4年ぶりに琴奨菊の奮起で日本人大関の誕生となり今場所の大相撲は大きく盛り上がりを見せましたね。
白鵬の横綱としての千秋楽での意地、20回目の優勝も素晴らしいものでした。

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 また第36代の立行司木村庄之助今場所限りで引退、65歳の定年まで地味ですが土俵を支えてきてくださいました。
拍手を持って送りたく思います。

 ところで八百長問題で大きく揺れた大相撲ですが、その体質は本当に改善されつつあるのでしょうか。
 例えば最近の「満員御礼」の垂れ幕、一般には十両の取り組みが終わって、幕内の取組が始まる際に土俵の屋根の上から四方に垂れ下って表示されます。
 大相撲が人気絶頂だったころ、1989年から1997年にかけて666日連続で「満員御礼」が出たことがあります。
おおむねマス席が9割以上売れた場合に出されるのが通常だったようですが、今場所に限っては70%の入りで出たように思われました。
 ちょっとしたタガの緩みが傷口を大きくする場合もあります。
きちんとした「満員御礼」の基準を決めてはいかがかと思います。

 逆に良いと思われた取り組み姿勢としては一番一番の勝負の満足度調査がありました。八百長問題に対する対策として最適とも思われるこのアンケートの実施は評価していいのではないでしょうか。

 幼いころからの大相撲ファンとしては相撲協会への期待をせずにはおられません。