2010年 08月の記事

August 2010
カテゴリー:General
author: Masahiko Kato
 昨日は静岡で住宅関連の講演を実行しました。
 昨年度、住宅の着工件数は昭和39年度以来、45年ぶりに80万戸を割るという状況だったが今年の動向はどうなるのでしょうか?

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そんな中2010年度第一4半期の新設住宅着工件数が前年同期比1,1%減の19万5167戸、過去最低のを更新したことが判明しました。(国土交通省・建築着工合計)
 持ち家はプラスになっていますが、10%以上減少を示しているのが貸家、分譲住宅は二桁の伸びで2008年水準となってきています。

 また、木造住宅のシェアは56,4%と上昇、2期連続の50%を超える現象となりました。プレハブ住宅の新設住宅に対するシェアも15,5%と前期比から0,6%上昇した結果となっています。

 そこで僕なりの予想ですが、おそらく今年は80万戸を超える着工件数となるでしょう。
ただ現状も示しているように貸家に関しては減少傾向が今後もずっと続いていくと思われます。木造シェアもよりアップしていくだろうと思います。

 ただ皆さん御察しのように100万戸を超える住宅着工の時代は終焉しました。
住宅業界にとって時代はリフォームへ、リフォームへと動いていっているのです。
カテゴリー:General
author: Masahiko Kato
 積水ハウスの岡崎支店時代、江戸時代から続く三河花火の本場のこの地は花火師の多い事でも知られます。花火大会は大変なにぎわいでした。花火大会の行われる2週間ほど前から乙川の河畔には桟敷席が創られ始めます。それをなんとも不可思議な眼で見つめていた自分がいました。初めてこの街に赴任した時にはそれが大変に驚きだったのです。
 そして当日、協力業者の皆さんが僕をその桟敷席に招待してくださったのです。感激しました。花火大会の当日にこの席に陣取ってお酒を飲み、食事をいただきながら各種の花火を見るのは何よりも風流です。この席は特等席でここからは仕掛け花火もしっかりと見ることができました。20000発の花火が夜空に舞う様はとても美しく幻想的でもありました。人口30万のこの町が花火大会当日は45万人もの人でいっぱいになったのでした。
 会社のビルからも花火を綺麗に観ることが可能でした。この日ばかりは特別で仕事を早めに切り上げお寿司をとって社員も夏の一夜を楽しむのが恒例になっていました。

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 あれから16年、僕は今東京は隅田川の花火を見つめています。この日の宿は浅草のホテルでした。夜空に美しく浅草寺のお堂が五重塔が浮かび上がっていました。そしてまた驚きだったのは、さすがに東京ですね。何と94万人もの人・人・人だかりです。足の踏み場がないと言った感じで、岡崎と同じ20000発の花火でも見物する場所すらないと言った感じでした。
 美しいものには何故か悲しさも伴うものなのかもしれませんね。毎日があっという間に流れていきます。大切な時間、もっとしっかり生きていきたい・・・そんな気持ちになるひと時でもありました。
 
カテゴリー:General
author: Masahiko Kato
 積水ハウスが今日8月1日創立50周年を迎えました。
「おめでとうございます」

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 昭和35年8月1日に親会社の積水化学から住宅会社として独立して日本における住宅業界のリーディングカンパニーとして住宅の歴史を築き上げてきました。
 創立当初3年間は経営上も大変だったようですが、その後の業績は素晴らしいものでした。
 僕が入社したのが昭和51年、当時、すでに業界1位の座は得てはいたもののまだまだ企業として発展途上でした。
バイタリティーに溢れ、自由な空気に満ちた、毎日が大変でしたが好きなように仕事をさせてくれた会社だったように思います。とにもかくも社員はよく働きました。

 2010年1月には累積販売戸数200万戸を達成、大変な数字ですね。この多くのオーナーの基盤を貴重な経営資源にして頂き、これからもまた日本の住宅業界をけん引して頂き、またインターナショナルな方向へも舵を取って頂ければと期待したいものです。
 環境を重視して「環境未来計画」を策定し2008年には住宅業界初の「エコ・ファースト企業」となった積水ハウスに、住宅産業がより感動産業として顧客に受け入れられるよう、大いに期待したいものです。