「夏バテ」という言葉がありますが、とんでもない話で僕は夏の暑さが大好きだったことがあります。つまり当時は身体も痩せていて汗っかきでもない僕にはあの暑さが快感だったのです。ところが今や一段と成長した僕の身体は夏の暑さを受け入れなくなってしまいました。つまり夏が苦手になってきたということです。苦手になったということで「夏バテ」をする身体になってきてしまいました。
 実は昔の「夏バテ」しない若き日の僕は「夏バテ」しないかわりに、「秋バテ」をしていたのです。「秋バテ」とは特に日の暮れかかっていく状態の時に陥りやすい精神状況を言います。センチメンタルな気持ちになってしまうことなのです。どうしようもないくらい人恋しくて寂しいような、むなしいような複雑な心持ちになってしまう状態です。
 年齢と共に「秋バテ」しない身体になってきました。
 ところがです。超久しぶりに「秋バテ」風景に遭遇しました。写真は僕の「秋バテ」風景の一部であります。

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