全国各地の住宅会社(住宅メーカーから地域ビルダー・工務店まで)に顔を出す機会を本当に数多くいただいています。
 同じ仕事をしているのにその仕事の手法がこんなに温度差があるんだと気づきもたくさんあってびっくりもしています。
 その中で今日は顧客名簿についてお話してみたく思います。

20181004-yjimageMXHPMFIL.jpg

日常、営業はお客様の新規の名簿を毎月何らかの形で入手します。
例えば展示場来場、インターネットでの引き合い、スーモカウンターから、現場見学会、電話から、紹介、雑誌から、インスタグラム・・・住宅会社によっても様々な引き合いルートがありますが、気になるのはその新規の引き合いカード1枚当たりにかかる費用です。

 会社は様々な費用をかけることによって新規の引き合いを取得します。
広告宣伝費、販売促進費、展示場出展費などが主だった費用でしょうか・・・。
取得する費用は1枚当たり7万から10万円と予想します。
もちろんこの費用も会社によって随分と相違がありますことをあらかじめ理解しておく必要はありますが・・・。

20181004-yjimage.jpg-13578.jpg 20181004-yjimageAA2HI1IE.jpg

 ここで大切なこと、営業が意識しておきたいことは何か。
自分たちの会社が大きなコストをかけて取得した新規の顧客名簿を契約という目的に向けてしっかりとフォローしていくことです。
そこにはもちろんスピードも要求されます。
信頼をもらうためにはどうしたらよいのかを考えていくことも重要です。

 ところがです。
この新規の名簿が大切にされていない住宅会社もあります。
中には驚嘆する現実にも遭遇します。
せっかく会社が大きな費用をかけて取得したお客様情報である名簿が入手したままになっていて接触されていないという現実です。
もう唖然としか言いようがない状況にぶつかることもあります。

 住宅会社によっては1か月に数枚しか顧客情報が入ってこない会社も実在します。
そのため、新規の名簿を取得するために賃貸マンションやアパートにポスティングをしたりする会社も現存します。
逆に驚くほどたくさんの名簿が入手される会社もあります。
素晴らしいことですが、残念ながらこういった住宅会社ほどお客様との接触頻度が低いのも事実です。

20181004-yjimage.jpg-097564.jpg

 お客様の心理を考えましょう。
僕も積水ハウス時代営業として数多くのお客様との出会いがありました。
最初から積水ハウスで建てますからとおっしゃるお客様は誰一人としておられませんでした。(建売はまた別です)
新しいお客様との数多い接触の中から徐々に徐々にお客様の信頼を勝ち取って契約まで至ったわけです。

 お客様からオファーを頂いたならばスピードを持ってその声にこたえたいものです。
メールや、電話、場合によってはラインもよいと考えます。
展示場や見学会への来場であれば次回のアポイントをきっちりととっておきたいものです。
お客様への対応一つで契約できるかどうかが決まります。

20181004-yjimage3IC6LYNX.jpg

 お客様は会社を選ぶだけでなく、商品を選別し、営業を判断もします。
お客様の気持ちを汲んで、どうしたら喜ばれるか、どうすれば選んでもらえるか真剣に考えたいものです。