収入が伸びない・・・。
購買力が落ちる・・・。
経済が衰える・・・。

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20才から34才の人たちのデータですが親より豊かになれないと思っている人が34%いるといいます。
一方で豊かになれると考えている人は15%であるそうです。
また70%の人たちが頑張っても豊かにはなれないと思っているらしいですね。
また41%の人たちが今後生活が悪くなっていくと思っていて、良くなっていくと思っている人の7%を大きく上回ってもいるとのこと。
希望よりもどうやら絶望の方が上回っているようです。
ちなみに社員さん達が現在の会社で働きたいと思っている人は51%、キャリアアップしたいと考える人が24%いるといいます。
現在の日本の現実です。

かつて建築家の安藤忠雄さんの講演をお聴きした時に確か氏はこうおっしゃって見えました。
日本国民が一番幸せだったのは昭和33年頃ではないかと。
昭和33年というとまだまだ経済発展途中、私達の生活が豊かとまではいっていなかったと記憶します。

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確か東京タワーが建築された頃、僕が感動に涙して2度観た映画『3丁目の夕日』は確か当時が時代背景です。
安藤氏がお話しされていたのは当時の日本人たちがこれからの日本はきっと素晴らしい国になっていくだろうという希望があったという事だろうと推測します。
日本国民が希望に満ち満ちていたのが当時という事でしょう。
そしてまた僕も全くと言っていいが同感です。
当時は貧しかったけれど心は明るかったですね。
日本の明日がきっと素晴らしい未来になると信じて疑わなかったのです。

現在私たち日本人は希望が無くなってしまったのでしょうか?
顧問している会社に海外から仕事をしに来られている社員さんがいます。
仕事をしっかりこなし目が輝いているように感じます。
何かを必死で学んでいこうという気概がいっぱいです。
発展途上国の人たちに多く見られる現象はやる気に燃えていることです。
日本で学んだことを何れ自分の国で生かそうとする強い気概なのでしょう。

この世に生を受け、縁あって今の仕事に就き働く毎日、会社のために働こうなどと思わなくてもいいと考えます。
自分の為に働けばいいのです。
そして結果として会社に利益を与えればそれで十分だと思います。
またお客様に喜んでいただければ素晴らしい事です。
会社の社長をはじめ上司は社員さん達を何よりのお客様と考えているのでしょうか?
一人ひとりの社員さん達を一人の人間として認めているのでしょうか。

仕事は大変だけれどやりがいがあると思えているのでしょうか。
仕事をする毎日の中で自分の成長を感じているのでしょうか。
お客様の喜ぶ顔を頭にして仕事が出来ているのでしょうか。

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日本が好きです。
小さな国ですが有難いことに全国すべての都道府県に行く機会を得ました。
四季の変化があって(だからこそ勤勉な国民性も構築された)1年を十分に楽しむこともできます。
かつてのような元気な日本をもう一度作っていきたいと願っています。
「なあに、できるさ」
希望をもって体の続く限り頑張りたいものです。