カテゴリー:スポーツ
author: Masahiko Kato
スポーツ観戦大好きの僕にまた拍車をかけるような出来事が起きつつあります。
何かというと中日ドラゴンズが絶好調という事です。
昨年は阪神タイガーズが見事日本一になって関西を中心に大きな盛り上がりを見せましたが、ひょっとして今年は名古屋が大きなうねりを見せる事になるかもしれません。

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僕はチームが優勝するということになると監督の采配が大きく影響するものと考えています。(これは企業における経営者の指導に重なります)
ですから立浪監督のマネジメント能力が当然ながら問われます。
失礼ながら昨年の中日は最下位でした。(勝率は0.406です)
その前の年も最下位でした。
監督を引き受けての最終年が今年であるわけですが、責任を取って昨年で終わるのかと思っていたぐらいでした。

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立浪監督54才、PL学園高校出身。
初年度から1軍定着、そして新人王を取得しました。
打者としては日本で一番数多く2塁打を打った打撃名人です。(487本、凄いですね)
1試合の安打数5安打を5回、サヨナラ満塁ホームランも2度打っています。
オールスターには11回選出されています。
1996年にはサイクル安打も達成しています。
最多得点(2度)や、最多出塁も・・・もう素晴らしい経歴のスター選手です。

余談ですが、たまたま僕との接点もあります。
かつての愛知の顧問会社では立浪さんの御自宅を建築させて頂きました。
立浪さんの通っておられた整体に僕も通院していました。
偶然でしたが、名古屋のステーキハウスではカウンターでお隣りに座ったこともあります。(谷繁元信さんもご一緒でした)

世間では名選手、名監督にはならずといったこともよく言われます。
僕もまた立浪さんはマネジメントは得意ではないのではと心底思っていました。
ところがです。
今年は違いますね。
監督最終年の今年はコーチ陣に指導を任せておられるのでしょうか。
4月17日、この日も2対0でヤクルトに勝利しました。
なんとこれで11試合連続で投手陣は2点以内に抑えています。
失礼ですが今までの中日ではない感覚です。
素晴らしいとしか言いようがありません。

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今年から4番打者には昨年まで巨人の中田翔選手がまかされています。
大野雄大投手も復活が待たれます。
存在感のある中田選手が打撃のリズムを作っている感じがしますね。
押さえのマルティネスがしっかりと仕事をしています。
若手が伸びてきていること、諦めないという気持ちが強くなってきていること、粘り強いチームになっていますね。

あくまで想像ですが監督の立浪氏が最後の年だから、コーチ陣に任せてみようかと
監督としての懐が大きくなったのでしょうか?
ひょっとしてEQ(感情指数)の勉強をされて、気持ちよくコーチや選手たちに野球をするコツを伝授したのでしょうか?

大谷選手がドジャースを選んだ理由の一つに優勝が出来るチームというものがあるように思います。
不思議ですね、
今迄あまり中日ドラゴンズに関心がなかった自分が地元という事を一つの理由にファンになろうとしています。

中日ファンのモチベーションが例年と違ってきています。
期待されていると感じると選手も活躍せざるを得ませんね。


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今迄リーグ優勝9回、日本一は2回の中日ドラゴンズ、果たしてリーグ優勝10回、日本一3回となるのでしょうか。
立浪監督は最下位から優勝という奇蹟的出来事を成す名監督になれるかどうか、それが現実となった場合のそうなった大きな要因は何か・・・実に興味津々であります。



カテゴリー:スポーツ
author: Masahiko Kato
毎年3月11日は忘れられない日です。
12年前のこの日、記憶にとどめている方々も多いに違いありません。
東日本大震災、2万2318名の死者・行方不明者が発生した大惨事でした。
マグ二チュード9.0という地震の大きさのみならず、大津波から命を絶った方々が数多くいらっしゃいます。
また福島第一原子力発電所におけるメルトダウン発生も大きな衝撃でした。
忘れてはならない大きな教訓があります。
謹んでここにお悔み申し上げたく思います。




さて、このところWBCに夢中です。
強化試合から始まって目を皿のようにして食い入って試合に釘付けになっています。
メジャーリーグで大活躍の大谷やダルビッシュが凱旋帰国して歴代日本野球の最強ともいわれるチームと言われているだけに期待も大きいですね。
栗山監督にかかる精神的重圧もさぞかし大きい事でしょう。
しっかりと応援していきたいものです。

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今回のWBCはアメリカをはじめ各国が今まで以上の充実したメンバーを揃えて参加している感がしています。
野球界もサッカーやバスケット、アメフトに負けないよう人気を落とさないためにも盛り上がりの重要度が不可欠ですね。

そんな中で栗山監督の選手起用でサプライズだったのがカージナルズから参加で日本人の母を持つラーズ・ヌートバー選手、栗山監督の隠し玉だったそうで、確かに打ってよし、守ってよし、走ってよし、三拍子そろっているだけでなく、ムードメーカーとしての役割もちゃんと担っています。
いつのまにか人気者、「たっちゃん」との愛称でスター選手の一員になっています。
中国戦でも韓国戦にあっても素晴らしい超ファインプレーを連発して日本のピンチを救い勢いづけました。
またチームを一つにしているのが彼の所属しているカージナルズで行われているペッパーミル(胡椒挽き)パフォーマンスでもあります。
何気ないことに思えますが、こういったことは実はとても大切です。
チームが一つになっているかどうかで組織力の強度が解るものです。
日本語も話せない25歳の青年ですが存在感の大きさが目立ちます。
そして優勝を目指すには誰かこういったムードメーカーが必要なものです。

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36才とチーム最年長で優勝経験も持つのがダルビッシュ、「一秒一秒がすごく宝物になっている」という言葉からも伝わってくるのは彼のWBCへの情熱です。
投手陣の絆やチームの一体感に大きく貢献していますね。
今回の参加では誰よりも早くから顔を出し、後輩へのアドバイスもしっかりと、気配りも怠らず兄貴分としてのまとめ役をキッチリとはたしています。

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そしてもちろん大谷選手の圧倒的存在感。
何と言ってもけた外れの飛距離、投げてはそのスピード、勝負へのこだわりも牽引役として担っていますね。
勝負事ですから絶対はありませんが、世界一の夢の実現の可能性の条件が満たされているといって過言でありません。

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野球好き達が集まり塊度を強くして、夢中になって球を投げ、球を追い、球を打つ、そんな姿に僕もまたうっとりと普段よりまして夢中になっています。

私達の仕事にも同様な事が言えますね。
仕事好きが多い組織は業績が良いはずです。
また仕事に夢中の社員さん達が多い組織もまた好成績である事が多いですね。

仕事は好きですか・・・?
仕事は面白いですか・・・楽しいですか・・・・?
どこまで皆さんは仕事に夢中になっていますか・・・?
社員さん達は、メンバーのみんなは、仕事が好きで、夢中でしょうか・・・?
カテゴリー:スポーツ
author: Masahiko Kato
スポーツ観戦が大好きです。
先日はロッテの佐々木朗希投手の完全試合すごかったですね。
13連続三振、19奪三振というおまけもついてまさに感動でした。
弱冠20歳、これからにさらに大きな期待が大きく膨らみます。

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さて、個人的に学生時代から東京6大学野球を応援してきました。
僕の学生時代には2年下に江川卓投手がいて、母校法政大学が強い時代でした。
尤も僕が4年生の時は明治大学が優勝しましたが・・・。
たまたまその試合を法政の応援席から眺めていましたが、明治大学の優勝が決まった試合は法政の応援席の倍以上の明治大学の学生数で数で圧倒されました。
又、帰りの中央線の電車の中が明治の校歌や応援歌が歌われて明治の学生の喜び方が半端ないものでした。

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独立して東京へ顔を出す機会も増えてからも 6大学野球ファンの僕は神宮球場へ顔を出す機会が多くありました。
必ずしも母校法政の試合だけでなくとも、日本における野球の歴史は1925年に始まった6大学野球からであり、今でも天皇杯は唯一6大学野球の優勝校にだけ授与されます。
1936年開始のプロ野球よりも古い野球の歴史は誇りでもあります。

自分の眼で観戦した中で立教の日野泰彰投手が早稲田を相手にノーヒット・ノーランを達成した試合は印象的でした。
また東大と明治の試合で女性の投手同士が投げ合った試合も目にしました。
2001年5月28日だったと記憶しています。
明治の小林千紘投手と東大の竹本恵投手の二人が先発して始まった試合はもちろん6大学野球でも史上初の出来事でしたが、小林投手が3回まで東大打線を無失点に抑え結果は10対0で明治の勝利となりました。

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つい先日、4月9日の事ですがこんなことがありました。
早稲田対法政戦、当日早稲田の応援団からコロナ患者が発生して早稲田の応援席は誰もいない状態でした。
そこで早稲田の応援団に変わって1回、9回の場面で法政の応援団が早稲田の校歌や応援歌を演奏したのです。
これには早稲田の応援席からも拍手が起こり、早稲田の小宮山監督も御礼をしておられました。

実は昨年法政大学の野球部員にコロナが発生し通常の試合日程を6大学の協会が変更して法政大の便宜をはかって下さったことがあります。
これは法政にとってはもう感謝しかありませんでした。

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今回の演奏も決して大したことではないかもしれません。
が、何か戦う相手に対しての気遣いが嬉しいですね。
地球上で戦火がうごめく中、爽やかな感動を覚えた瞬間でした。

カテゴリー:スポーツ
author: Masahiko Kato
北京から毎日「感動」が届きます。
かつてと比べて、時間の自由が利くようになった現在、目を皿のようにしてテレビに釘付けになっています。
冬季オリンピックについての知識の無さも浮き彫りになりましたが(こんなにたくさんの競技があるんですね)新鮮な形で可能な限りの競技に見入っています。

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スノーボード女子ハーフパイプについても知識がありませんでしたが、富田せなさんが見事銅メダルを取ってくれました。
妹さんと一緒に参加しているのですね。(すごいです)
兄弟で参加している選手たちが多いのにも驚きです。
金メダルが期待されている平野歩夢選手もそうですね。

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メダルを取るということはおそらく運もあるに違いありません。
金メダルに輝いたスキージャンプノーマルヒルの小林選手素晴らしかったですね。
大きな大きなジャンプでした。
オリンピック連続銀メダルの高木美帆選手もすごい事です。
また、惜しくもメダルには届きませんでしたが4回転半のジャンプにトライした羽生選手の挑戦も素晴らしいと感動モノでした。
大きなジャンプをして本人も「やった」という印象だったはずの高梨沙羅さんも、まさかまさかの反則扱いで号泣されていましたが、大きく胸を張って頂きたく思います。
彼女の立派なことは批判することをしなくて自分を責める事でしょうか・・・?
これからの活躍を期待したいものです。

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団体競技でもカーリングや女子アイスホッケー(スマイルジャパン)を応援しています。
もぐもぐタイム(おやつタイム)も含めて楽しそうに競技しているカーリング女子にはついつい心を持っていかれますし、体の小ささを克服し準々決勝にコマを進めた「氷上の格闘技」スマイルジャパンにも拍手を送っています。
大学の後輩である床姉妹の活躍に興奮してしまいました。

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国境を越えた選手たちの友情物語も誕生しています。
小平なお選手と韓国のスケート選手の熱い関係もとても素敵な事です。

今、多くの競技を目にしながら「感動」出来る事の喜びを嬉しく思っています。
ワクワクする気持ち、ドキドキする心の高まりは生きている何よりの証だといっても言い過ぎではないでしょう。

スポーツに限らず、日常の生活の中で生きている実感を感じたく思っている自分がいます。
おそらく感動するという力は人間だけが持つものに違いありません。
毎日が感動、無為有閑に日々を流してしまうのではなく、記憶に残る時間を残していきたいものです。

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まだまだオリンピックは続きます。
自分の心に刻むべくたくさんの「感動」を財産にしたく、夢中になって観戦したく思います。
いつまでも「感動」する力を失いたくないものです。


カテゴリー:スポーツ
author: Masahiko Kato
7月23日に世界的なコロナ感染下のもとで1年遅れて幕を開けたオリンピック目をくぎ付けにしてテレビ観戦しています。

スポーツ観戦のすばらしさはいつも様々な感動をもらえる事と言ってよいでしょう。
今回のオリンピックもまだまだ途中ではありますが、心に残る出来事が山盛りになってきています。
日本が多くの金メダル獲得していることも喜びではありますが、自分なりに印象的なものをあげるとすると・・・。

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1、陸上 男子走り高跳びでカタールとイタリアの選手が金メダルを分け合ったこと。
表彰式ではお互いの首に金メダルを掛け合ってたたえ合いました。
競技によってはこういったことも許されていて、なかなか目にする光景ではありませんが、ほほえましいもので心を打たれた人も多かったようです。
二人の間では勝った方が食事をおごることになっていたそうですが、今回はお互い自分払いですみそうです。

2、日本人12才の銀メダリスト開 心那さん、13才の金メダリスト西矢 椛さんが誕生、新種目がこの大会では数多く生まれましたがスケートボードの世界は若者たちの解放区となっていました。
かつて水泳で岩崎宏美さんが14才と6日で金メダルに輝いたことがありましたが、決してメダルにこだわっていない彼らの栄光もまた新鮮で素晴らしいものでした。

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3、この東京オリンピックではじめてトランスジェンダーのローレル・八バード選手が重量挙げのニュージーランド代表として出場しました。
元男性が女性として今回参加したのですが、誰もが差別無く参加できる機会の保証か、競技の公正性かの論議はありますが、画期的な事のように感じました。

4,今回新種目となった卓球混合ダブルスで水谷・伊藤ペアが強く高く厚かった中国の壁を乗り越えて金メダルを掴んだことは今後の日本卓球界の課題を一つ乗り越えた形で今後が楽しみでもあります。
まだまだ総合的には中国のレベルは随分と高いものとは思いますが決して出来ないわけではないことを二人が証明してくれました。

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5.大会途中で陸上短距離の選手として大会に出場していたベラルーシのチマノウスカヤ選手が亡命を希望しポーランドが受け入れを許可しました。
欧州最後の独裁者、27年間権力を握り続けるルシチェンコ大統領は、反体制派に対して地獄の拷問が行われている現状があります。
チマノウスカヤ選手は現在ワルシャワにいて、夫もポーランドに入る予定だそうです。
政治の世界がどこかで顔を出すのもオリンピックならでは、まだまだ我々の前にはたくさんの課題が山積みされています。

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6、陸上女子の田中希実さん、決勝にまで進みました。
すごいですね、次から次と日本新記録を更新
しています。
7月には1500Mの記録が4分04秒だったのが、今回のオリンピックの準決勝では3分59秒と日本新記録、自分の記録も大幅に更新しました。
何でもお父さんが直接指導をしているとのこと親子のきずなの強さも感じますね。
またいつも感心するのは田中希実さんは走り終えた後、必ず走った競技場に向かって「ありがとうございました」と大きな声を出して挨拶をします。
いつも従順で感謝心を持つその態度こそが新たな新記録を生んでいる力と思われます。
決勝でもチャレンジ精神で後悔のない走りを期待しています。

7,柔道が国技とはいえ今回過去最高の金メダルを獲得しました。
井上監督の指導が従来の日本柔道の指導の枠を超え、データを重要視した、またEQを取り入れた新たな指導が実を結んだものと思われます。
ただ日本が独占するぐらいメダルを取ってしまうとオリンピック種目から外されないかと心配にもなりますが( ^ω^)・・・。

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8,組織で生きてきて成功体験を積んだ僕としては団体戦・・・つまり野球やソフトボール、バスケット、サッカーなどのチーム戦は特に熱くなりますね。
ソフトボールの久しぶりの優勝には感動しましたし、まさかまさかの女子バスケットボールの大逆転の大健闘、サッカーのスペイン戦の激しい攻防、野球の日韓戦や日米戦は自分の中の血が大きく騒ぎました。

たくさんの感動や思い出を財産としてまもなくオリンピックも終焉を迎えます。
「祭り」の後に寂しさに浸るのではなく、今回のオリンピックから得たたくさんのモチベーションの源になるものを明日からの新しい日常に落とし込んでいきたいものです。

残り少ないオリンピック、まだまだ体を熱くさせてくれる感動がありそうですね。


カテゴリー:スポーツ
author: Masahiko Kato
コロナ禍にあって東京オリンピックが幕を開けました。
スポーツ観戦大好き人間の僕にとっては、たまらない至福の時間でもあります。
時間が許せばずっとずっと観戦していたい感じで、もう次から次へと開催されている競技に夢中になっています。
おそらくは自分の人生の中でもうこんなことは2度とないと思っています。

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ずっと勝てなかった中国に勝利しての卓球混合ダブルス、なんと13歳の金メダリスト誕生、西谷椛ちゃん、13年ぶりの復活優勝=ソフトボール、サッカーでは世界ランキング上位のメキシコやフランスを破っての決勝ラウンド進出、19歳の若い体操体操チャンピオン橋本大輝さん、水泳では個人メドレーでの大橋悠依さんの2種目優勝、連日のように金メダルを続出する柔道など、本当に目が離せない日々が続いています。
全ての参加者、みんなみんなに「おめでとう!」「感動をありがとう!」「素晴らしい!」と言いたい気分です。

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今回の競技には、今まで見たこともなかったような新しい競技もあって興味津々です。
3✕3のバスケットボール、スケートボード、サーフィン、7人制ラグビー、またマウンテンバイクやアーチェリー、トライアスロンや、カヌー、飛び込みなども常日頃は目にしない競技でつい面白くなって観戦してしまいます。

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素晴らしい選手たちの大活躍の中で金メダルを期待されていたのに期待に応えられなかった選手もいます。
最終の聖火ランナーを務めた大阪なおみさんや、バドミントンの桃田選手、水泳の瀬戸大也さんなどは残念だったに違いありません。
ですが、そういう選手たちにも「お疲れ様でした。結果は出なかったけれどよく頑張りましたね。」とねぎらいたく思います。
挑戦したことに対して胸を張って笑顔を見せて欲しい
と希望もします。

日本人の僕としては日本が金メダルを数多く取ってくれることはとても嬉しい事です。
ただ観戦していて少し残念に思うこともあります。
懸命に戦って金メダルが取らなくて銅メダルになった場合など泣き崩れてしまう選手を見たりすると、結果としては目標達成は出来なかったとしても、「よく頑張ったじゃないですか」と声をかけたくなります。
「泣かなくていいじゃないですか、懸命に戦い自分のベストを尽くしたよね」と金メダルに至らなくても拍手を送りたくなります。

かつてマラソンの有森裕子さんが銅メダルを取ったとき「自分で自分を褒めてあげたい」といったコメントに強く心を動かされたことがありました。

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地元開催ということもあって野球やソフト、空手、多少とも日本に利のある種目もあって今回は日本にとって過去最高のメダルラッシュとなりそうな雰囲気です。

今回のオリンピックは世界を揺るがすコロナ禍の中で開催されたわけですが、人類が世界中で連帯しこのコロナ感染を乗り越えようとする力を示すオリンピックにしてほしいと願います。
とても残念ですが無観客という中で行われている人類の競技の祭典、これからの地球の未来を考える為には、世界中が一致団結して温暖化や脱炭素社会に向けた動きも活発化していかないと、近い将来(30年~50年後)には大変な地球環境になってしまうのではと危惧感を覚えます。

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今回インターネット上でのアンケートではなんと「日本の金メダルどのくらいを予想しますか」という問いに対して、一番多かった(何と67%以上)答えが「メダル数にこだわらない」という意見でした。
僕もその答えを見て「その通り・・・」と共鳴しました。
一つ一つの国がその威信をかけて争うというオリンピックはそろそろ終止符を打って、もっと違う形にならないのかとも思ってしまいます。
今回のオリンピックでこれはいいんじゃないかと思うことがありました。
それは大きな予算を使って派手な演出をしてきた従来型のオリンピックからの逸脱です。
ある程度の費用は必要ですが、例え質素でも温かみのある、勝者も敗者も讃えてあげる記憶に残るオリンピック・パラリンピックになってほしく希望します。

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まだまだオリンピックの熱い戦いは続きます。
コロナ感染者が増幅している現状もあり心配も大きい状態ですが、2020の東京オリンピックで人類がコロナ感染を乗り越え、地球の将来に新しい方向性を導いたといえる祭典になればと希望しています。

カテゴリー:スポーツ
author: Masahiko Kato
 コロナ感染が長期になってきています。
思うように動けない日々が続いています。
こうなるといつの間にか心までがついつい荒んでしまいそうになってしまいがちです。

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 オフィスの本棚に1枚の色紙があります。
かつて積水ハウス時代アパートオーナー会で2度(岡崎・八王子)講演をお願いした、かつてのメキシコオリンピックマラソン銀メダリスト君原健二さんから頂いたものです。
そこに書いてあるのは「人間に与えられた最大の力は努力です」という言葉です。
名言だと思います。
その中で君原さんはこうもおっしゃっておられます。

「努力というと、歯を食いしばって”頑張る”悲壮感がイメージされますが、
自分自身が辛いと感じているようでは、それは努力ではないでしょう。
周りがどう感じていたとしても、自分自身は嬉々として、どん欲に、掘り下げていくことができることが、真の努力と呼べるものですね。
結果などに明らかに違いが出てきますからね。
 そしてそういう真の努力は、誰にでもできるものであり、すでに備わっている、最大の能力、才能といってもいいでしょう。
この最大の能力を、いかに当たり前に使っていけるか、引き出していけるかですね。」


 マラソンを走るたびに常に大きく首を振り振り苦しそうに限界まで走り続けていた君原さんの姿を思い起こします。

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 君原健二さんは1966年アメリカ・ボストンマラソンで優勝、海外初制覇でした。
翌年の別府大分マラソンでは当時の日本新記録2時間13分33秒でさらに記録を伸ばします。
そして1968年メキシコオリンピックでは1964年の東京オリンピックで記録した8位を越える第2位で銀メダルを獲得されました。
そしてまたそれから4年後のミュンヘンオリンピックでも5位と3回連続でのオリンピック入賞は素晴らしい記録です。

 ボストンマラソンには粋な計らいがあります。
優勝者を50年後再度マラソンに招待するというものです。
君原さんは25歳で優勝、そして50年後の2016年4月ボストンから招待され走りました。
50年ぶりに75歳となった君原さんは4時間53分14秒の記録で完走を果たしたのです。(素晴らしいですね)

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 君原さんのマラソン人生にはもう一つ称えたい事実があります。
それは参加したマラソン途中リタイアなし、全てに完走しているということです。
まさにいつも全力で懸命に努力しながらの走りだったような気がします。

 2度の出会いでは時間をとっていただき、一緒に食事をしながらいろんなお話をお聞きすることができ、改めて君原さんの人間味も感じることができました。
今となってはいい思い出でもあります。
そして「無駄に終わる努力などありえない」という言葉も頂きました。
様々な教訓を頂きながら充ちた幸せな時間を過ごさせてもらい懐かしい貴重な思い出となっています。

コロナ禍の今、つい意気消沈してネガティブになりがちな毎日ですが、君原さんの色紙の名言を見て自分に鞭打って背筋を伸ばそうとする自分がいます。
不器用でもいいからとにかく前を見て、君原さんのように人生を完走していきたいものです。

カテゴリー:スポーツ
author: Masahiko Kato
 ありがたいことに全国に存在する住宅会社の顧問を数多くさせていただいています。
その中の一つの住宅会社に金田正一さんとかかわりのある企業がありました。
その会社の記念パーティーが開催されたとき、たまたま同じ円卓で偉大なる400勝投手金田正一さんとご一緒させていただき食事をさせてもらったことがあります。

 帰り際に金田さんの大きな手を触らせていただきました。
硬くてごつい大きな大きな手でした。
この手が誰も達成したことがない400勝をなしえたのだと考えると本当にすごい!と感じました。

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 その金田さんが86歳で帰らぬ人となりました。
プロ野球唯一の400勝投手、通算奪三振4490、通算完投365、通算イニング5526回3分の2、通算対戦打者22076打者、通算四死球1808はすべて日本新記録です。
素晴らしいとしか言いようがありません。
また史上最年少ノーヒットノーラン達成者、史上2人目の沢村栄治賞受賞者でもあります。

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 愛知県出身、享栄商3年時、豪速球が買われて国鉄(現ヤクルト・ソワローズ)に入団、2年目の1951年からはその快速球と大きなカーブを武器にエースとして君臨しました。
黄金ルーキーとして鳴り物入りで巨人に入団した長嶋茂雄を4打席4三振に打ち取ったことは有名な話です。

 国鉄球団には失礼な話ですが当時弱小球団だった国鉄であれだけの活躍、晩年になって巨人に入団しますが、国鉄以外のチームで投げていたのであれば500勝近く上げていたのかもしれません。

 ロッテの監督となってパリーグで1位、同年の日本シリーズではセリーグの覇者中日を破って日本一にもなりました。
その後も球界の御意見番としてメディアで様々な活躍をなさいました。プロ野球における存在感はとても大きな人物だったと記憶します。

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 昭和を飾った偉大なる人たちが少しづつ世を去っていきます。
夢を与えてくれた人たちが命を絶つことはとても寂しいことです。
今の僕にとってスポーツ観戦が大きな楽しみであることが事実で、たくさんのスポーツからモチベーションもいただいてもいます。

 偉大なる400勝投手金田正一氏よ、永遠なれ!
たくさんの夢を与えていただき本当にありがとうございました。
どうか、安らかにお眠りくださいますよう・・・・・。
カテゴリー:スポーツ
author: Masahiko Kato
 
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「パスを放ってくれるとわかっていた。いい形でチームがつないでくれたトライ。
みんなに感謝したい。」
 そういう福岡のトライは最高でした。
本当にすごいですね、優勝候補アイルランドに逆転勝利。
ひょっとして彼らならやってくれるんじゃないか、そんな淡い期待が心の隅に少しだけあったように思います。
15人全員の一丸となってのディフェンス、タックルの正確性、素晴らしいの連続でした。
そして、まさに大金星でした。

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・・・でも今回は少し違います。
 4年前の南アフリカの時は確かにジャイアントキリングだったように記憶しています。
ですが、奇跡は2度とは起こりません。
今回の日本の勝利は実力の表れといっていいですね。
まさに「ワン・チーム」みんなが一つになったいい試合でした。

 残念ながらこの日僕は静岡での打ち合わせでタイムリーでの観戦はできませんでしたが、21時からの再放送でこの歴史的勝利の瞬間を振り返ることができました。
 そういえば静岡からの新幹線の中、アイルランドの緑のジャージと日本の桜のジャージのファンたちが数多く乗り込んできました。
 皆一様に顔にはフェイス・ペインティングをして。

 人によっては日本チームに外人が多くその外人パワーで勝利が生まれたと思っておられる人もいるかと思われます。
 ラグビーの代表資格はほかのスポーツと比べて多少は緩く「3年以上の居住歴」で認められる形になっています。
 ただしここで理解しておきたいことは15人の外国出身メンバーのうち8名が日本国籍をもって活躍している事実です。
つまりは外国出身選手というより、日本人としてプレーしているということです。

 ここに今までを大きく上回るチームとしての一体感が生まれ、まさにワン・チームとなって戦う彼らの姿があるように思えてなりません。
 この一体感こそが今回の優勝候補を撃破した何よりの原動力といってよいのではと感じています。

 企業にあっても自分たちの組織が「グループ」ではなく「チーム」になっていることが大切ですね。
 「集合体」から「組織」へ!絶えず脱皮していこうとお話しすることがあります。
 
 そういえば一昨日、東京でかつて僕のチームに入社してきた新入社員と再会しました。
今はというと、もう彼も50代に入って自分で会社を興し代表者となって大活躍中でした。
かつての辛かったことや涙したこと、感激したこと・・・数多くの思い出を財産にして今の彼があります。
 まさにかつての業績を上げた我々の組織はワン・チームでありその塊度では群を抜いていたように振り返ります。
そういったチームからまた新しく強いチームが生まれたと考えます。

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 ラグビーの感動を胸にして、自分自身もまた新しい感動に向かってゆっくりではありますが歩き出していきたく考えています。
 
 「ワン・チーム万歳!」ラグビーって素晴らしいスポーツですね。
感動に感謝。次のまた新たな感動の目撃者になりたい気持ちでいっぱいです。
カテゴリー:スポーツ
author: Masahiko Kato
ラグビーワールドカップ日本大会が始まっています。
先回の大会では日本の躍進が見られましたね。
優勝候補南アフリカに対してのジャイアントキリング(大番狂わせ)で熱狂させてくれました。

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 そして今回のラグビー日本大会、アジアで初めての開催です。
そもそも日本で開催されることもサプライズでした。
ラグビーの列強国に対して「あなた方はいつまで自分たちだけでボールを回しているのですか・・・?」という発言があったとかなかったとか・・・?
いずれにしても日本での開催は喜ばしいことです。
開幕戦でロシアに勝利、今回の目的はあくまでも決勝リーグへの進出ですから、まだあと2勝は必須条件です。
是非先回達成できなかった予選突破を実現していただきたいものです。

 よく仕事でコミュニケーションの重要性を説きます。
その折に引用するのがラグビーからの言葉です。
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」
素晴らしい言葉ですね。

 さて今回のワールドカップで面白い現象が見られ始めています。
それは何かといえば「お辞儀ブーム」です。
21日、南アフリカと戦ったニュージーランド代表が観覧席に向かってお辞儀をしたことか話題になりました。

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 イタリアの主将セルジオ・パリセは「お辞儀をしたのは日本と日本のファンに対しての感謝の気持ち、大雨が降ってきたのにかかわらず席を立つことなく80分間、試合を見続けてくれた」ことへの感謝の表れだということです。

 ナミビアのFBヨハン・トロンプも「日本に来て以来、本当に素晴らしいおもてなしをしてもらっている、ゲームでも大きな声援を送ってもらえた、それに対して僕たちも大きなリスペクトを表したかったんだ」と話しています。

 先回の優勝国オールブラックス(ニュージーランド代表)から火が付いた今回のお辞儀ブーム、ワールドカップ日本大会が「お辞儀」に象徴される記念すべき大会になることを希望したいものです。

 毎日の営業活動においてもしっかりとした礼儀作法、「お辞儀」ができるかどうか、人に対しての感謝の心が形になっているかどうか・・・あらためてその重要性を感じずにはいられませんね。