♪「君とよくこの店にきたものさ、訳もなくお茶を飲み話したね」ガロの『学生街の喫茶店』の一説です。学生時代には「お茶の水」界隈で「丘」や「田園」、「飯田橋」界隈で「サヴォイア」などの喫茶店によく入ったものです。当時は8時間もの長い時間コーヒー1杯で粘ったりしたこともありました。最近学生時代当時に入った喫茶店を訪ねてみましたが残念ながら存在しませんでした。当時愛読した五木寛之のエッセイに出てきた中野にある「クラシック」、中野駅前のアーケード内にある古時計いっぱいの名物喫茶店も無くなっていまして寂しい思いをしたのです。思えばあのころはまさに「喫茶店」の時代だったのでしょう。今やドトールコーヒーに代表される喫茶店の変化があります。そんな中で依然として頑張っているのが「ルノアール」や「滝沢」でしょうか。
 僕の地元名古屋にはその勢力をどんどん拡大している喫茶店があります。その名は「コメダ珈琲店」。モーニングサービスから「どえりゃー事、食べ物が出てくる」名古屋にあってその存在はサプライズを感じさせます。

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