緊急事態宣言が解除になりました。
「ホッ」としていいのか・・・どうか、つい錯綜してしまいますが、いずれにしても自分でしっかりと自分の身体を守ることは大切ですね。

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 コロナ化で減少気味だった仕事が、少しずつここへきてオファーが増えてきています。
(ありがたいことです)
確かに講演やセミナーはすっかりと依頼が減りました。
 僕の仕事のほとんどは『住宅会社顧問』で検索していただくとお判りのように、主に住宅関連企業に対しての顧問活動があげられます。
 それにしても出張自体は随分と形を変えざるを得ませんでした。
逆に不慣れであったオンラインは少しできるようになりましたが・・・。

 この1年近く仕事時間の減少と共に、自分時間が増え、自分を見つめること、つまりは健康管理や家庭でのあり方、これからの人生をどう生きるかなど考える契機にもなったように思います。

 さて本業の話ですが、関与している企業様の中の2社において後継者問題も現存します。
確かに、双方ともに現社長が素晴らしい存在であり、業績もこの数年進捗しているのは事実なのですが、だからこそ次が難しいと見えます。

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 巷間よく「懐が深い」ということを耳にします。
現実に経営者である社長には「懐の深さ」が要求されるのも事実です。
「懐が深い」とはどういうことでしょうか。
「懐」とは和服と胸に生まれる空間を指します。
かつては和服と胸の間に財布を入れていたので懐は所持金や内心などの気持ちを表し、幅広い意味でつかわれるようになったようです。

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 一般に「懐が深い」という言葉は心が広くて包容力を持っている事を言います。
「懐の深い」人の特徴はどういう人でしょうか・・・?
感謝や謝罪がちゃんと従順にできる人。
つまりは偉ぶることなく、どんな人にも分け隔てなく対応できる人でしょうか。
ライバル心を持つこともなく、妬みや嫉みも持たなく、相手の素晴らしい長所や才能を認める人。
人に対して公平で人助けが進んでできる人。
自分だけでなく、他人や周囲を鑑みて考えることのできる人。
必要に応じて相手を立て周囲との人間関係を良好に保てる人。

 心の余裕や包容力という意味では僕なんかはまだまだですが、これから会社を背負っていこうとする次の経営者の方には「懐の深さ」を意識して頂きたいなと期待もします。

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 人は期待されると、その期待に応えようとする力を持っています。
役職が上がると、今まで以上の人間性ができてくるといっても過言でありません。
次の経営者を目指そうとする人にはぜひ、「懐の深さ」を身に着けてほしいものです。