山の上の別荘地、この地に力強い純木造の家があります。
玄関を入った途端にヒノキのいい香りが何とも言えません。

 7寸格の大黒柱、土壁のぬくもり、我々が失いつつあるものがここにはでんと築かれています。
建築費7000万円、88坪の住宅ですから坪単価は87万円を超えます。
が、耐用年数は100年を超えるのではないでしょうか。

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 日本の各地で今こういった住宅が産声を上げ始めています。

 今、われわれ日本人は林業や農業をもっと見直さねばならないのではないでしょうか・・・・!?

 そんな提唱をこの建物は凛として主張しているように思われてなりませんでした。

 日本の家屋の耐用年数 30年、アメリカ 55年、イギリス 77年。
環境問題が問われる今日、我が国の住宅業界に課せられているテーマと言って過言でありません。