いろんな企業へ顔を出して思うことです。
きちんと「組織」になっている会社と「集団」の会社とがあります。
「組織」になっている会社は業績が伸びている事が多いといえます。
それに対して「集団」の会社はなかなか業績アップにつながりません。

 かつて毛利元就は3人の息子の前でこう説きました。
「1本の矢はすぐに折れてしまうが、3本まとまると折れにくくなる。
兄弟3人で力を合わせて頑張るようにとの教訓です。

 フランスの心理学者リンゲルマン綱引きの実験をしました。
一人だけの時の力を100とした場合、、二人で綱を引くと93%の力になってしまい、3人だと83%に・・・・・8人だと49%の力しか出していませんでした。

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 つまりはだれかがやるだろうとの責任の分散が生まれ社会的な手抜き現象がおこってくるのです。こんな時「A君はこの仕事、B君はこれを責任を持ってやってくれ」と個性化すると責任の所在が明確となり、社員のモチベーションは上がります。

 マネージャーたるもの、十分に留意したいものですね。