と会ったり知る機会ごとに多くなっていく話題は健康談議です。
健康に良いものと聞くとついつい試したくなって、健康器具を購入してしまったりもするし、食べ物に至ってはなおさらそういった傾向は強くなっているようにも思います。

そんな中で毎年目標を立てています。
今年も念頭に自分なりの健康目標を立案しました。

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1、毎日30分以上の運動の徹底
2、水を一日2ℓ以上飲む
3、間食を辞める
4、毎食野菜を食べる
5、甘いものを口にしない
6、大盛は厳禁、腹八分を心がける
7、ストレッチを毎日5回実行
8、食事はゆっくり味わいながら食べる
9、お菓子はほどほどに、徐々に減らしていく
10、毎日の健康チェックを欠かさない


今年もあっという間に3月になってしまいました。(本当に時間のたつのは早いですね)
現状を検証すると、3・4・5・8・9あたりの食に関わるところがどうやら実行がおろそかとなっているようです。(食欲がしっかりあります)
逆に1、2、7、10は出来ているように思います。

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2年以上前に大きな手術をして、現在は日々リハビリを欠かさないようにしています。
実はインターネットで大正製薬が運営している健康情報サイトが存在します。
「あすけん」というのですが、これがなかなか親切です。
無料で、遠慮なく、ありがたく使わせて頂いています。
ダイエット初心者でも解り易い表示画面と使い易い機能が嬉しいサポートのアプリです。
食事のカロリーと14項目の栄養素が見やすいグラフで表示され、摂取するものの過不足を一目で把握できます。
毎日のアドバイスもして下さり従順になって謙虚に耳を傾けています。
(大正製薬さん、素晴らしいです。)

人には平均寿命と健康寿命がありますね。
健康寿命とは健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間を言います。
この健康寿命に必要なものとして栄養と、運動、社会参加が挙げられます。
毎日美味しく食を頂き、しっかりと運動をして、可能な限り社会参加もしていきたいものです。

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仕事でいつも思う事です。
企業に寿命がある事を不可思議に思われている社員さんが結構いらっしゃいます。
経営者である社長はじめ管理者の皆さんは、ご自身の企業の健康状態を絶えず意識しておきたいものですし、社員さんに対してもこの辺りの意識を高める工夫をなさっておきたいものです。
経営意識の高い社員さんが多い企業さんほど、生産性も高いと言えますね。

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author: Masahiko Kato
名古屋・中京大学の公開講座に足を運びました。
目的は将棋の藤井聡太七冠の師匠であられる杉本昌隆八段のお話を聞くことです。
興味津々、何か面白いお話が聞ければといった期待もありました。

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日本の将棋人口は460万人という事だそうです。
そのうちプロと呼ばれる人は140名とのことですから確率的には0.003%ということになります。
ちなみに囲碁人口は120万人、内プロは356名、0.03%という事でしょうか・・・。
大学受験者数が62万4千人、その内東京大学合格者は3084名ですから0.05%という事を考えると、いかに将棋の世界のプロになる確率が大変かが解りますね。

将棋のタイトルは8種類あります。
ご存じでしょうか?
「竜王」「名人」「叡王」「王位」「王座」「棋王」「王将」「棋聖」の8タイトルです。
そのうちなんと7種のタイトルを保持しているということは、凄い事というか、とんでもない事であるというお話でした。(納得です)

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ちなみに「竜王」と「名人」のタイトルが一番大きな意味を持つタイトルだそうで、「竜王」は4400万円、「名人」は4200万円の賞金があるそうです。
7つのタイトルの合計賞金金額は1億2千万円になるそうで、弱冠22歳の藤井聡太七冠の偉大さがうかがえます。

師匠としてどんな指導をしているかについての話がありました。
1、個性に合わせて指導する
2、モチベーションの維持を考える
3、一門以外の若手と対戦させる
4、スランプの時に声掛けをする
5、デジタル機器の活用(AI)


裏話となるかもしれませんが、杉本八段は藤井聡太七冠の師匠なわけですが、藤井聡太さんが小学校4年生の時に初めて師匠である杉本八段が敗北したという事です。
まあそれだけ藤井聡太さんが天才棋士ということになるのでしょうね。

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最近では人工頭脳との戦いも注目されてきています。
1972年 チェスの世界で世界チャンピオンであるカスバロフ氏が敗北します。
2016年 囲碁の世界でアルファ碁に韓国の王者が敗北します。
そして2017年 将棋の世界でもPONANZAに佐藤天彦氏が負けてしまいました。

藤井聡太七冠がAIと戦ったらどうなるのか…という話にもなりました。
何でも将棋のソフトは1秒間に1億の手を読むらしいのです。
だとすると…難しいかもしれませんね。

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ただこんなことも杉本八段は言われていました。
AIには「心」「気持ち」「五感」「倫理」というものはありません。
私達には「人間味」「人間らしさ」というものがあると・・・。

私達人間は自分の個性をAIを使って伸ばすことが出来るのでは…という事でした。

感情指数(EQ)の高いマネージャーやリーダーがビジネスの世界でも活躍しています。
これは将棋にもビジネスにも当てはまる事かなという感じがしました。





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author: Masahiko Kato
様々な企業とご縁を頂いている中で一番数多く「テーマ」となって依頼されるのがマネージャーやリーダーの意識を高めて欲しいというものです。
僕が最初にテーマとして書かせて頂いた書も『強い部隊のつくり方』でした。
現実にサラリーマン時代の成功体験は、まさにリーダーが頑張った証そのものでした。
実体験としての成功ストーリーは机上論とは違って受講者のみなさんの心に響くものがあると思います。

今回も顧問会社の管理者研修の題材でいかにしてマネージャーやリーダーはメンバーの心に火をつけていくかをテーマアップしました。
今回は「叱り方・褒め方」の勉強会でした。
最初に皆さんに質問をしてみました。

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<メンバーに対して>
まずは叱り方
・叱る目的は何ですか?
・叱ると怒るの違いは何ですか?
・上手な叱り方の例を挙げてみてください。
・叱る前にしておくべきことは何ですか?
・メンバーを叱って成功した例がありましたらお書き下さい。


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もう一つは褒め方
・褒める事の目的は何ですか?
・具体的に、どう褒めたらよいでしょうか
・褒める事と、おだてる事はどこが違いますか?
・照れをどう克服しますか?
・メンバーを褒めてうまくいった例を挙げてみてください?


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このブログでもかつてのサラリーマン時代を振り返っての話を紹介してきました。
褒められるなんてことがなかった若き営業マン時代、ほとんど毎日が叱られることの連続だったような記憶があります。
「うちの会社は頑張って結果を残しても褒められませんね」という若かりし頃の僕の質問に、上司からは「何も言われない事が褒められていることと思え」と言われたりもしました。

ハラスメントが叫ばれるようになってからは、上司のパワハラが問題視されてきて、メンバーに対してもいろいろと考えながら気を遣って接するようになってきました。
どうやら現在は、褒める事が主流になってきたような感覚で、大きな声を出してメンバーを叱咤する上司の姿を見る事が少なくなってきているように僕の目には映ります。

ただ、この褒める事と、叱る事は双方ともに大切な事と考えたいものです。
少なくとも自分たちの組織を業績向上に結びつけていく為には、リーダーやマネージャーは覚悟を持ってメンバーに接していく事が不可欠です。

それが出来るかできないかが、良きマネージャー、良きリーダーの大きな目安になると言ってよいでしょう。

そこにあって大切な事は常日頃からメンバーとのコミュニケーションをしっかりと取っておく事に他ありません。
またどこまでメンバーの気持ちを汲んで、愛情を持って成長に結び付けていくかも重要ですね。

褒める事が甘やかすことにならないように、メンバーのモチベーションが上がっていくように、例え成果に結びつかなくとも感謝の気持ちを伝えて、あのリーダーの為なら頑張れると思われるような関係つくりが出来ればと思います。

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簡単ではないでしょうが、メンバーの話を真剣に聞いてあげる事も大切な務めですね。
メンバーの目線で叱る事、叱った後のフォローも忘れないようにしたいものです。



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author: Masahiko Kato
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有難いことですが食欲があります。
年齢とは裏腹にすこぶる順調に食に関心があります。
現在の毎日の一番の楽しみは食べる事と言ってもよいかもしれません。(笑)
近辺に興味があるお店を見つけると、多少遠方であっても人を誘っては足を運びます。
ただそうなると心配なのは体重の増加ということになります。
周囲からは太りすぎとか言われて、痩せる事が必要という意識もあります。
先日、毎年恒例で受診している人間ドッグに行ってきました。

体重や血圧に関しては毎朝計測していますので大体は理解しています。
ここの所、年を得る毎に人間ドッグの結果が悪化してきています。
今回は昨年から運動量を増やして数値の改善をしたく考えていました。
詳しい結果が手元に届くのは受診後2週間後という事ですのでまだ手元にはありません。
が、当日の検査結果を頂くことが出来ました。

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体重は昨年から1.1㎏減でしたが、僕の身長であれば本来は66㎏が理想とされており現状の肥満度は113%でありました。
これは今後の大きな課題で今年は真剣にトライしていく予定です。
とりあえずは70キロを目標値にします。
嬉しかったのは肝機能が改善されてきたこと、糖尿病の症状(値)が低くなってきていることでしょうか。
それと年々内臓脂肪が増えてきていて昨年は117平方センチだったのが、今年は87平方センチに減っていたのが嬉しかったですね。
また脳・心血菅病のリスクが高かったのが正常値に改善されていました。
担当された看護師さんが驚かれて、私の書類にはなまるを付けて下さいました。
幼い子供たちだけでなく、はなまるは付けて頂くとつくづく嬉しいものですね。

昨年から週5回以上は有酸素運動でウォーキングを1時間程度実践しています。
手術後の足をかばいながら歩くことは正直ハンディを背負っている感覚であまり気持ちの良いものではありません。
当初は嫌々で歩くことが日常でした。
こうなるともう自分との戦いになってきます。
意志が強いかどうかという問題です。
「負けるものか!」といった感覚で動きます。
地道な運動の継続の成果が多少出てきたのかと自負しています。

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不思議なもので運動をしないと何となく不安です。
動くことの魅力に少しずつですがとりこになりつつあります。
今年になってからも1月は20日間はしっかりと運動が出来ました。
全く体を動かさなかった日がそれでも6日間ありました。
どうしても仕事の関係で運動にまで時間が取れないという事もありました。
そこもまた改善です。
仕事が1番だったのを、体を1番にするように方向転換です。
2月に入ってからは今日までに16日間運動を実践した日となってきています。
徐々にではありますが、体を動かす動作が当たり前化してきたということになります。
寒い日は重装備で、雨の日には傘を差しながら愚直に歩きます。
耳にはイヤホン、大好きなフォークソングを聞きながら、また最近何故か好きになってきた演歌も耳にして・・・。

僕の仕事は人を元気にする仕事です。
企業を業績向上に結びつける仕事です。
これは健康体であることが義務付けされていると言って過言でないように思われます。

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「ああ、面白い人生だった」と終われるように・・・。
そろそろ人生のラストランも近づいてきた自分自身にもう一つ喝を入れたいと思います。




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author: Masahiko Kato
懐かしい若き日、多感な時期だけに悩み、迷い、虚しさも味わった思いがあります。
そんな時代は逆に、様々なものに興味を抱き、関心を持ったことも事実です。
浪人時代、その後の学生時代、とにかくお金だけはなかったですね。
振り返るとなんであんなに空しさを感じていたのか、大学へ行くより金銭的に不自由でしたからアルバイトばっかりの日々でした。
家庭教師、牛丼店、居酒屋、キャッチ販売、ビール運送、地図の営業、スーパー店員、ガードマン等色々とやりました。

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学生時代、そんな中で影響を受けたのは映画と書物、そして音楽でした。
池袋の深夜映画、学生たちでいつも満員状態でしたね。
キャストの一人一人が映像に出てくるたびに歓声が沸きいつも盛り上がっていました。
やくざ映画に出てくる高倉健さんは当時の僕の中ではヒーローでした。
反体制の姿勢が観客に受けたのでしょうね。
その後、山田洋二監督の「幸せの黄色いハンカチ」や「遥かなる山の呼び声」の健さんはもっと好きになりましたが・・・。

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音楽はフォークソング全盛時代で毎日のようにギターを抱えて歌っていました。
今でも大好きでウォーキングの度に耳にしている吉田拓郎、岡林信康、加川良、高田渡などはもう夢中でしたね。
自分でもオリジナルで作詞・作曲していろいろと歌っていました。
ギターは何よりの心のよりどころだったような気がします。
夜は4畳半の安アパートの近くのスナックが夜の学校でした。
金の無い僕でしたが皆さんが可愛がってくださいました。
まだカラオケもない時代、ママが歌う伴奏を僕のギターでお手伝いしたりもしました。
おかげでママさんにはいろいろとご馳走にもなりました。
東武東上線「東武練馬」駅周辺のお店の方々にはお世話になった感があります。

書で影響を受けたのが演劇界でも新しい風を吹かせていた寺山修司さんでしょうか?
また小田実さんにも共感して、その書『何でも見てやろう!』はヒッチハイクをするようになった発端を作ってくれた本でもあります。
寺山修司さんの書『書を捨てよ、街へ出よう!』も感銘を受けました。

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その当時から僕は以前よりまして行動的になったような感じがします。
先程も書いたようにとにかく貧しかったですから、贅沢は出来ません。
逆に盗られるものがありませんから怖いものもなしです。
アルバイトで多少の金額がたまると寝袋を背負ってリュック1つでヒッチハイカーとなって全国に出かけました。
ガソリンスタンドで給油されるドライバーさんに声をかけ乗車させて頂きました。
おそらくは100台以上の車に乗せて頂いたに違いありません。
本当を言えば、海外にも行くべきだったかもしれません。
が、当時は1ドル360円という時代、海外旅行へ行くなんてとてもじゃないが裕福じゃないと難しい時代でした。
当時の新婚旅行は殆どが宮崎など、国内でした。
また英語が特に苦手といったこともその理由だったかもしれません。
そこは若干、後悔に似た感情を持つことも正直あります。

経験は大きな財産になるモノだと思います。
個人的には、口にする、物を語るだけではなくとにかく動いてみる事の重要性が身についてきた感じがしています。
理論ではなく経験からくる言葉を大切にするようにもなってきました。

仕事上、若い人たちとの接点が数多くあります。
もっといろいろな事を知って欲しいと思います。
経験を大事にしてほしいと願います。
様々な事に関心を持って頂きたい、何にでも興味を持つと人生が楽しくなるに違いないと思っています。
健康は何よりの財産です。
健康体である若い時代にはチャレンジングに生きて頂きたいと願っています。
一度きりの人生だからこそ、しっかりと前を向いて歩んでほしいものです。
悔いの無いようにしていただきたいですね。

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大学生の多くが就職の際、起業を考えるようです。
望ましい事だと考えます。
関与する企業の中にも夢を持ち、熱のある人を見かける事があります。
そんな時には、僕も何か嬉しくなります。
ついつい積極的にこちらからもアドバイスしたくなります。
自分が出来なかった事や、かなわなかった夢を彼らに託したくなることもあります。

頑張って欲しいものですね!!皆さん。





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author: Masahiko Kato
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大和ハウス工業がこの4月から初任給を挙げるとのこと、しかもどうやらその金額が半端でなく10万円上げるとのことらしいですね。
そうだとしたら現行から38~43%増、当然ながら2年目以上の正社員さん達も軒並み上昇となって、年収ペースで10%は上がるということになるでしょう。

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すごいですね。
そうなると軒並み住宅大手のメーカーも右に習え?ということになるのでしょうか?
大和ハウス工業・・・さすがは5兆円企業です。
1955年に創業、積水ハウスが創立が1960年ですからプレハブ業界の先陣を切った会社です。
今では単体で社員数16135名、連結では48483名(2024年3月末現在)のビッグ企業となっています。
1兆円企業になるのは積水ハウスの方が速かった記憶があります。
我々がしゃにむになって頑張っていた時代です。
ところが大和ハウスさん、実力発揮というか、泥臭さも感じますが、駅周辺などの土地のオーナーさんに対しての対策は凄いですね。
スキのない営業、地域にしっかりと密着した営業スタイルは不変です。
今や、住宅だけでなく周辺事業はもちろん、様々な事業への展開にチャレンジしておられます。
総合商社にも似たバイタルティ溢れた企業のイメージですね。
テレビのコマーシャルなども最近はヒット、かつてのイメージとは売って変わってきています。

初任給アップの理由はと言えば、人材不足が原因と言えるでしょう。
採用環境が厳しい中、少しでも優秀な人材を確保したいという思いが反映されたものと思われます。

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僕が積水ハウスに就職した時の初任給が86000円でした。
明確に覚えています。
但し、営業手当が一律20000円ついていました。
また契約や、着工、売り上げによって歩合が加算されましたからトップ営業ともなれば結構多くの収入を得る事が可能でした。
そうは言っても今と違ってコンプライアンスなんて守られていない時代、1日の労働時間は16時間ぐらいではなかったかと振り返ります。(毎日ではないですが…。)
時間給を計算すると激安だったかもしれませんね。
またハラスメントも日常茶飯事だったような感じがします。

住宅業界はかつて3Kとも言われていました。
きつい・汚い・危険の3Kです。
そういわれた過去から見つめると随分な変わりようでもあります。

住宅メーカーの社員さん達の年収が上がって、入社したいという優秀な人材が確保されることは望ましい事だと思っています。
ただそうなるとこのところ気になっている住宅の価格がまた上昇するのではないのかと疑問視もしてしまいます。
何か、富裕層だけをターゲットにする会社になってしまうような感覚がしてなりません。

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現に賃貸住宅の契約金額が半端ではありません。
かつては2階建てアパートが主流でしたが、今や皆高層のマンションが殆どです。
平均の受注金額が1棟当たり1億円近くの金額にここへきて跳ね上がってきています。
また、戸建て住宅の1棟当たりの契約単価も坪単価が120万円以上と、普通のサラリーマンには土地まで考慮すると手が届かない状況になっているように思えてなりません。
特に都市部においては1戸建ての「家」を持つのは、親からの土地があればなんとかなるでしょうが、そうでもない限りは困難な状況になっているように感じます。

庶民の味方なんて状況ではなくて、手が届かない住宅メーカーになりつつあります。

いろいろな問題が存在します。
来るべく大地震に対応できる様な強い構造体の住まいを提供する様にようにしている事。(壊れるかどうかは不可解ですが…)
建築資材が軒並み値上げ(今後も続くでしょう)という状況。

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かつてこのブログでも書きましたが、住宅がビルダーの時代に戻って来ている、そんな感覚があります。
何かもっとドラスチックな価格ダウンの方策がないものでしょうか?
土地には付加されていない消費税、海外の国では住宅に付加されていない国も現実に存在しています。
日本における住宅にもそのあたりの工夫が欲しいものです。