「今月はどうだった、契約できたのか・・・?」
「ダメでした、来月は頑張ります」
貴方の会社では、そんな上司と部下のやり取りをしているなんてことはないですよね。
業績の上がらない会社の典型的な例です。

サラリーマン時代からこのあたりの指導は徹底していたように振り返ります。
「今月は結果が出なかったね、今期の計画に対して現状55%の進捗率だよ、来月の予定はどうなってる?進捗率も80%まで伸ばしてもらいたいな。いつも結果を出してくれる君の事だから期待してるよ」

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「はい、今月は60件の面談予定に対して48件と行動量が不足でした。日々の時間管理に大いに反省点があります。又、契約予定のお客様に対しての詰めの甘さがありました。お客様が納得されてない箇所がいくつかあったのが契約に至らなかった何よりの要因でした。来月は確実に55件の面談を達成し、その中でアポイントの面談率を80%に高めます。どうしても契約が月末に集中しがちなので今月契約できなかったお客様は10日までにクロージングします。課長の同席もお願いしたく考えています。5日の午後2時を予定していますが課長のご予定はいかがでしょうか?その折はどうかよろしくお願いいたします。」

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「またもう一人先月お引渡させて頂いたお客様がご紹介くださったお客様が順調に推移しています。ご一緒に営業同行もしていただいたので早い段階で信頼を頂いています。こちらのお客様は25日までには結論をもらうつもりです。建築予定地の調査も先月22日に順調に終わりプランも28日に提出いたしました。変更プランが5日には提出建物案内を同時に実行する予定です。奥様が特に気になさっておられるキッチン辺りは12日にショールームに案内予定です。ですから2棟の契約を期待して下さい」

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「オー、さすがだね。期待してるよ。何か僕に君を助ける事があったらいつでも気軽に言ってくれよ」
「はい、こちらこそよろしくお願い致します。設計にはプラン折衝時の動向をすでにお願いしてあります」

…ざっとこんな感じが日常だったような記憶があります。

大切なことは抽象的表現は避ける事です。
いつも具体的である事を当たり前化していました。

そのためには数字を使うことです。
これは業績向上の大きなポイントです。
数字は嘘を言いません。
数字を使ってコミュニケーションすれば必ず望ましい結果が出てくるものです。

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会社の期待値にそう、堅実なマネジメントのできる上司はこういった手法を必ず実行しているはずです。

部下を叱るコツや、褒めるコツも心得ている事でしょう。
そして部下の存在感を常に認めてもいるはずでしょう。