高校野球愛知県大会は創部6年目の至学館高校が初優勝しました。
女子高から共学になったばかりの、また野球部のグラウンドもない、地元出身者ばかりの高校が栄冠を勝ち取ったのです。
また今年2月には野球部の先輩を交通事故で亡くした悲しみもありました。
夢のようです。



 実は僕、この高校の校歌の大ファンになってしまいました。
JPOP調とも、アニメソングとも言われますが、飯尾歩さんの作詞作曲の、詩もメロディも選手たちのモチベーションアップの大きな要因になっているような気がします。
何よりも選手がみんな楽しそうに嬉しそうに歌っているように感じられます。

 校歌と言えば愛媛県済美高校の「光の中に」はとても印象的でした。
「やればできるは魔法の合言葉」のフレーズは記憶にしっかりと残っています。
また南こうせつさんの作曲の大分県明豊高校の校歌「明日への旅」も今までの校歌にありがちな学校名や地名はなくニューミュージック調のさわやかな曲で好感が持てます。
校歌も時代と共に変化してきているような気がしてなりません。

 そして優勝した至学館高校の校歌も感動的でした。
一度聞いただけで好きになりました。10回ほど聞いて覚えてしまいました。

「夢追人」という校歌です。皆さんも聞いてみてください。

♪ 一番高いところに登って 一番光る星をつかんだ
 一番つらい道を選んで 一番強い心をまとった
 海を渡る風が吹いた カシオペアが近くに見えた
 夢を追い続けた そしてここまで来た
 でもどうしてかな 熱い涙が止まらない
 うつむきかけた時 君の顔が見えた
 差し出された白い腕が 翼に見えた

 いろんなことを経験したね あんまり先を急がないでね
 いろんな人に巡り合えたね そんな旅なら悪くはないさ
 オリンポスの丘の上から 女神様の歌が聞こえた
 夢を追い続ける もっと遠くへ行く
 でもどうしてかな いつもみんなにいてほしい
 一番星より夏の星座が好き 君がいれば夜を超えて銀河になれる
 君をいれば夜を超えて銀河になれる 君がいれば夜を超えて銀河になれる
 

 優勝した至学館高校の球児がマウンド上で涙を流しながら校歌を歌いました。
麻王監督もベンチ前で歌っていました。
おめでとう!まさに一番高い所に登って一番光る星をつかんだ…のです。

 ♪ 夢を追い続けた そしてここまで来た でもどうしてかな熱い涙が止まらない

 甲子園でも是非聞きたい そして全国のみなさんにも聞いてほしい校歌です。

 頑張れ! 至学館高校。