僕の心の中には日本人の生産性を高めて、強かった日本をもう一度との夢があります。
今回のセミナーでもいかにマネージャーやリーダーがメンバーの心に火を付けてやる気を向上していこうという話をしました。

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ご縁を頂いて多くの企業の顧問の仕事をさせて頂いています。
その顧問会社の社員さん達にお聞きします。
会社に顔を出すのは楽しいですか?
残念ながら答えがイエスではない事が多いのです。
ノーであるとも思いませんが。
働き方改革で業績が落ちたら残念です。

会社に出社する事が楽しくならないのでしょうか。
僕が、私が、会社に行かないと(会社で仕事に向かわないと)会社が大変な事になってしまう、つまりは自分が会社に行って仕事に就くことが必要で、自分が会社に行かないと会社が大変になってしまう…となればいいかもですね。
自分の役割、存在感が重要です。

言い方を変えて自分の会社が好きですか?従事している仕事内容は好きですか?
どうでしょう。
果たして「はい」という答えが返ってくるでしょうか?
是非とも「はい」と答えが返ってきて欲しいものです。

会社を好きになるかどうかの答えの一つに会社が自分と同一化しているかどうかということが挙げられます。
経営に自分が参画していると感じると、会社との一体感が出ると思われます。

では、どうしたら経営参画型になるのでしょうか?
経験から申し上げれば、社員さん一人一人の意見を聞くことではないでしょうか。
そしてそういった意見を仕事に取り上げていく事ではないでしょうか。
僕の経験ですが、初めて支店長としてマネジメントを任されたとき、最初に社員さん全員から「改善点」を挙げてもらいました。

全員の意見を聞いて、緊急度、重要度、必要度等を考えた上ですぐ実行しました。
社員さんの上げて頂いた改善案の中で素晴らしいものは表彰もしました。
社員さんが良い会社にしていこうと考えている事実が理解できて嬉しかったですね。
みんな、心の奥底では仕事で頑張って実績を上げ、ボーナスももっと欲しいと考えている事もいい感じに思えました。

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次には5S運動を取り入れました。
整理・整頓・清掃・躾・清潔の5つのポイントです。
また日頃から思っておられた無理・無駄・斑について社員さんの御意見を伺いました。

様々な改善が利益を生み、生産性を高め、モチベーションを挙げ、福利厚生面の充実にもつながり、社員が元気になり、職場が明るくもなり、お客様からの評判も良くなり。業績の大きな向上に繋がっていきました。

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社長にあってのお客様は社員さん達です。
また会社に出入りされる取引業者の皆さんたちです。
そういったお客様である社員さん達が社内で気持ちよく働いていただくことは社長にとっては何よりうれしいものであるはずです。
ちなみに会社としてのお客様は自分たちの商品を購入していただくお客様方です。

社員さん達が活き活きと仕事に向かえば必ず業績アップになっていくのではと信じています。
会社へ顔を出すのが楽しい、他の社員さんと会うことが嬉しい、やっている仕事にやりがいを感じるとなれば、仕事場が盛り上がるように思えませんか?

今の日本全体に感じる事です。
もっと仕事場に華を、もっと仕事場に熱を、楽しく仕事をする工夫を考えたいものです。