昨年末に腰椎の手術をしました。
2年ほど前から徐々に増していた痛みが随分とひどくなってきてそろそろ限界かなと思っての施術でした。
結果として痛みは消えたのですが、右足に麻痺が残り歩くのに多少不都合があります。

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つい最近のホテルでの出来事です。
この日は新幹線の駅から少し距離のあるホテルに宿を取っていました。
そして夕食はこのホテルでとろうと予定していました。
ホテルにチェックインし食事の話をすると当日は団体客が入っていてレストランが満杯状態で、夕食は用意出来ないとのことでした。
少しがっかりしましたが、近くの食事処を紹介して頂きそちらに向かうことにしました。
ただ今の自分には歩いては少し時間がかかりそうでした。

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何とかゆっくりではありますが歩いて夕食をとることが出来ました。
食事を終えて外へ出ると「加藤様ですね?」と呼ぶ声がします。
ホテルの従業員さんでした。
僕を迎えに来てくださっていたのでした。
個人的判断だったんでしょう、自家用車でお越しでした。
勿論、僕からはそんなお願いはしていません。
車に乗せていただくと「コンビニは寄らなくていいですか」など気配りもして下さいました。
サプライズで驚きでしたが親切な対応を嬉しく感じました。

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一般には従業員さんの対応が企業イメージを決めるものですね。
従業員さん達はお客様と直接接触する機会が多い為、お客様の印象を大きく左右します。
お客様は企業の商品やサービスに対する満足度を社員との接触やコミュニケーションを通じて形成し、社員の態度や対応がお客様に与える印象は企業全体のイメージにもつながっていくものです。
つまりは「人の対応が何よりの商品」だという事にもなります。

どんなに豪華なホテルであっても、従業員さん達の態度や対応がおろそかであったりすればお客様の満足度は評価されない事が多いですね。
今回のホテルに関して申し上げれば・・・・実はもっと気配りがあればいいのにと感じる部分も少なからずありました。
ただ、個人的なものかもしれませんが従業員さんの心配りに感心しました。
「ありがとうございます。あなたの親切さ、嬉しかったですよ」

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少しばかり不自由さを感じる身体になったことで最近人の優しさが身に沁みます。
何とかして回復し、また元気印を売りに仕事に励みたいのですが、果たしてそういう身体になってくれるのかどうか・・・。

また自分自身も人への対応がかつてと比べて多少は優しく温かくなっているような、そんな気もしています。

SDGSの時代です。
地球環境にも、そして人にも優しい対応が望まれる時代ではと感じています。