日本経済新聞「私の履歴書」に、つい先日からメキシコオリンピックマラソン銀メダリスト君原健二さんのコラムが開始しました。

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 懐かしさでいっぱい
になりました。
オリンピックの時期に合わせての登場かもしれませんが、君原さんとは個人的に2度ほどご一緒にゆっくりお食事もさせていただきマラソン人生をお聞きしたことがあります。
 
 君原さんに感心するのはただの一度としてマラソンで途中棄権をしたことがないという方です。(すごいですね)
 食事しながらのお話では、その走りのコツを「もう一つ先の電柱まで、せめてあそこまでと思って走ること、その繰り返しで走りきるのです」とお話しされました。

 僕の記憶によれば現在71歳、25歳の時にボストンマラソンで優勝されましだが、ボストンマラソン主催者は50年後に優勝者を招くという伝統の儀式があります(ユニークですね。でも大賛成です)
4年後のそのために君原さんは今もトレーニングを積んでおられるに違いないはずです。

今年の東京マラソンには招待され見事完走されましたが、なんと66回目のレースを3時間26分16秒という好記録でした
ご自身の記録では11年ぶりに3時間半を切るもので、ますますの健脚ぶりを披露されました。

 かつての様な重圧を背負っての走りではなく、「世界の君原さん」は記録に挑戦してきた過去から脱皮し、現在はサポーターの応援や空気の美味しさ、花の香り、風の音、大地の感触を楽しみながら走っていますと僕にお答えになったお姿が懐かしく思い出されました。