「困ったことがあったら何んでもいい、相談に来なさい」
そういった言葉をかける上司がいます。
部下に対するこういう姿勢は大切なことです。

 ところがです。
現実にはなかなか相談事に行く形になっていません。
僕の経験上でお話すれば、こういったケースはまずもって相談にはいきませんね。
社員さん達にしては本当に相談に行っていいかどうか迷いがあります。
上司の言葉はあくまでも建前ととらえてしまっています。

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 上司に必要なこととは何でしょう。
自分から部下の社員さんのもとへ「どうだい調子は?」と声をかけにいくべきです。
そして具体的に仕事の話を聞くことです。
何に悩んでいるのか、どうしたら解決するのか、一緒になって考えてあげることです。

 部下の社員さんはそこで思うでしょう。
この上司は本物だ、この日とは信じられると。
この上司とともに仕事をすることの喜びを。
組織の中にいる存在感を。

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 会社は家族だと考えます。
社長は親、社員さんたちは子供たちです。

 そういった上司がどうやら少なくなっている感じがしてなりません。
「熱意」という言葉がどこかへ行ってしまったような感じさえします。
寂しいことです。

 上司は部下に対して期待してあげることが重要です。
その前にまず「認めてあげる」ことが肝心です。 
 不思議なものです。
人は期待してあげるとその期待に応えようと努力するそうです。
逆に、期待しないと期待に応えることに至らないそうです。

 そんなお話を講演で語らせていただきました。
皆さん真剣にお聞きくださり講師としては嬉しい限りでした。
また今回の会場が岐阜だったこともあって、お聞きくださった人の中に私の高校の(岐阜県立関高校)後輩の方がおられ講演後に私のもとへおいでくださいました。

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 サプライズでしたが、嬉しいことですね。
思わず握手をいたしました。
来月は横浜で講演を依頼されています。
小さな感動でもいい、ちょっといい話ができれば幸いです。