九州での仕事でした。
無事に仕事を終えて熊本駅を17時21分発の特急「みずほ」に乗車して新大阪駅へ。
20時24分新大阪駅着。
ここで乗り換えて20時37分発東京行き「ひかり」で名古屋21時28分着降車、その後中央線に乗り換えて地元の春日井駅に22時頃到着という予定だったのですが、京都・米原間で新幹線に異常事態が起こったようです。

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 新大阪駅で新幹線車内でじっとしている時間が続きます。
僕の脳裏にはかつて松本へ仕事へ行った際の帰り、特急「しなの」が大雪で動かなくなってしまい34時間の間、列車内で缶詰状態になった時のことを思い出しました。
 その時は途中4度、握り飯の差し入れがあったのですが、大自然に対して人間の弱い一面を感じました。
 またJRの対応にも少なからず疑問点を持ちました。

 今回は米原駅周辺で3時間近く立ち往生の状態が続き、結局名古屋駅に新幹線が到着したのは翌日の深夜1時45分でした。
 朝5時までは仮眠用の列車が用意されましたが、一般の列車の運航は全て終わっており翌日の仕事の関係上名古屋駅からタクシーで春日井駅まで行かざるを得ませんでした。
この日は自宅についたのが午前3時という状況でした。
つまりは4時間20分の遅れが生じたということになります。

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 最近ちょくちょく思うことですが、JRの対応が従来の信頼を保つものから少しづつ揺らいでいる感じがしてなりません。
日本のかつての国鉄から始まったJRの素晴らしさは世界に誇れる素晴らしいものでした。
時間厳守から安全性に至るまでその評価の高さは自慢できるものだったと記憶します。
 
 ついハインリッヒの法則が頭に浮かびました。
1930年代アメリカのハインリッヒが労働災害の発生確率を調査したものです。
「1:29:300の法則」ともいわれます。
1件の重症事故の背景には29件の軽症事故と、300件の障害に至らぬニアミスがあるという経験則です。

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 そういえば最近よく列車の遅れを経験します。
そして今回のような大事故ではないにしろ軽症事故に値するものを時に感じます。
今回はこのたぐいだと申し上げていいでしょう。
大事故に繋がらなければよいのですが、悪い予感もついついしてしまいます。

 我々の現状もハインリッヒの法則を意識することは大切ですね。
常日頃から大事故への対策をしっかりと考慮しておくこと、本日の一件は良き教訓のように感じました。