カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
最近の『住宅産業新聞』賃貸住宅に暮らす人からのご意見が掲載されていました。
出典は住宅改良開発公社、執筆・監修は千葉大学の鈴木雅之教授です。

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以下、賃貸住宅への不満を並べてみますと・・・・・
1、冬寒い 32.9%
2、隣の音が聞こえる 24.5%
3、収納が狭い 24.0%
4、料理がしにくい 23.7%
5、家賃が高い 22.3%
6、狭い 18.1%
7、日当たりが悪い 14.7%
8、夏暑い 13.9%
9、上の階の音がうるさい 12.9%
10、傷や汚れに気を遣う 12.9%


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かつて、僕は積水ハウスの東京の支店長時代、事業所長の仕事の他に東京営業本部のアパート委員長を任されてもいました。
その折、感じていたのは一般の戸建て住宅がお客様と直接向き合っての商談をするのに対して、賃貸物件(アパート・マンション)は大家であるオーナーさんとの打ち合わせはするものの、直接入居者とは話し合いがありません。
オーナーさんは自分のアパートであっても実際入居はしません。
つまりは、ここに入居者の声が直接届かない現実が生じます。
そこでもっと入居者の声を聞いた形の賃貸住宅を創ろうと考えました。

今から23年ほど前の実話です。
一番感じていたのはお風呂とトイレが一体になっている現実でした。
アパート委員長の僕は住宅業界のトップである積水ハウスのアパートを変えれば、他の住宅会社も右に習うと考えました。
トイレとお風呂を別にする事を当たり前にしました。
キッチンがお粗末なものが殆どでした。
これはキッチンをグレードアップして一般住宅並みに仕上げるようにしました。
同様に収納量の少ない下駄箱を辞めて、天井までの下駄箱クローゼットに変更しました。
結果というと高い評価を頂きました。

今から振り返るとみんな実行して良かったことでしたが、これだけのことを変化させることにも一部には反対意見もありました。
人は変化しない事が一番楽なんだという言う現実に失望感も味わいましたが、自信を持って改良に取り組みました。(今は皆当たり前になっています。ほとんどの住宅会社が改良されました。)

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今回の入居者からの声(要望)も、しっかりと活かしていきたいものです。
「寒い」と答えた入居者は3分の1です。(すぐ改善です)
遮音の悪さ、収納率の低さ、料理のしにくさも改善の余地がありますね。
またこのアンケートには出てきていませんが、共用部分に関わるもので、「24時間ゴミ出しシステム」や、「宅配ロッカー」、「駐車場」、「駐輪場」、にも着眼していく必要がありそうです。

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もっとお客様に近づくこと、入居者の気持ちに近づくことが大切ですね。
顧客目線、入居者目線での住宅建設を望んで止みません。
私達はZ世代のニーズやウォンツにしっかりと応えていきたいものです。





カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
桜の花が綺麗な季節を迎えています。
この時期は心も弾んで何かしら新しい事へのチャレンジもしたくなるものです。
ドラスティックに自己変革もしてみたいですね。

プロ野球も始まりました。
大谷選手の大活躍が楽しみな大リーグもスタートしています。
つい先日も劇的なサヨナラホームランを打ってくれました。
今年もついつい応援したくなりますし、期待は大です。
ドラフトで入ったばかりの野球選手がいきなり活躍しているなんていうのもあります。

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関与している企業にも新入社員さんが入ってきています。
サラリーマンの支店長時代、僕は新入社員さん達が入ってくるたびに期待をしていました。
そしていつも口癖で申し上げていました。
「君たちは先輩にはないたくさんの財産を持っているんだよ」…と。
例えば、従順さ。
例えば、一生懸命さ。
例えば、将来性。
例えば、モチベーションの高さ。
「どうか、自信を持って仕事に取り組んでくださいね」
先輩社員には、新人さん達の財産を大切にしてあげて欲しくお願いもしていました。

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そして毎年、決まって新人さん達が大活躍をして下さいました。
いきなりトップ営業になった人も数多くいらっしゃいます。
それは期待したからだと思います。
そして新人さん達が頑張る事で会社全体がシナジー効果が出て業績向上に繋がりました。
つまりは僕にとっては新人さんが会社の業績に大いに貢献して下さるお宝だったわけです。

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企業の経営者の方々に申し上げたいですね。
新人さんを最初から「見習い」のごとき扱いをしないようにしましょう。
新人さんは凄い力を持っているのです。
今や「年功序列」型の企業は若い人には人気はありませんね。
今年は多くの企業が初任給を随分と高く設定しました。
これは何よりも優秀な人材を確保しようとする気持ちの表れです。

つまりは「売り手市場」の時代なわけなのです。
新人さん達も自分たちを入社早々1人前以上に評価してくれるであろう企業に入社しようとしているように思われます。

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新人さん達は自分を良く知っています。
自分が才能を持っていることを・・・。
だからこそ年々起業家志向が増えてきているのでしょう・・・。

新人さん達こそが企業の明日を作ってくれる期待の星です。
大切に育てましょう。
しっかりと叱る事も重要です。
褒めてあげる事ももちろん大切です。
何よりもしっかりと関心を持ってあげる事、認めてあげる事を忘れないようにしたいものです。





カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
あいつはダメだ、辞めてもらったら・・・などというレッテルを上司が部下にしていたらどうなるでしょうか・・・?
確かにそういわれるぐらいですから なかなか営業実績が上がらない、向上心が見られない、言われたことを実行しない…そういう人もいらっしゃることでしょう。

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関与している会社で相談がありました。
どうしたらよいでしょうか・・・?
そういった折、どうされていましたか・・・?

僕のコンサルティングは経験が基本になっています。
机上論ではない、現実に成功してきたこと(失敗も含め)経験が活きています。

かつて僕がプレイングマネージャーだったころの話です。
僕は新人を育てるのが得意でした。
また成績の上がっていない社員をボトムアップして優秀な営業に育てる事も得手としていました。
その経験は『新入社員が1年でトップ営業になる方法』の書(住宅新報社)にも書かせて頂いています。

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これは父親の影響だと言ってよいでしょう。
教員だった父は岐阜の田舎の教師時代、私たち家族5人が住む狭い教員住宅に進学予定の数名の生徒を招き、無償で学習指導していました。(今なら塾に値するかもしれません)
小学生だった僕はそんな父の姿を見ながら育ちました。

当時の上司である支店長から成績が上がらないT君を君に任せるから何とか1人前にしてくれとの依頼があり「わかりました」とお引き受けしました。
確かにT君は営業成績が入社以来低迷が継続していました。
その後、T君の上司となって 僕なりに日々声掛けをし、自分の営業行動にも同行させたりと自分なりの努力をしました。

2年経過して支店長から声がかかりました。
「君の所にT君を預けたが、結果が出ていない」「異動してもらうことにするよ」
そこには来期からの組織図が書かれており、T君の移動先が示されてありました。

「すみません、支店長、僕の我儘を聞いて下さい。もう半年だけT君を僕の店においてください。必ず、必ず実績を上げるようにします」
通常、上司の命令に従うことはご法度です。
自分でも「まさか」という行動に出てしまったのですが、支店長に僕の気持ちが伝道したのです。
当時の支店長にも感謝です。
懐の深い方だったように振り返ります。

実はT君のサービス精神が人一倍強い事を僕は知っていました。
新人時代、人の喜ぶことに自分を犠牲にして実践していたことがしっかりと僕の脳裏にありました。
「あのサービス精神は本物の筈、必ず成果に結びつく」と信じていました。

T君にこの事実を話しました。
人事異動をあえて変更して頂いたことも話しました。
「いいか、この半年、死に物狂いで頑張ろう!、俺も今まで以上にお前の面倒を見る
しっかりといつも以上にT君の手を強く握りました。

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結果をお話しします。
この半年間のT君の営業成績はトップクラスになったのです。
しかも契約内容が素晴らしいものでした。
オーナー様からの紹介成約ばかりだったのです。
この結果を上司の支店長も喜んでくださいました。
「君の言うことを聞いて良かった」とも仰ってくださいました。

T君はこの後、営業成績が順調になって店長にも抜擢される存在になりました。

認めてあげる事、信じてあげる事、褒めてあげる事、みんな大切ですね。




カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
積水ハウスが2024年度の決算発表をしました。
他の住宅会社と違って積水ハウスは1月決算、7月決算の会社です。
2025年度の1月決算を見るとなんと売り上げが4兆円を超えていました。
ライバル会社ともいえる大和ハウス工業が5兆円企業ですから、うなづける金額ですが、それにしても大きな金額になってきたなぁというのが実感です。
(ちなみに大和ハウスさんは積水ハウスよりも5年先輩の企業さんです)
かつて現役時代、住宅業界初の1兆円企業を目指し、達成した時が思い起こされます。

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ちなみに我が日本国の企業の売り上げ順位を参考に上げてみると・・・
1位、トヨタ自動車 45兆円
2位、Honda 20兆4千億円
3位、三菱商事 19兆5千億円
4位、伊藤忠商事 14兆円
5位、ENEOS 13兆8千億円・
・・・

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そして建設業界では・・・
26位 大和ハウス工業 5兆2千億円
40位 積水ハウス 4兆円

‥‥という結果が出ています。

そして積水ハウスのその売上高の内訳はというと、
請負型が1兆3千4百億円
ストック型 8千7百億円
開発型 5千8百億円
国際 1兆2千7百億円

大きく変化してきたことは 海外への展開と言ってよいと思います。
この事業が、昨年度から150%アップと大きく売り上げを伸ばしています。
そして2025年度の予定は4兆5千億円の売り上げが掲げられています。
そこでの一番の進捗要因は国際事業であり、国内の安定成長と、海外の積極的成長からの数字目標です。
個人的には世界を相手の事業展開になっていくかつての自分の会社のいくえを多少心配もしたりもします。(トランプ政権になってからは特に感じてしまいます)

日本企業は最近になって内部留保となっている資産を人材に向けようとする動きに変えつつあります。
望ましい事だと思います。
売上が増えていく事に対しては異論はありませんが、企業における人間力が弱くなってきているのではとよく感じる事があります。
人材に対しての投資をもっと積極的に行っていく事に賛同します。
人手不足も手伝って様々な企業が良き人材を確保しようとベースアップを実践し、また基本給も大きく改善しようとの動きが見られます。
それが出来る企業と、ついていけない企業との格差が問題でもありますが、「人」に対して注力しようとする努力は惜しむものではないでしょう。

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日本が国際的にもっと強い国になって欲しい願望もあります。
一人一人の社員のやる気が素晴らしい国への足掛かりになるべく、人への投資を企業経営者には望まずにはおられませんね。

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カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
今まで住宅会社を中心に本当に様々な企業のお手伝いをさせて頂きました。
幸せな事です。
多忙だった10年間は正月とゴールデンウィーク以外が仕事日でした。
全国で仕事での御縁を頂いたことは感謝しかありません。
そして今、年齢も高くなってきましたが、現在も定期的に仕事を頂いています。
これはもうありがたい事です。(感謝しかありません)
正直、自分自身が仕事が好きであることも事実です。
学生時代の8人で構成されている友人グループがありますが、悲しきかな一人は若くして故人となりました。
後の7人も現状は仕事から離れているようです。
僕からすると少し寂しい感じもしますが、逆に残った自分は他の友人の分まで頑張ろうなんてことも思ったりもします。
いつまで仕事ができるか(健康上の問題もありますから)わかりませんが、理想を言えば一生現役が最高ですね。

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さていろいろと企業に顔を出させて頂いた中で共通して行ってもらう試験があります。
何かというと「自分の会社の事知ってますか」という検証テストです。

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例えば・・・
1、会社の年間売上はどのくらいですか?
2、会社の創業はいつですか・・・?
3、会社の企業理念は何ですか・・・?
4、会社の今年度の基本方針は・・・?
5、会社のライバル会社は・・・?
6、会社の強みは何ですか・・・?
7、社長のフルネームは・・・?

…ざっとこのような類です。

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ところがです。
意外や意外、正確に答えが出てこないのが現実です。
入社したばかりの新入社員さんや、派遣社員、アルバイトさんならともかく、会社によってはマネージャークラスまでがご存じないなんてことも稀にあります。
(これは大変に驚きでした)

よく実行するテストで自己検証というものも存在します。
自分の事どこまで知ってますか…といったものですが、こういった検証も随分と役立つものです。
他人から見た自分と自分の思っている自分のギャップに気づくことも大切ですね。
自分を知る為には他人という鏡に自分を映すことが重要なんですね。

組織として、企業として、会社が生き残るためには会社が強くなることが不可欠です。
自分を知る事もですが、自分の会社を知っておくことも重要です。
そういった意識が会社の売り上げを増やす、利益を生み出す原動力になっていくものでしょう。

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自分が働く、毎日顔を出す自分の会社、キッチリと知っておく事大切ですね。
しっかりと意識しておきたいものです。




カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
人間には当然ながら寿命というものがあります。
私事ですが、5年ほど前から毎日の健康チェックを実行するようになりました。
オフィスに顔を出した時は、決まって血圧を計り、体重、続いて体脂肪、内臓脂肪、骨格筋率、BMI、基礎代謝と計測します。
たまたまでしょうが、体年齢も表示され、日々の計測が日常化していく中で健康への意識も少しづつではありますが意識化されてきているように思います。

また毎年の人間ドッグの結果も大きな健康の目安となっています。
年々老いていくのが当たり前なのでしょうが、結果として手元に頂くデータの数値を恐々として見つめてしまいます。
少しでも健康状態を維持したいというのは、年齢的に我儘かもしれませんが、体への関心度が徐々に増していく事は事実です。
友人と会ったり知る機会ごとに多くなっていく話題は健康談議です。
健康に良いものと聞くとついつい試したくなって、健康器具を購入してしまったりもするし、食べ物に至ってはなおさらそういった傾向は強くなっているようにも思います。

そんな中で毎年目標を立てています。
今年も念頭に自分なりの健康目標を立案しました。

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1、毎日30分以上の運動の徹底
2、水を一日2ℓ以上飲む
3、間食を辞める
4、毎食野菜を食べる
5、甘いものを口にしない
6、大盛は厳禁、腹八分を心がける
7、ストレッチを毎日5回実行
8、食事はゆっくり味わいながら食べる
9、お菓子はほどほどに、徐々に減らしていく
10、毎日の健康チェックを欠かさない


今年もあっという間に3月になってしまいました。(本当に時間のたつのは早いですね)
現状を検証すると、3・4・5・8・9あたりの食に関わるところがどうやら実行がおろそかとなっているようです。(食欲がしっかりあります)
逆に1、2、7、10は出来ているように思います。

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2年以上前に大きな手術をして、現在は日々リハビリを欠かさないようにしています。
実はインターネットで大正製薬が運営している健康情報サイトが存在します。
「あすけん」というのですが、これがなかなか親切です。
無料で、遠慮なく、ありがたく使わせて頂いています。
ダイエット初心者でも解り易い表示画面と使い易い機能が嬉しいサポートのアプリです。
食事のカロリーと14項目の栄養素が見やすいグラフで表示され、摂取するものの過不足を一目で把握できます。
毎日のアドバイスもして下さり従順になって謙虚に耳を傾けています。
(大正製薬さん、素晴らしいです。)

人には平均寿命と健康寿命がありますね。
健康寿命とは健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間を言います。
この健康寿命に必要なものとして栄養と、運動、社会参加が挙げられます。
毎日美味しく食を頂き、しっかりと運動をして、可能な限り社会参加もしていきたいものです。

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仕事でいつも思う事です。
企業に寿命がある事を不可思議に思われている社員さんが結構いらっしゃいます。
経営者である社長はじめ管理者の皆さんは、ご自身の企業の健康状態を絶えず意識しておきたいものですし、社員さんに対してもこの辺りの意識を高める工夫をなさっておきたいものです。
経営意識の高い社員さんが多い企業さんほど、生産性も高いと言えますね。

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カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
名古屋・中京大学の公開講座に足を運びました。
目的は将棋の藤井聡太七冠の師匠であられる杉本昌隆八段のお話を聞くことです。
興味津々、何か面白いお話が聞ければといった期待もありました。

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日本の将棋人口は460万人という事だそうです。
そのうちプロと呼ばれる人は140名とのことですから確率的には0.003%ということになります。
ちなみに囲碁人口は120万人、内プロは356名、0.03%という事でしょうか・・・。
大学受験者数が62万4千人、その内東京大学合格者は3084名ですから0.05%という事を考えると、いかに将棋の世界のプロになる確率が大変かが解りますね。

将棋のタイトルは8種類あります。
ご存じでしょうか?
「竜王」「名人」「叡王」「王位」「王座」「棋王」「王将」「棋聖」の8タイトルです。
そのうちなんと7種のタイトルを保持しているということは、凄い事というか、とんでもない事であるというお話でした。(納得です)

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ちなみに「竜王」と「名人」のタイトルが一番大きな意味を持つタイトルだそうで、「竜王」は4400万円、「名人」は4200万円の賞金があるそうです。
7つのタイトルの合計賞金金額は1億2千万円になるそうで、弱冠22歳の藤井聡太七冠の偉大さがうかがえます。

師匠としてどんな指導をしているかについての話がありました。
1、個性に合わせて指導する
2、モチベーションの維持を考える
3、一門以外の若手と対戦させる
4、スランプの時に声掛けをする
5、デジタル機器の活用(AI)


裏話となるかもしれませんが、杉本八段は藤井聡太七冠の師匠なわけですが、藤井聡太さんが小学校4年生の時に初めて師匠である杉本八段が敗北したという事です。
まあそれだけ藤井聡太さんが天才棋士ということになるのでしょうね。

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最近では人工頭脳との戦いも注目されてきています。
1972年 チェスの世界で世界チャンピオンであるカスバロフ氏が敗北します。
2016年 囲碁の世界でアルファ碁に韓国の王者が敗北します。
そして2017年 将棋の世界でもPONANZAに佐藤天彦氏が負けてしまいました。

藤井聡太七冠がAIと戦ったらどうなるのか…という話にもなりました。
何でも将棋のソフトは1秒間に1億の手を読むらしいのです。
だとすると…難しいかもしれませんね。

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ただこんなことも杉本八段は言われていました。
AIには「心」「気持ち」「五感」「倫理」というものはありません。
私達には「人間味」「人間らしさ」というものがあると・・・。

私達人間は自分の個性をAIを使って伸ばすことが出来るのでは…という事でした。

感情指数(EQ)の高いマネージャーやリーダーがビジネスの世界でも活躍しています。
これは将棋にもビジネスにも当てはまる事かなという感じがしました。





カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
様々な企業とご縁を頂いている中で一番数多く「テーマ」となって依頼されるのがマネージャーやリーダーの意識を高めて欲しいというものです。
僕が最初にテーマとして書かせて頂いた書も『強い部隊のつくり方』でした。
現実にサラリーマン時代の成功体験は、まさにリーダーが頑張った証そのものでした。
実体験としての成功ストーリーは机上論とは違って受講者のみなさんの心に響くものがあると思います。

今回も顧問会社の管理者研修の題材でいかにしてマネージャーやリーダーはメンバーの心に火をつけていくかをテーマアップしました。
今回は「叱り方・褒め方」の勉強会でした。
最初に皆さんに質問をしてみました。

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<メンバーに対して>
まずは叱り方
・叱る目的は何ですか?
・叱ると怒るの違いは何ですか?
・上手な叱り方の例を挙げてみてください。
・叱る前にしておくべきことは何ですか?
・メンバーを叱って成功した例がありましたらお書き下さい。


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もう一つは褒め方
・褒める事の目的は何ですか?
・具体的に、どう褒めたらよいでしょうか
・褒める事と、おだてる事はどこが違いますか?
・照れをどう克服しますか?
・メンバーを褒めてうまくいった例を挙げてみてください?


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このブログでもかつてのサラリーマン時代を振り返っての話を紹介してきました。
褒められるなんてことがなかった若き営業マン時代、ほとんど毎日が叱られることの連続だったような記憶があります。
「うちの会社は頑張って結果を残しても褒められませんね」という若かりし頃の僕の質問に、上司からは「何も言われない事が褒められていることと思え」と言われたりもしました。

ハラスメントが叫ばれるようになってからは、上司のパワハラが問題視されてきて、メンバーに対してもいろいろと考えながら気を遣って接するようになってきました。
どうやら現在は、褒める事が主流になってきたような感覚で、大きな声を出してメンバーを叱咤する上司の姿を見る事が少なくなってきているように僕の目には映ります。

ただ、この褒める事と、叱る事は双方ともに大切な事と考えたいものです。
少なくとも自分たちの組織を業績向上に結びつけていく為には、リーダーやマネージャーは覚悟を持ってメンバーに接していく事が不可欠です。

それが出来るかできないかが、良きマネージャー、良きリーダーの大きな目安になると言ってよいでしょう。

そこにあって大切な事は常日頃からメンバーとのコミュニケーションをしっかりと取っておく事に他ありません。
またどこまでメンバーの気持ちを汲んで、愛情を持って成長に結び付けていくかも重要ですね。

褒める事が甘やかすことにならないように、メンバーのモチベーションが上がっていくように、例え成果に結びつかなくとも感謝の気持ちを伝えて、あのリーダーの為なら頑張れると思われるような関係つくりが出来ればと思います。

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簡単ではないでしょうが、メンバーの話を真剣に聞いてあげる事も大切な務めですね。
メンバーの目線で叱る事、叱った後のフォローも忘れないようにしたいものです。



カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
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有難いことですが食欲があります。
年齢とは裏腹にすこぶる順調に食に関心があります。
現在の毎日の一番の楽しみは食べる事と言ってもよいかもしれません。(笑)
近辺に興味があるお店を見つけると、多少遠方であっても人を誘っては足を運びます。
ただそうなると心配なのは体重の増加ということになります。
周囲からは太りすぎとか言われて、痩せる事が必要という意識もあります。
先日、毎年恒例で受診している人間ドッグに行ってきました。

体重や血圧に関しては毎朝計測していますので大体は理解しています。
ここの所、年を得る毎に人間ドッグの結果が悪化してきています。
今回は昨年から運動量を増やして数値の改善をしたく考えていました。
詳しい結果が手元に届くのは受診後2週間後という事ですのでまだ手元にはありません。
が、当日の検査結果を頂くことが出来ました。

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体重は昨年から1.1㎏減でしたが、僕の身長であれば本来は66㎏が理想とされており現状の肥満度は113%でありました。
これは今後の大きな課題で今年は真剣にトライしていく予定です。
とりあえずは70キロを目標値にします。
嬉しかったのは肝機能が改善されてきたこと、糖尿病の症状(値)が低くなってきていることでしょうか。
それと年々内臓脂肪が増えてきていて昨年は117平方センチだったのが、今年は87平方センチに減っていたのが嬉しかったですね。
また脳・心血菅病のリスクが高かったのが正常値に改善されていました。
担当された看護師さんが驚かれて、私の書類にはなまるを付けて下さいました。
幼い子供たちだけでなく、はなまるは付けて頂くとつくづく嬉しいものですね。

昨年から週5回以上は有酸素運動でウォーキングを1時間程度実践しています。
手術後の足をかばいながら歩くことは正直ハンディを背負っている感覚であまり気持ちの良いものではありません。
当初は嫌々で歩くことが日常でした。
こうなるともう自分との戦いになってきます。
意志が強いかどうかという問題です。
「負けるものか!」といった感覚で動きます。
地道な運動の継続の成果が多少出てきたのかと自負しています。

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不思議なもので運動をしないと何となく不安です。
動くことの魅力に少しずつですがとりこになりつつあります。
今年になってからも1月は20日間はしっかりと運動が出来ました。
全く体を動かさなかった日がそれでも6日間ありました。
どうしても仕事の関係で運動にまで時間が取れないという事もありました。
そこもまた改善です。
仕事が1番だったのを、体を1番にするように方向転換です。
2月に入ってからは今日までに16日間運動を実践した日となってきています。
徐々にではありますが、体を動かす動作が当たり前化してきたということになります。
寒い日は重装備で、雨の日には傘を差しながら愚直に歩きます。
耳にはイヤホン、大好きなフォークソングを聞きながら、また最近何故か好きになってきた演歌も耳にして・・・。

僕の仕事は人を元気にする仕事です。
企業を業績向上に結びつける仕事です。
これは健康体であることが義務付けされていると言って過言でないように思われます。

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「ああ、面白い人生だった」と終われるように・・・。
そろそろ人生のラストランも近づいてきた自分自身にもう一つ喝を入れたいと思います。




カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
懐かしい若き日、多感な時期だけに悩み、迷い、虚しさも味わった思いがあります。
そんな時代は逆に、様々なものに興味を抱き、関心を持ったことも事実です。
浪人時代、その後の学生時代、とにかくお金だけはなかったですね。
振り返るとなんであんなに空しさを感じていたのか、大学へ行くより金銭的に不自由でしたからアルバイトばっかりの日々でした。
家庭教師、牛丼店、居酒屋、キャッチ販売、ビール運送、地図の営業、スーパー店員、ガードマン等色々とやりました。

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学生時代、そんな中で影響を受けたのは映画と書物、そして音楽でした。
池袋の深夜映画、学生たちでいつも満員状態でしたね。
キャストの一人一人が映像に出てくるたびに歓声が沸きいつも盛り上がっていました。
やくざ映画に出てくる高倉健さんは当時の僕の中ではヒーローでした。
反体制の姿勢が観客に受けたのでしょうね。
その後、山田洋二監督の「幸せの黄色いハンカチ」や「遥かなる山の呼び声」の健さんはもっと好きになりましたが・・・。

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音楽はフォークソング全盛時代で毎日のようにギターを抱えて歌っていました。
今でも大好きでウォーキングの度に耳にしている吉田拓郎、岡林信康、加川良、高田渡などはもう夢中でしたね。
自分でもオリジナルで作詞・作曲していろいろと歌っていました。
ギターは何よりの心のよりどころだったような気がします。
夜は4畳半の安アパートの近くのスナックが夜の学校でした。
金の無い僕でしたが皆さんが可愛がってくださいました。
まだカラオケもない時代、ママが歌う伴奏を僕のギターでお手伝いしたりもしました。
おかげでママさんにはいろいろとご馳走にもなりました。
東武東上線「東武練馬」駅周辺のお店の方々にはお世話になった感があります。

書で影響を受けたのが演劇界でも新しい風を吹かせていた寺山修司さんでしょうか?
また小田実さんにも共感して、その書『何でも見てやろう!』はヒッチハイクをするようになった発端を作ってくれた本でもあります。
寺山修司さんの書『書を捨てよ、街へ出よう!』も感銘を受けました。

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その当時から僕は以前よりまして行動的になったような感じがします。
先程も書いたようにとにかく貧しかったですから、贅沢は出来ません。
逆に盗られるものがありませんから怖いものもなしです。
アルバイトで多少の金額がたまると寝袋を背負ってリュック1つでヒッチハイカーとなって全国に出かけました。
ガソリンスタンドで給油されるドライバーさんに声をかけ乗車させて頂きました。
おそらくは100台以上の車に乗せて頂いたに違いありません。
本当を言えば、海外にも行くべきだったかもしれません。
が、当時は1ドル360円という時代、海外旅行へ行くなんてとてもじゃないが裕福じゃないと難しい時代でした。
当時の新婚旅行は殆どが宮崎など、国内でした。
また英語が特に苦手といったこともその理由だったかもしれません。
そこは若干、後悔に似た感情を持つことも正直あります。

経験は大きな財産になるモノだと思います。
個人的には、口にする、物を語るだけではなくとにかく動いてみる事の重要性が身についてきた感じがしています。
理論ではなく経験からくる言葉を大切にするようにもなってきました。

仕事上、若い人たちとの接点が数多くあります。
もっといろいろな事を知って欲しいと思います。
経験を大事にしてほしいと願います。
様々な事に関心を持って頂きたい、何にでも興味を持つと人生が楽しくなるに違いないと思っています。
健康は何よりの財産です。
健康体である若い時代にはチャレンジングに生きて頂きたいと願っています。
一度きりの人生だからこそ、しっかりと前を向いて歩んでほしいものです。
悔いの無いようにしていただきたいですね。

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大学生の多くが就職の際、起業を考えるようです。
望ましい事だと考えます。
関与する企業の中にも夢を持ち、熱のある人を見かける事があります。
そんな時には、僕も何か嬉しくなります。
ついつい積極的にこちらからもアドバイスしたくなります。
自分が出来なかった事や、かなわなかった夢を彼らに託したくなることもあります。

頑張って欲しいものですね!!皆さん。