最近、偶然ですが九州と愛知の顧問会社の社長が同じ本を手に取っておられました。
本の名前は『数値化の鬼』という書です。
いい本を手に取っておられるなと感心致しました。

この本は最近の書ですが(2022年3月発行)、かつて『数字で話せ』(2019年3月発行)という書も目を通させていただきました。

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僕自身が経営に携わっていたころの話です。
常日頃から口に出していた持論です。
私達は二つの事を実行していきましょう・・・。
「具体的な話をしよう!」「現実的な話をしよう!」でした。
そしてそこでの基本として、絶えず数字を使って話をするという事でした。
不思議ですが、数字を使って話をするとその話は具体的になります。
企業はご存じのように営利を目的としています。
毎月の業績の推移がその企業の経営に大きく影響致します。
業績向上の為には目標数字の達成に対する社員の意識向上が不可欠です。

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経営トップが今期は頑張って欲しい…だけ社員に対して話をするなんてことはないと考えます。
絶えずそこには目標数字が存在する筈です。
リーダーが「もっと面談件数を延ばそう!」という場合、この場合のもっとを具体的にする必要があります。
数字を使って例えば1日8件の面談数を頑張ってこなそうと指示する事が重要ですね。

日々、数字を使っての仕事上のやり取りを当たり前化することが、社員さん達の意識強化につながり、業績アップに貢献すると申し上げてよいでしょう。
往々にしてみられる上司の評価は個人的感情による人間関係(好き―嫌い)もあります。
そういった弊害を無くす為にも数字を見て判断することが客観性があって正しいものの見方に繋がっていくと考えた方が良いですね。

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様々な企業に顔を出す度に、数字を使う会社と、そうでない会社の差を感じます。
そしてほとんどの場合間違いなく、常日頃から数字をベースに話をしている会社が勝ち組となっています。
一言で表現すれば数字を使うことは客観的に自分の会社が見えるようになるという事かと思います。

毎月の契約目標も、それを実現しようとする行動目標も数字でしっかりと確認していきたいものです。
数字は正直な社員の姿を映し出します。
数字を使っての日常を強くお勧めいたします。