1月25日のカンブリア宮殿に大学の同学年の小澤さんが出演しました。
株式会社コロンバン代表取締役社長、小沢俊文さんです。

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 いやぁびっくりしました。
法政大学時代、存在感のある人間で親しい間ではありませんでしたが個性的だったせいもあって彼の顔はよく覚えていました。
その後コロンバンの社長になったことは風のうわさで聞きました。
ですがまさかカンブリアに出演とはサプライズでした。

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 番組では大学卒業時入社した三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)からコロンバンに出向して経営が危機に陥っていた会社を立て直したことを中心に『原宿ロール』や『原宿焼きショコラ』、大学の校章入りクッキーなどの数々のヒット商品を生み出している現状などが語られました。

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経営状況が思わしくなかったかつてのコロンバンを伸ばすための最優先課題は売り上げを伸ばす事でした。
宮内庁ご用達など文化的遺産はあったものの創業者が亡くなってからは売り上げが大幅に落ちていました。
売上・店舗数などの縮小が起きると一時的に固定費は下がりました。
それの繰り返しから表面的な利益は出ます。(減収増益経営)
販売拠点が減少し、商品数も減り、売る商品がなくなるので売り場が減り人が減り技術者や技術そのものもなくなっていったといいます。
新卒の採用もなく、人材と組織・仕組み・モノがなくなってしまう状態でした。
設備の老朽化、社員の退職…成長している組織では会社についていけない人が辞めますが、縮小傾向の会社では優秀な人材が辞めていきます。
社員の不満を上げた300項目の改善、中長期計画の実践、PDCAサイクルの活動…やれることを実行していきました。
社内の様々な抵抗にもあったこと、それでも強い意志でけん引していったこと、少しづつ結果が出てきて経営が順調になり社員のやる気も上がってきたこと・・・・よく理解できます。
 
 積水ハウス時代でも僕も感じたことです。
社内で日本一になった時ももちろん簡単ではありませんでした。
もちろん抵抗勢力もありました。
社員さんや取引業者さんたちの声を聴き改善に役立てました。
自分から降りて行って社員の心を掴むこと、そのためのコミュニケーション、根気比べ、我慢比べいろいろありました。

 だからこそ小澤社長に共感もできます。
またかつての同級生ということもあって親しみも感じました。
感動もしました。

 番組の中でも小澤社長の率先垂範な態度や営業活動、商品開発が目立ちました。
リーダーが動けば社員さん達も動くものです。
そして経営もよくなっていくものです。
70歳までは継続して頑張るということですが応援していきたいですね。