仕事で東京へ。
学生時代と、サラリーマン時代(3年間)に住んでいた街です。
今でも魅力的で、時折顔を出すと決まって東京の街の新しい顔や、懐かしい人に会いたくなります。

学生時代は家賃が8000円の4畳半で共同トイレ、銭湯通いの古いアパートに居住、お金もなくアルバイトばっかりの生活だった感じがしますが、それでも毎日が刺激的で振り返ると楽しかった思い出ばかりが頭をよぎります。
未来を夢見て希望に燃えていたこともあるでしょう、若さとは何よりの財産ですね。

サラリーマン時代はまたそれはそれで忙しい毎日の中、充実した日々の連続だったような気がしてなりません。
単身赴任で国立市の家賃16万5千円の1LDKのマンション生活は快適でした。
150人ほどの社員さんを抱え、年間売上160億円、仕事、仕事の連続でした。
会社からの支店長としての交際費を有効に使い社員や、業者さんとほぼ毎日食べる、飲む、歌う・・・とコミュニケーションを図っていました。
とにもかくも無我夢中、懸命に仕事に向かっていたように振り返ります。

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今回の東京出張は久しぶりに学生時代の友人を呼出し、昔を懐かしみながら時間の共有です。
気を遣わず、今でも言いたいことを言いながらノスタルジーにふける時間は楽しいものです。
お互いではありますが、長い年月を経て、ついつい老いも感じるわけですが、彼らの屈託のない笑顔に出会えることは幸せですね。

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限られた時間の中で大好きな「はとバス」に乗車しました。
今回はスカイツリーに登ったり、街中を散策したり、イルミネーションを巡ったりの天井の無い2階建てのナイトバスツァーです。
確か以前は「オオ・ソレミーオ」をもじって「オオ・ソラミーヨ」というネーミングのバスだったように思います。
ここの所寒くもなって、屋根のないバスは風が強くも感じましたが、それでも快適に約3時間の小旅行を友人と共に楽しみました。

この「はとバス」ツァー、東京駅の丸の内口から歩いて5分と便利なところに乗車口が存在します。
創業は1948年と言いますから76年目ですか、色々と変遷があって今日に至ってます。
1958年東京タワーが出来たころからは大盛況、「はとバス」の知名度が一気に上昇したそうです。
東京ディズニーランドも追い風となった様です。
が、逆にオイルショックやバブル崩壊時には存在の危機にも至って大変だった様です。

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いろいろとバスツァーが体験できるのがいいですね。
朝早くからの「日光コース」や、「鎌倉・江の島コース」「箱根コース」などもありますし、僕が経験した中では劇団四季の「キャッツ」を観劇するコースや、「東京湾クルーズ」などもあります。
他にもたくさん、「大江戸ハイライトコース」や、「浅草演芸場」に行くコース、「東京のグルメツァー」や、「食事をしながらの隅田川下り」「芸者さんと遊ぶツァー」や、普段はちょっと行きにくい「ゲイバーツァー」や「ホストクラブツァー」もあったように思います。
時代と共にいろいろと工夫があって、その都度楽しめます。
予約も必要なコースもありますが、ついぶらりと乗車するような1時間コースもありまして多種多様でもあります。
個人的には屋根のない2階建てバスツァーが好きで、この日も寒かったのですが風を心地よく感じながら周遊しました。

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東京の街はいつも動いていますね
こうやって東京へ顔を出すと自分も時代に置いていかれてないような感覚になります。

初めて東京を訪れたのは中学校の修学旅行でした。
国会議事堂や皇居、東京タワーや、銀座、夜景の美しさに魅せられました。
今ちょっと困るのは、随分と宿泊費が高騰してきたことでしょうか・・・オーバーツーリズムの影響からかもしれません。

人の多さに「人に酔う」感覚になってしまう事もあります。
最近は満員の列車に、ついつい躊躇してしまう事もありますね。
この街でいざ大災害が起きたらなんて思ってしまう事も・・・。

それでも東京は魅力を持っています。
東京の街は博物館や美術館、演芸場やたくさんの観光スポット、スポーツ施設の多さ、日本の中心としての数々の魅力がここには存在します。
何らかの刺激が満ちていて退屈はしませんね。
時々は顔を出してみたい街、1年に最低1回は訪れたい場所でもあります。

今の僕にとって東京はセトラー(住人)でなくトラベラー(旅人)となりました。
いつまで東京を散策できるのでしょうか。
可能な限りこれからも東京の放浪をしたいものですね。