顧問会社の営業社員T君からメールが毎日届きます。
社内の上司からのOJTによる指導の効果も出てきているように思いますが、1年間あまり全くと言っていいほど実績が出なかったT君が、力をつけてきています。

 この会社、新築の販売が主ではありますが、昨年からリフォーム事業にも力を入れるようになってきました。
せめて新築が取れないのなら、自分たちの給料分だけでも稼ぐためにリフォームをとろうよ・・・・との強い思いでスタートしたのです。最初はとまどいもありましたが、昨年暮れあたりから、確実に結果が出てきました。

 その効果に結びついた原因の一つが雑談力のアップです。
OB顧客中心のリフォーム受注なのですが、それにしても自分が担当したOB顧客ではありませんから、単なる御用聞きでは仕事に結びつきません。

 徹底的にお客様に関心を持って、少なくとも10分以上は何でもいいからお客様の興味のある話をしてこよう、そして1度のみならず2度、3度と顔を出すようにしたのです。
またいろんなお客様への提案も課題としました。
お客様は自分の為になる話は真剣に聞いてくださるものです。

 お客様との雑談は効果大でした。
T君は「信頼」を勝ち取っていったのです。
そして見事に毎月大型のリフォームの受注を貰い始めました。

null 

 日々の彼のメールに目を通すのが僕の楽しい時間でもあります。
そこには「雑談」で勝ち取ったからの自信が溢れています。

 今、彼の作品が街の景色になり始めています。
「雑談」は、意外な効果を生む営業手法なのです。

 「頑張れ!T君、」 君の成長に拍手を送ります。