2020年、今後の住宅の着工戸数は減少が予想されます。
個人的には83万戸あたりが着地地点かと考えています。
また消費税が上がった影響だけかというとそうではありませんね。
2025年には60万戸時代に突入するという予想もあります。

20200119-yjimageL5JEUQB2.jpg

 現実に人口は減少してきています。
現在12600万人あたりですが2045年ぐらいには1億人を割ってしまう予想です。
また空き家の数は850万戸あたりになってきていて、これももう増えていく一方です。
将来的には何と2000万戸になるという予想もあります。

 そんな中で驚くのは様々な住宅会社が今年も業績を伸ばしていくことをさも当たり前に考えていることです。
 昨年と比較して単純に業績をアップさせようとするなら120%の行動量を実施すれば、また120%質を高めてようやく今年と同じ受注の確保といっていいでしょう。

20200119-yjimage68C2WXFJ.jpg 20200119-yjimage0ESH5B99.jpg

 ここで提案です。
今年を乗り切っていくための施策として・・・・・
1、1棟、1棟の利益をしっかりと確保する。(値引きをしない、利益率を上げる)
2、そのためには契約金は多くいただく(前受け金率アップ。受注金額の10%もらう)
3、キャンセルなどの無駄を絶対的になくする。
4、業務のサイクルをスピード化していく(契約から引き渡しまで6か月でできないか)
5、費用対効果をしっかりと見直す。(経費の点検)
6、SNS対策に注力する。
7、営業の行動力を向上させる、顧客との触れ合いの時間を増やしていく。
8、OB顧客を今まで以上に大切にして紹介を受注する。
9、時間の使い方を検証、時間帯効果を高めていく。
10、管理職は自分が率先垂範で動く。(働き方改革にも連動)

 マネージャーは今まで以上に基本業務を日々点検することが不可欠です。
自らメンバーに対して背中を見せ、自分からメンバーの中に入っていくことも重要です。
「何かあったら相談しろ・・・」などと言っているようじゃダメですね。
常に日々のどこかで顔を合わせてメンバーと語り合うことを当たり前にしたいものです。

20200119-yjimage0C96CTHM.jpg 20200119-yjimage5JID1H5V.jpg

 今年が終焉したときにはっきりと勝ち組と負け組が明確化します。
毎日時間の使い方を意識し、こういった時代であるからこそアナログにメンバーと向き合うことを当たり前化しましょう。

 人間関係が淡泊になってきている今こそ、人間関係作りを強くしていく必要があると思います。