積水ハウス時代、営業を18年間経験しました。
辛かった3年間が貴重な時期だったと振り返ります。
そういった時間を過ごすことも人生においては必要なのではと感じています。

 僕はとても生意気な営業だったかもしれません。
愛知県・春日井店、店長時代の僕は、転勤拒否宣言に近いことを口にしていました。
ただし業績は落としませんとの前提のもとです。
10年間のプレイニングマネージャーの時代は春日井地区のエリアの販売強化に懸命でした。

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その後岡崎支店への転勤が決まります。
今回は支店長というマネジメントの仕事であり今までとは変わって責任も違ってきました。
営業のみならず、現場・設計・総務・経理・積算・発注・アフターすべてにおいての責任者です。
また社外の数多くの工事店はじめ職人さん、関連業者さんたちとの関係もしっかりと構築していく必要がありました。
大変ですがやりがいだけは随分とありました。

 そんな中で売れる環境はどうして作ったらよいのかを学びました。
試行錯誤を日々繰り返す中で努力した分が形になって出てきました。
それはもう毎日が戦いの連続だったという思い出があります。

 一番重要視したことはというと社員のモチベーションをアップすることでした。
大変な仕事であっても面白いと思わせることがポイントです。
人は自分のためになる仕事(自己成長につながる仕事)には大変であってもやりがいを感じてくれるものです。
また遊び感覚を仕事に導入することも考案しました。

 結果として108名の社員で年間売り上げ120億円の支店が構築できました。
6年間で60億円のアップ、社員一人当たりの売り上げ全国第1位になりました。

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 今、住宅会社の顧問として多くの企業に顔を出しています。
皆さん本当に頑張ってくれていてほとんどの会社が業績向上しています。
これはもう営業手法もありますが、いちばんは何といっても社員さんたちのやる気といって過言でありません。
つまりは僕の仕事の一つは社員さんたちに仕事の喜びを知ってもらって業績アップにつなげることでしょうか。
もちろんほかにも僕の仕事はたくさんありますが・・・。

 不思議なものです。
同じ社員さんたちなのに…こんなにも業績が違ってくるものかと・・・。
業績アップしていく企業は社員さんたちが元気ですね。
社員さんたちが明るいですね。
社員さんたちがコミュニケーション度が高いですね。
社員さんたちがプラス思考でもあります。
また社長のEQ度が高いですね。
(ちなみにEQとは感情指数のことを指します。こころの知能指数とも表現されます。)

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 やる気のある社員さんたちの会社にしていくことは簡単ではありませんが、そういう環境にしていくことが社長の務めであると考えます。
経営者の顧客は社員さんであることを理解したいものです。