住宅業界で育った僕が、現在のコンサルタントの仕事をするようになってからは,ある種当たり前ですが、住宅業界以外の企業にも数多く接するようになりました。

大きく2分すると、個人のお客様を相手にする企業と、法人のお客様をお客様とする企業があります。
その営業手法には相違もありますが、企業が生き物であることは同じです。
ご存じでしょうが、企業に永遠はありません。
国有化の企業が民間へと変化する事もありますね。
国鉄から8つのJRに変わったり、郵政の民営化が顕著な例です。
ちなみに日本の企業の平均寿命は34.1年というデータがあります。
倒産した企業の平均寿命は23,8年というデータも事実の様です。
反面、10年以上継続している企業は4559社存在しているという現実もあります。

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このブログでも、お話したこともあるかもしれませんが、金剛組という企業は何と創立1400年という世界でもまれな古い企業です。
実は世界の長寿企業の約半分が日本に存在しています。
東京商工リサーチでの調査では池坊華道会や、温泉旅館、宗教用具小売業や、清酒製造業などが多いようです。
日本企業が創業からの歴史が長い要因は日本独特の家督精度の習慣に起因していると言ってよいでしょう。

さて、僕がマネージャー時代、3つの大切な事を掲げていました。
いわば、強い組織になる為の絶対条件です。
その一つは・・・社員みんながお客様目線で物を考える事・行動する組織
その二つは・・・社内のコミュニケーション度の高い組織
その三つは・・・やろうとすることをすぐ実践する組織


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ご縁を頂いて多くの企業様に顔を出させていただいて思う事です。
お客様目線で(自分自身がお客様になったつもりで)仕事が出来ていない事が多々あります。
またその以前に「組織」になり切れてない、つまりは「集団」のままの企業が多いという事です。
よく社員さんたちに質問するのですが、残念ながらほとんどの関連企業が「集団」のままで、「組織」になれていない状態でした。
もっともそうであるからこそ僕の出番があるのかもしれませんが・・・。

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毎日の1つ1つの行動を検証してみましょう。
お客様の立場に立ってみた場合、気持ちの良い行動になっているでしょうか。
最近はカスハラの言葉が先行していますが、お客様との信頼関係がしっかりしていれば、そういった問題もそう頻繁には出てこないように思います。

かつて僕がクレームに悩んだ時期がありました。
3年間ストレスで苦悶した日々が継続していました。
クレームが大嫌いで、大嫌いで避けていたように振り返ります。
クレームがお客様からの期待であると理解するまで時間がかかりましたが、クレームをポジティブに捉えるようになってから随分と気分も楽になりましたし、また業績向上にもつながりました。

いつまで継続できるかわかりませんが、ご縁を頂いてかかわりを持っている経営者の方には外からお客様目線でその企業を見つめていく事をお薦めしています。

本を読む人が減ってきています。
電話の応対も苦手な社員さんが多くなってもいます。
つまりは客観的に判断する力が弱くなってきていますし、またコミュニケーション能力も落ちてきています。

日本人のやる気がかつてと比べて随分と落ちてきている今こそ企業の業績向上のチャンスと考えています。
マネージャーやリーダーの腕の見せ所でもあります。

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楽しい会社にすること、会社へ顔を出すことが嬉しいと思う会社にすること、そんなところに業績アップの秘訣が眠っていますよ。