2019年 11月の記事

November 2019
カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
偶然ですが同じ日に二つの住宅会社へ顔を出しました。
はじめに顔を出した会社、僕が顔を出すことは事前に連絡済みです。
会社の受付には女性が2名着座してらっしゃいました。
2名も必要なのかな・・・(僕の感想です。)
 挨拶すると、座ったままで「こんにちわ」と挨拶されました。
残念ながら笑顔はありません。
次に出てきた言葉は意外でした。
「お約束ですか?」
正直がっかりしました。
「お待ちしていました。すぐ〇〇〇は参りますのでそちらに掛けてお待ちいただけますか」という答えを期待していました。

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 あとで判明したことですが、受付担当のお二人はアルバイトということでした。
たとえアルバイトであろうとお客様からすれば社員に映ります。
しっかりした応対を教えているのかどうか疑問に思えてなりませんでした。
 こちらの会社を訪ねられるお客さまもおそらくはいい印象を受けられないはずです。
契約前のお客さまでほかの会社も検討中だったら「この会社はやめとこうかな」と思われても仕方がないでしょう。

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 企業にとって大切なことは「お客様に近づいていくこと」なはずです。
常に顧客目線でものを考えて業務に向かう姿勢が必要です。
また一度お会いしたお客さまであれば、そのお客様の特徴を覚えておくことがポイントですね。
お客様がお帰りの時にはお出迎え以上にしっかりとご挨拶してお見送りしたいものです。

 実は最近この会社の業績が芳しくありません。
かつては順調に業績を上げていて他の住宅会社の見本でもありました。
おそらくトップが変わったことから社内も変化してきたと言っていいでしょう。
何も指示を受けないと人は皆、楽な方向へ流されていくものです。
寂しい思いをしてその会社を後にしました。

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 次にもう一つの企業へ顔を出しました。
この会社には特別な受付はありません。
僕が顔を出すとそこにいらっしゃった社員さんが全員すぐさま起立して「いらっしゃいませ」と挨拶をされました。
しかも全員が笑顔です。
気持ちの良い応対に僕も気分が良くなりました。
この企業は随分と長くにわたって業績が好調、素晴らしい実績を上げておられます。
経営トップに感心するのは率先垂範でお客さまにも対応されることです。
まさに管理者の見本といってよい経営者です。
社員さん一人一人が気持ちよく仕事をしている感じがしっかと伝わってきました。
さっきとは逆でこういう会社とならば契約したくなりますね。

 いまさらながら第一印象は重要です。
ちょっとした挨拶、礼儀だけでほとんどの企業の業績がわかるものです。

 経営コンサルタントの立場からは業績の良しあしが第一印象や挨拶で分かります。
間違いありません。
 組織の一体化、一丸となって戦うことは何もスポーツに限ったことではありません。
会社もまさに一つになってこそ、塊度が強ければ強いほど業績に寄与するものです。
挨拶を馬鹿にしてはいけません。
挨拶ひとつで業績が変わります。
心して意識したいものです。


 


カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
 積水ハウス社員時代の仲間(w君)と紅葉見学に寸又峡(静岡県)に出かけました。
昨年も滋賀県にW君と紅葉見学に行ったのですが、その日はまさに紅葉真っ盛りでした。
今年は時期がまだ少し早いようでしたが、それなりに楽しむことができました。

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 W君は僕が岡崎支店長時代、豊田店の店長として大変活躍してくれた社員さんです。
聞き上手でお客様からの信頼も厚く成績優秀な営業リーダーでした。
その後は住宅業界での経験を活かし、保険業界に活路を見出しアクサ生命・プルデンシャル生命で大活躍、また株式投資に力を入れて今や週休5日で人生を謳歌しています。(働き方改革の見本です)
 休日は登山と温泉巡りに東奔西走していて、前もって連絡すれば時間がとれる限り付き合ってくれます。(ありがたい貴重な人間です。感謝してますよ。)

 今回も愛知から静岡県寸又峡まで長時間ドライブしていきましたが、快く往復の長い距離の運転手をOKしてくれて助かりました。
道中は思い出話についつい花が咲きます。
かつての積水ハウス岡崎支店時代のことがもっぱら話の中心です。
「よく仕事をしましたね」「みんな本当によく頑張ったよなぁ」
「あいつ、今どうしてる?」「元気で人生楽しんでいますよ」
確かに毎日が戦争、社員さんや業者さんの努力の積み重なりで積水ハウスの全国トップの業績を上げた支店を築き上げました。
僕もまた自宅から会社まで近距離にもかかわらず単身赴任をして仕事に明け暮れた6年間でした。
まさに当時は働くことが本当に美徳でもあった時代でした。
テレビのCMソングでも ♬24時間働けますか・・・と歌っていました。
まさに仕事に対してのめりこんだ、すごい時代でもありました。

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 今や、コンプライアンスが叫ばれ始めてから我々の仕事への取り組みの手法も随分と変化してきています。
遊ぶことも美徳、家庭を大事にすることも大切、そんな中で時間をいかにうまく使うかがとても重要になってきているように思えてなりません。
ONとOFFをうまくコントロールすること、年齢とともに時間の流れが徐々に加速度をつけて早くなっていきます。
そんな中、今日も満ち足りたいい時間が取れたように思えました。

 充実した時間を作っていくことは不可欠ですね。
「集中力」×「時間」=「仕事量」です。
また最終的には「人生を楽しむために時間を消費する」よう・・・ありたいものです。
 
カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
 ここにきて台風や暑さが遠のいたこともあり久しぶりに妻と温泉に出かけてきました。
 最近は体調や仕事の関係もあっていつも直前になっての予約ですが、自分なりにいろいろと検索するとそれなりの行きたい場所が見つかるものです。
時間を見つけての宿探しもそれはそれで楽しいものでもあります。
 彼女(妻)の了解も大切なことで必ず打診します。
彼女の賛同があって二人の小旅行が魅力を増してくるものです。
彼女の喜ぶ顔を見ることの楽しみも僕にとって旅の喜びになっていることも事実です。
最近は単なる旅からもう少し自分たちの思い出を作る旅に変化してきているように感じています。

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 今回は宿泊先としては初めての山梨と、時々顔を出す伊豆を尋ねました。
宿泊先はどちらも初めての宿でした。
選択した宿はどちらも宿泊者の口コミランキングの高い宿、5点満点で4,7以上の評価を得ているもので我々の期待度も高まっていました。

 期待値を超えた時、人は感動を味わうものです。
山梨の宿ではサプライズがあり感動を味わうことができました。
場所は築120年となる古民家を改装した懐石処、受け継がれた伝統的な宮大工による匠の技と新たな旅館文化、和へのこだわりを元に作られた佇まいの中で、普段とは違って私たちはカウンターの横に並ぶように座って食事を頂きました。
そして私たちの心を夢中にさせたのは、宿の御主人が夕食をゆっくりと時間をかけながら私たちの目の前で数々の料理を提供してくださったことです。
まさにおもてなしの世界、日常の喧騒から離れ、雑念を忘れるかのような、時の御馳走を味合わせてもらいました。

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2時間半の時間が静かに流れていきましたが、時間の経過が長くは感じませんでした。
丁寧に、料理人でもあるご主人は食材の説明をしてくださいました。
そのほとんどが地産地消、地元の旬な食材を使ってのもてなしでした。
それはもう期待をはるかに超えた「おいしさ」だけでなく「温もり」の世界でした。

 今回の小さな旅は私たち夫婦の心に残る思い出の一つになったように感じています。

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翌日、山梨から静岡へと向かう途中、朝霧高原で眼前に現れた富士山はまた格別の美しさでした。
 明日への希望が湧いてくるような生きる力を頂きました。(感謝)