昨年末、朝日新聞に気になる記事がありました。
BMWの営業の話です。日本一の営業の話です。
年間122台売るNO1営業は東京でも、大阪でもなく、田舎である岐阜県の多治見にいました。
29歳の河田哲也さんです。
ちなみに営業の1年の平均販売台数は30台ということです。

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 大学1年生で免許取り立てで彼女をデートに誘いました。
実家の国産カーで出かけました。
帰り際に彼女が言いました。「将来BMWに乗れるような人になってね」それが一念発起する発端となりました。

 名古屋経済大学を卒業、就職氷河期に就職活動、履歴書だけで落とされ続け「実力で勝負できる仕事がしたいと新卒採用の無かったBMWに、何度も電話をかけて、面接してもらいました。

 なんとか入社は出来たものの、1年目は7台しか売れませんでした。
支店長から檄を飛ばされ、「とにかく人に会おう」と決意します。

 1か月に使う名刺は500枚、退職金で新車の購入を決めた人から100枚ほどの分厚い名刺の束をいただきました。よく見ると全て自分の名刺でした。
「こんなに渡していたんだ」と自分でも驚きでした。
契約にこぎつけるまでの4年間、そのお客様の自宅に通い、カタログと一緒に渡したり、会えなくてポストに入れたりしたものです。
そのお客様は「あんたが来た証拠だよ」と言って評価してくれました。

 彼の自分で創った法則があります。
1、今日出来ることはきょうする
2、売る商品に自分がほれ込む
3、会社の仲間全員を信頼する・
・・・・・です。