今年もつい先日(3月13日・14日)積水ハウスは全国一斉に『住まいの参観日』を開催いたしました。
 このブログでも過去何回かご紹介したことがありますが、僕にとっては大変懐かしい、また思い出がいっぱい詰まった、また感動に値するイベントでもあります。

null null

 1989年9月、全国の積水ハウスで第1回の『住まいの参観日』が開催されました。
が、実際はその前から東海3県(愛知・岐阜・三重)では『住まいの参観日』を実施していました。
 その『住まいの参観日』を企画・立案したのが僕を含め7名の当時中部第一営業本部販売促進委員会のメンバーでした。
 毎日仕事に終始した中で、当時の営業本部長から「君らで何か面白いこと考えろ・・・」と声をかけられ、それならといって住宅を建設していただいたお客様のご自宅をお借りして、数多くの展示場ではない実際の住まいを見てもらおうと考えた行事が『住まいの参観日』でした。
大当たりでした。
沢山のお客様が来場してくださいました。
中には入り切れないほどのお客様であふれかえった会場もありました。
住まいをお貸し頂いたオーナー様には感謝、感謝です。

null null

 積水ハウスは当時勢いのある企業でした。
特に営業力では他社に負けていませんでした。
とにかく量を数多くこなしました。
そしてその中から質が出来ていったように記憶しています。
仕事、仕事の毎日でしたが、自由闊達な雰囲気があって働き甲斐のある企業でした。

 そして、通常現場見学会という形で1件の家を見てもらうパターンでなく、積水ハウスならではのスケールメリットを生かした数多くの住まいを2日間で見てもらおうというこのイベントは我々の熱意が通じたのか、結果として好業績につながり、東海地区のみならず全国イベントとして開催することになったのです。

null

 …ですから全国イベントになって32年、我々の企画からは34年ほどの月日が経過したことになります。
 名古屋西営業所の販売促進委員であった僕は春日井店の店長でもあり、率先垂範で住宅営業で販売にも注力していました。
 とにもかくにも多忙な毎日でした。
 それでも、当時販売促進委員に任命されることは名誉なことでした。
 様々な社内の営業行事を考え、積水ハウスという会社を更に業績向上させるための原動力となってほしいという期待を背負っていました。

 そんな中から生まれてきた行事が『住まいの参観日』です。
自分で言うのもおこがましいですが「参観日」という言葉を使ったのは良かったですね。
皆さん、かつての幼かった時代の「参観日」には思い出があるようです。

 この『住まいの参観日』は積水ハウスで住宅を建てられた方々の協力があってこそ開催できる行事でもあります。
 住まいを提供してくださるオーナー様が、「積水ハウスって素敵ですよ!」と応援してくださるイベントでもあると僕は考えていました。

null null

 人と人との結びつきで新しいお客様が増えていく・・・そんなことを可能にする、そんな一大イベントが『住まいの参観日』であってほしいと、少なからず思い願っている僕でもあります。
 いつまで継続していく行事かどうかはわかりません。
自分たちが作った『住まいの参観日』、住宅営業の素晴らしさを感じてもらえるものであってほしいなとも思うこの頃です。