2019年 10月の記事

October 2019
カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
 東京での仕事の後、東京ビッグサイトで開催されている「東京モーターショー」へ顔を出してきました。
「東京モーターショー」は世界で行われる5大モーターショーの一つで主催は日本自動車工業会です。

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 若者の車離れなどの社会現象が影響してか一般の入場料2000円に対して18歳未満は無料という配慮がなされていました。(そのせいか、若い人たちも多かったような感じがしました)
 また驚いたことにはトヨタの車が本来置かれているブースに車がありませんでした。
モーターショーの在り方がかつてと違う方向へと変化していることが伝わってきました。
車を見る場というより車を囲みながら生活を楽しむ場へと転換している、まさにそんなイメージです。
 時代とともに一世風靡した車が絶対的な物でなくなっているような、そんな感じがしないでもありません。

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 振り返れば東京モーターショーの歴史も長いものがあります。
1954年「全日本自動車ショー」と名売って始まったのが最初でした。
そして1991年には来場者の数は201万人の最高値に達しました。
ところがその年をピークに徐々に来場者の数は下降線をたどり、先回は77万人でした。

 そんな中でしたが空を飛ぶ車や、「魔法のほうき」型の車などユニークで夢のある車の展示もありました。
 車の将来性を考えての子供たちを対象とした「キッザニア」、車にペイントを施すお遊びコーナーや、車をデザインする仕事を体験するモノ、警備ロボットなど、今後を見据えた展示物も目立ちました。

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 過去来モーターショーといえば車とコンパニオンを自分のカメラに収めるのが楽しみという人も多かったと記憶しますがそんな形が違う形に変化してもいますね。(確かにそういったお目当ての方も見かけはしましたが…)
 全体にモーターショーが観客が楽しむものへと変わってきているように思われました。
また参加型イベントの様相を感じさせるものでもありました。

 我々住宅業界のイベント、例えばOBのお客様向けの「感謝祭」などももっとお客様参加型であるべきなような気がしてなりません。
 また「モノ」から「コト」へと住まいの在り方の変化もしっかりと認識したうえで、展示場の在り方やプランニングなどの対応も考えていきたいものです。

 そしてまた昨今の大きな自然災害に対して、我々が提供する住まいが人と暮らしを守るシェルター的役割を担うものであることも忘れないでおきたいものです。
カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
 ラグビーがすごいですね、盛り上がりましたね。
日本チームも本当によく頑張ってくれました。
全員が一つになって戦うチームプレイの素晴らしさを改めて感じました。
またチームを率いたマイケル・リーチキャプテンのリーダーシップも素晴らしいものがありました。
そしてまたチームを築いたジョセフコーチの存在も忘れられません。
素晴らしい思い出を与えてくれたことに「感謝」の気持ちで答えたく思います。

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 さて、ありがたいことですが、この1週間も忙しくさせていただきました。
山梨からの帰り台風の影響もあって新幹線が止まり1日東京で缶詰状態にもなりました。
東京近辺の交通網がストップし、タクシーもまばら、セブンイレブンも店じまいして、パニック状態はこんな感じで進んでいくのかと実感もしました。
 台風の被害にあわれた皆さん方にお見舞いを申し上げます。

 愛知に戻って、某金融機関の管理職の方々に1日研修、夕方から九州へ向かいました。
業績のよい企業は決まってリーダーたちが元気なものです。
また従順性がある企業とそうでない企業でもずいぶんと差が出てくるものです。
同じ内容で研修を行っても随分と企業によってモチベーションが変わり、温度差があるものなんだと実感もしました。

 リーダーは褒めることと叱ることの双方ができることが望ましいですね。
メンバーに対して「ありがとう」や「ごめんなさい」が言えるかどうかも大事なことのように思います。
またわからないことは「教えてくれないか」とメンバーに聞く事も大切な様な気がします。
毎日の仕事の中のどこかでリーダーはメンバーと接点を持っていただきたいものです。

 かつて三菱UFJ銀行の管理職研修を担った折、受講された85名の方々の真摯さに心打たれたことがあります。
さすが日本を代表するメガバンクの管理職の方々と高く評価しました。

 リーダーは重要ですね。
メンバーにどれだけ関心をもって常日頃接しているかはとても重要です。
リーダーの愛情がメンバーのモチベーションに随分と影響し結果を作っていくものと判断します。
時には「リーダー」として、そして時には「個人」として接することも必要に思います。

 毎日の報告や連絡、相談も「させる」ものから、メンバーからリーダーに「したくなる」ものとなってくると違いますね。
そこには信頼関係がしっかりと構築もされていくはずです。
メンバーを毎日しっかりと観察し、メンバーの耳の痛いこともはっきりと伝えること、ぜひメンバーの成長願望をサポートしてあげてほしいものです。

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 あなたはあなたのメンバーが好きですか・・・?
あなたはあなたのメンバーだとしたら幸せですか・・・?




 
カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
 台風の関係で新幹線が動かず東京で思わぬ立ち往生でした。
改めて自然災害の恐怖を再認識せずにはおられませんでした。
 皆様方のエリアにおいては台風の被害状況はいかがでしたか。
災害に遭遇された方々に対して心からのお見舞いを申し上げます。

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 住宅業界に身を置くものとして住宅は我々を守ってくれるシェルターの役割を果たしているものと考えています。
住まいを考えるうえで重要な要素は数多くあり、人それぞれの価値観で何を重要視するかは違ってきますが、住宅供給者側としての責任として自然災害に強いことは大切であり、そこに住まう人間の安全を提供していくことも必要不可欠であると考えます。

 外観・デザイン・構造・予算・プランニング・・・いろいろな選択肢がある中で何を一番重要視するか、住宅購入者としては迷われることでしょう。
 昨今は決定権者が主人から奥様へと大きく変化していることもあり、どちらかといえばハードな面よりもソフトな部分が選択の比重を占めてきているようにも感じています。

 全国の住宅会社に顔を出していて感じることがあります。
かつてと比較して随分と営業力が弱体化してきている感じがしてなりません。
また購入者側であるお客さまも、極論ではありますが「家を建てる」という感覚から「家を買う」という感覚へと幾分変化しているようにも感じます。

 積水ハウスの新人時代、何度も何度もお客様宅へ顔を出しました。
新人時代の顧客名簿を振り返ると契約まで50回以上の訪問を繰り返しています。
家を契約してもらうためには自分自身をいかに信頼してもらうかが大きなポイントだったように振り返ります。
「積水ハウスと契約するのでなく加藤さん、あなたと契約するんだからね」なんて言う言葉を随分と頂いた記憶があります。
営業冥利には尽きるのですが、少し現在の住宅営業の形とはズレを感じてしまいます。

 SNS全盛の時代になってWEB対策を強化している会社が増えつつあります。
僕もまた住宅販売の極意として現在そういった情報網を重要視していく手法に賛成です。

 ただそういう中で「天は二物を与えず」といいますが、数多くの情報やお客様からの引き合いを頂いている住宅会社の社員さんたちには意外かもしれませんが営業力が弱いように感じられます。

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 かつての新人時代、当時の積水ハウスはもちろん鉄骨オンリー、屋根材はカラーベストだけ、屋根勾配は皆一律で2寸5分、瓦希望のお客さまには要望が受け入れられず、積水ハウスには失礼ですが外壁はプレハブそのもので、大きな目地が浮き彫りで、もっと何とかならないものかと常々感じておりました。また価格も通常の住宅の1,5倍ほどしたと記憶しています。

 売りにくい住宅を何とか販売に持っていくために様々な工夫をしたように思います。
その大きな一つが住宅を販売するのではなく自分自身を信頼してもらって契約へと結び付けていくということでした。

 今、多くの住宅販売の営業に申し上げたいことがあります。
「人は知らない人から住まいを買わない」ということです。
もっともっとお客様に近づいていってほしいのです。
顧客をしっかりと理解したうえで、また反対にお客さまにもしっかりと皆さんを知ってもたったうえで契約行為を成立してほしく希望します。

 新人時代、お客様は皆年長の方々ばかりでした。 
様々なお客様から人生を学ばせていただきました。
毎日が勉強の時間だったような気がしてなりません。
そんな日々の繰り返しの中から自分磨きができてきたように振り返ります。
住宅産業は素晴らしい仕事です。
お客様の身を守り、夢を実現し、お客様が一生に一番大きな買い物となるものを私たちが提供するのです。

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時代が変わり積水ハウスも設計度の自由さが向上し、様々な構造の住まいが商品化され、高級感あふれる外観もあり、地震や火災、風にも強い住まいも提供されています。

 住宅が売れない、どうしたら売れますか・・・と悩むよりも、もっともっとお客様に関心をもってお客様の胸の中に入っていく勇気を持っていただきたいものです。
カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
 若き友人、地球写真家石井友規君が先日オフィスを訪ねてくれました。
今回は初めての4K映画にチャレンジしたとのことです。
タイトルは『時の糸ぐるま』、何でも2年間かかって完成に至ったそうです。
10月22日の天皇即位がテーマにもなっています。
 今回彼がメールで予告編を送ってくれました。
素晴らしい映像です。
彼の情熱があふれていて、静かに、強く心に伝導してきます。
とても綺麗です。
どうか皆さんもご覧になってください。



 地球写真家の石井君と知り合って10年以上になるでしょうか。
かつてヨットで北極へ行ってきた過去も素晴らしい冒険だったと大変評価しています。
毎年、年末には僕のオフィスを訪ねてくれますが、その純粋さには魂を奪われます。

 僕も心の中で彼のサポーターになっていて応援もしています。
何でもこの『時の糸ぐるま』は海外の映画祭にも出品を考えているそうで、ますます期待が持てそうですし、夢が広がっていきます。
「内助の功」といいますか、奥様もデザイナーであられ彼の作品にはいろいろと協力している形が出てきます。(こういったところも感動ものです)

 この作品(映画)を契機に彼が一躍有名になってしまうような感じも正直しています。
ちなみにこの10月27日から一般公開をするそうです。
まずは彼の現在住んでいる徳島から上映の旅が開始されます。

 地球写真家石井友規君のロマンに満ちた『時の糸ぐるま』、もし皆さんの目に触れるような機会があれば、ぜひご覧になってみてください。

 心が洗われるような、彼の世界の魅力を感じるはずです。
そしてまた純粋で透明感のある彼の優しさが溢れています。
つい涙が頬を伝うかもしれません・・・・。
 


カテゴリー:スポーツ
author: Masahiko Kato
 ありがたいことに全国に存在する住宅会社の顧問を数多くさせていただいています。
その中の一つの住宅会社に金田正一さんとかかわりのある企業がありました。
その会社の記念パーティーが開催されたとき、たまたま同じ円卓で偉大なる400勝投手金田正一さんとご一緒させていただき食事をさせてもらったことがあります。

 帰り際に金田さんの大きな手を触らせていただきました。
硬くてごつい大きな大きな手でした。
この手が誰も達成したことがない400勝をなしえたのだと考えると本当にすごい!と感じました。

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 その金田さんが86歳で帰らぬ人となりました。
プロ野球唯一の400勝投手、通算奪三振4490、通算完投365、通算イニング5526回3分の2、通算対戦打者22076打者、通算四死球1808はすべて日本新記録です。
素晴らしいとしか言いようがありません。
また史上最年少ノーヒットノーラン達成者、史上2人目の沢村栄治賞受賞者でもあります。

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 愛知県出身、享栄商3年時、豪速球が買われて国鉄(現ヤクルト・ソワローズ)に入団、2年目の1951年からはその快速球と大きなカーブを武器にエースとして君臨しました。
黄金ルーキーとして鳴り物入りで巨人に入団した長嶋茂雄を4打席4三振に打ち取ったことは有名な話です。

 国鉄球団には失礼な話ですが当時弱小球団だった国鉄であれだけの活躍、晩年になって巨人に入団しますが、国鉄以外のチームで投げていたのであれば500勝近く上げていたのかもしれません。

 ロッテの監督となってパリーグで1位、同年の日本シリーズではセリーグの覇者中日を破って日本一にもなりました。
その後も球界の御意見番としてメディアで様々な活躍をなさいました。プロ野球における存在感はとても大きな人物だったと記憶します。

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 昭和を飾った偉大なる人たちが少しづつ世を去っていきます。
夢を与えてくれた人たちが命を絶つことはとても寂しいことです。
今の僕にとってスポーツ観戦が大きな楽しみであることが事実で、たくさんのスポーツからモチベーションもいただいてもいます。

 偉大なる400勝投手金田正一氏よ、永遠なれ!
たくさんの夢を与えていただき本当にありがとうございました。
どうか、安らかにお眠りくださいますよう・・・・・。