「仕事を遊びにしてしまおう!」
なんてことをあえて社員さん達に呼びかけたことがあります。
「仕事がどうして遊びになるんですか・・・?」という質問もありました。

null

どうしても仕事というものが大変なもの、辛いもの、時には苦しさも伴うものといった概念を持ちがちかもしれません。

僕の答えはこうでした。
単純に遊びの定義が楽しい事をするものであれば、仕事を楽しいものにしたならば仕事は遊び化されたということになります。
つまりは日々の仕事を愉しむものに変化させていく事が肝要です。

そのために必要な事は仕事が自分にとって大切な事を知る事仕事ができる喜びを感じる事、家族がある人にとっては家族を扶養する使命感のある労働でもあります。
家族から期待され、仕事をすることは家族を幸せにすることにもつながります。

仕事を愉しめば自然と能率も上がります。
仕事が自分の成長に繋がっていく事も多々あります。
周囲や上司から仕事での成長を認められることはとても嬉しい事でもあります。

null

僕の著書に『すごい部隊のつくり方』という書があります。
全部で17冊ある書の中で最初に書かせて頂いた書です。
要領がわからなくて出版社さんに知恵もいただきライターさんを紹介されてお手伝いして頂きました。
僕とライターさんは名古屋と東京の遠距離でしたが、5回ほどお会いして懸命に声を出しながら、書を書きあげました。
駅の近くにあるカラオケルームを利用して(歌はもちろん歌いませんが)缶詰めになって1回につき6時間から8時間しっかりと充実した時間を持ち完成させました。

嬉しかったのはコンビニ業界のファミリーマートさんが1万Ⅰ千冊まとめて購入して下さったことです。
つまり販売後の一時期全国のファミリーマートさんのビジネスコーナーにに僕の書が並んだわけです。
全国どこへ行ってもファミリーマートさんには僕の書がおいてあって夢心地の時期だったように振り返ります。

その書に書かせて頂いた「すごい部隊」は現実に僕が積水ハウスの支店長時代に業績向上していった現実の存在した支店の姿です。

仕事でしたから厳しさも伴ったと思いますが、それでもみんなの力で年間60億円の売り上げが6年間で120億円まで上がっていったのです。
社員さんがみんな活き活きしていました。
仕事量ももちろん多かったと思いますが、楽しかった思い出がいっぱい詰まっています。
一人一人の社員さん達の成長の姿も実感できました。
自信に充ち溢れた社員さん達の顔がまぶしく思えました。

その時僕は感じました。
みんなみんな燃えたいと思っている、懸命に仕事に向かいたいと考えてもいるのだと。

null null

打ち上げの時にみんなで輪になって歌った「サライ」の大合唱、仕事でも涙する事もあるんだと気づきもありました。
社員さん達一人一人もまた仕事を通じて感動できる喜びを知ったようでした。

僕は信じています。
どんなに時代が変わろうと、人間は燃えたい何かを持っているのだろうと。
それをうまく引き出してあげるのはマネジメントに携わる人間の務めでもあります。

しっかりと社員さんに関心を持ちながら、コミュニケーションする事。
お客様の喜ばれる姿をいつも見つめながら、お客様の立場に立って仕事に努める事。

null
null

会社の顧問のいつもの仕事を離れて、企業の研修講師といういつもの自分と違って、また企業からの依頼の講演でもなく、公開型のセミナーを6月は実施いたします。

時代がどんなに変わっても、燃えたいと考える人たちが必ずや存在することを信じて元気な声を当日はお届けしたいと考えています。