毎年この季節になると色づき始めた木々に魅せられて小旅行に出かけてみたくなり、新緑の季節に顔を出した隠れ家的な蕎麦フレンチの温泉宿にリピーターとして足を運びました。
紅葉には少し早いかなと思わせる時期ではありましたが、天気に恵まれてリフレッシュさせてもらうことが出来ました。

null null

この宿、南信州にあって、部屋数が八部屋しかないこじんまりした温泉宿です。
先回は私たち二人だけの貸し切り状態で、なんとも申し訳ないような感じでもてなしを受けました。
今回は旅行のキャンペーンも関係するのでしょうが満室状態、宿の皆さんも忙しく立ち振る舞われておられました。
僕もお土産券を頂きありがたく早速使わせていただきました。

コロナ感染の声を聞いてからはもっぱら国内の温泉宿に癒しを求めています。
それも極力小さな宿、宿に入ってもほとんど他のお客様と一緒にならないようなこじんまりとした佇まい、それでいて温泉の湯にこだわりもあります。
また食事にも、普段とは違った趣を味わいたく色々と各地の(…と言っても自宅から車で出かけられる範囲以内ですが)宿を物色しています。
おかげさまで随分と多くの温泉宿が頭の中にはインプットされてきました。
おそらく温泉好きの方々とは話が合うのではと思います。

null null
null null

仕事柄でしょうね、そういった宿の方々のおもてなしが気になったりもします。
満足度は温泉の質や料理ももちろん関係しますが、接客して下さるお宿の皆さん方の対応から判断されることが多いですね。
素晴らしい宿と期待して宿泊させていただいても、期待外れで残念ということも遭遇します。
宿に宿泊された方々からの口コミを拝見しても、「素晴らしい!」と高評価される場合と「もう2度と宿泊しません!」と厳しいご意見がある時があります。
1つ1つの口コミの意見に対して、毎回毎回しっかりと返事を書かれている宿もあります。(素晴らしい事ですね)
かつての自分の住宅会社のマネージャー時代のクレーム対応と似たような感覚で見つめてしまうこともあります。
ほとんどの宿が午後3時からのチェックイン、朝は11時がチェックアウトという状態ですから、その隙間に掃除やら片付けやらいろいろと雑務をこなされるのでしょうが、想像するに随分と大変なのではと推測します。

null

僕のように料理には鶏肉はダメですので他の物と変更してください…などとわがままを言う宿泊客の方も少なからずはおられるでしょうし・・・。(鳥アレルギーです。申し訳ありません)
「一期一会」の出会いをいかに気持ちよく過ごしていただくか、大変な努力があるように感じてなりません。
そしてそういった中から更なるリピーターを創っていく事は、まさに努力のたまものと言ってよいのではと思います。

null

今回のお宿も心がこもった接客が印象的でした。
嬉しかったのは先回お会いした時の話した内容をスタッフの方が覚えていてくれたことでしょうか。
お客様に関心をもって接することはとても大切なことに思われます。
「ありがとうございます」
また機会を見つけて違った季節に訪ねてみようと感じさせてくださる素敵なお宿でした。